ご利用者の声|修繕を窓口に相談した介護施設の事務長・施設長5人のお話|介護施設 修繕の窓口
監修営繕の専門家
30年以上
運営スキマグループ
合同会社

ご利用者の声

介護施設の修繕を窓口に相談して、何が変わったか
事務長・施設長・営繕担当5人のお話

小さな修繕から、居室のドア、エアコン、特殊浴槽の故障まで。修繕を窓口に相談した施設の方5人に、相談する前に困っていたことと、相談してから変わったことをうかがいました。

取材・構成:介護施設 修繕の窓口 監修:鈴木 貴行(介護施設営繕・修繕の専門家) 更新:

いつもの会社に頼めないとき、窓口で早くなる5つのこと

設備が壊れて早く直したいとき、ふつうはまず、いつもの会社に電話します。建物をよく知っていて、話が早いからです。窓口が役に立つのは、その電話がつながらないときや、すぐには来てもらえないとき、見積が高いのか分からないときです。このあと紹介する事例2の営繕担当の方も、いつもの業者さんが忙しいときに窓口を使いました。そうしたときに窓口でできることを、早さに関わる順に5つにまとめました。

急いで直したいときの、いつもの会社だけの場合と、窓口にも並行して送る場合の流れの比較いつもの会社だけ窓口にも並行して送るいつもの会社に電話写真と状況を送る(24時間受付)出ない・折り返しを待つ窓口が直し方の見込みを立てる「来週になります」合う業者に同時に声をかける別の会社を自分で探して説明現地確認の日程は窓口が調整会社ごとに現地確認の日程を調整同じ条件の見積が並ぶ比べる相手がなく金額を判断できない早さと費用で合う先に決める待つ時間が積み重なるいつもの会社の予約はそのままでよい
図1 急いで直したいときの流れ。左はいつもの会社だけに頼む場合、右は窓口にも並行して送る場合です。いつもの会社の予約は、そのままでかまいません。

1. いつもの会社が電話に出ないとき、待たずに次の手を打てる

いつもの会社が電話に出ないとき、折り返しを待つ間も、設備は止まったままです。窓口へは、フォームとLINEで24時間、相談を送っておけます(ご返信は営業時間内です)。写真を添えれば、言葉だけでは伝えにくい状態も伝わります。

2. 「来週になります」と言われた修理を、ほかで早く直せないか同時に探せる

いつもの会社の予定を待ちながら、同じ案件を窓口に送れます。窓口は案件と地域に合う業者に声をかけ、早く来られる先があるかを確かめます。ただし、部品や機器の入荷待ちが理由の場合は、どこに頼んでも早くならないことがあります。理由は介護施設の設備故障、即日で直るかは部品で決まりますで説明しています。

3. 現地確認の日程を、業者ごとに一つずつ調整しなくてよい

見積を比べるには、業者ごとに現地を見てもらう必要があります。3社に頼めば、3回、日程を合わせることになります。窓口に相談すると、施設の方に伺うのは立ち会える日時の候補だけで、業者との日程の調整は窓口が行います。

4. 同じ条件の見積が並ぶので、高いか安いかが分かる

見積は、業者ごとに工事の範囲や工法、作業の時間帯といった条件が違うと、合計の金額を比べても意味がありません。窓口は同じ条件で見積をそろえるため、内訳の行ごとに比べられ、どこが高く、どこが安いかが分かります。法人の規程で複数の見積が要るときの材料にもなります。

5. 修繕の知識がなくても、言われるままに決めずに済む

急いでいるときほど、業者に言われた直し方を、そのまま受け入れがちです。窓口では、営繕の知識をもつ担当が、送っていただいた場所・状態・写真から、考えられる原因と直し方の見込みを先に立て、その直し方に合う業者を、早さと費用の両面から選んで手配します。届いた見積や業者の説明が見込みと違うときは、その理由を確かめられるので、担当の方に専門の知識がなくても、決めるための材料がそろいます。

いつもの会社をやめる必要はありません。急ぐときや、金額を確かめたいときの「もう一つの手」として使ってください。

5人のお話に共通していたこと

5人の立場は、介護老人保健施設の事務長、施設管理と営繕の担当、介護施設の事務長が2人、グループホームの施設長と、それぞれ違います。相談した内容も、小さな修繕、居室のドア、エアコン、特殊浴槽とばらばらです。それでも、相談してから変わったことを並べると、次の2つに集まりました。

相談してから変わったこと

  1. 業者を一から探し、何社にも電話をして、同じ説明をくり返す手間がなくなった
  2. 修理で済むのか、交換が要るのかといった判断を、一人で抱えずに済むようになった

どちらも、修繕の「工事そのもの」ではなく、工事の手前にある段取りと判断の話です。介護施設の修繕は、担当者が本来の仕事と掛け持ちで受け持つことが多く、その段取りが重くのしかかります。5人のお話からは、その重さがどこで軽くなったのかが見えてきます。

修繕を相談する前とあとの流れの比較相談の前相談のあと不具合に気づく不具合に気づく業者を探して1社目に電話・説明窓口に1回送る(フォーム・LINE)2社目・3社目にも同じ説明をくり返す窓口が業者を手配(最大3社)見積を集めて比べる同じ条件の見積で比べる修理か交換かを一人で考える説明を受けて施設長と相談して決める連絡は、業者の数だけ施設からの連絡は1回
図2 修繕を相談する前とあとの流れ。左は業者を自分で探す場合、右は窓口に相談した場合です。5人のお話をもとに、一般的な流れとして描いています。

自分の施設に近い事例を探す

体験談を読むときにまず確かめたいのは、「うちの施設に当てはまるか」です。施設の種類と、相談した設備が近いお話から読むと、自分のこととして置き換えやすくなります。5人のお話を、その2つで並べました。

5人のお話を、施設の種類と相談した設備で並べた早見図老健介護施設グループホーム小さな修繕事例1居室のドア事例2エアコン事例3特殊浴槽事例4事例5縦が相談した設備、横が施設の種類です
図3 5人のお話を、施設の種類と相談した設備で並べた早見図。近いところから読んでください。
5人のお話の早見表
事例施設の種類・地域お立場相談した設備変わったこと
事例1介護老人保健施設・埼玉県内事務長小さな修繕修繕の段取りを、事務長が全部抱えなくてよくなった
事例2介護施設・東京都内施設管理・営繕担当居室のドアいつもの業者が忙しいときにも相談できた
事例3介護施設・東京都内事務長エアコン修理か交換かの判断まで相談できた
事例4介護施設・東京都内事務長特殊浴槽何社にも電話をする必要がなくなった
事例5グループホーム・大分県施設長特殊浴槽すぐに買い替えず、まず修繕の相談ができた

同じ設備でも、建物の古さや設備を使った年数、地域で、直し方と費用は変わります。近い事例がない場合も、場所・いつから・どんな状態かを送っていただければ、相談を始められます。

取材と掲載について

このページのお話は、修繕の窓口をご利用いただいた施設の方への取材にもとづいて掲載しています。かぎかっこの中は、ご本人のお話をそのまま載せたものです。内容はご本人の申告によるもので、個人の感想です。同じ相談をしても、建物の古さや設備の種類、地域によって、結果は変わります。

施設名とお顔は掲載していません。修繕の話には、建物や設備の状態、入浴や居室の様子が含まれます。施設名やお顔から、入居者の方とご家族、職員の方が特定されないようにするためです。写真を載せている方も、お顔は写していません。

ヘッダーと足元にある「ご相談実績710施設」「対応後アンケート平均4.1(218件)」は、当窓口の集計です。このページの5人のお話は、その中の一部です。

事例1 修繕のことまで、事務長が全部抱えなくてよくなりました

取材にご協力いただいた、埼玉県内の介護老人保健施設の事務長(お顔は写していません)
※施設名とお顔は掲載していません。入居者の方とご家族、職員の方が特定されないようにするためです。老健は地域に数が多くないため、施設名を伏せても、お顔から施設が分かることがあります。
地域・施設
埼玉県内・介護老人保健施設
お立場
事務長
相談した内容
小さな修繕
変わったこと
修繕の段取りを一人で抱えなくてよくなった

変わったこと:伝えるだけで、話が先へ進むようになった

この事務長のお話で、いちばん大きな変化は、修繕の段取りを一人で抱える形が変わったことです。見出しの「事務長が全部抱えなくてよくなりました」という言葉は、修繕したい内容を窓口に伝えるだけで、その先の話が進むようになったことを指しています。

背景:修繕は、事務長の仕事の一つにすぎない

介護老人保健施設の事務長は、経理や人事、行政への届け出に加えて、建物と設備の管理を受け持つことが少なくありません。修繕は、その中の一つの仕事です。どの業者に頼むかを決め、来てもらう日を調整し、見積を受け取って決裁に回す。小さな修繕でも、この段取りは同じだけかかります。

迷ったこと:「こんな小さな修繕でも、相談していいのか」

相談を始めるときに事務長がためらったのは、修繕の大きさでした。大きな工事なら相談先を探すのは当然でも、小さな修繕をわざわざ窓口に持ち込んでよいのか。その迷いを、事務長は次のように話しています。

「こんな小さな修繕でも相談していいのかな」と最初は思いましたが、実際に相談してみると、内容を伝えるだけで話が進むので非常に助かりました。

埼玉県内・介護老人保健施設/事務長

相談してみて:小さな修繕ほど、相談先が一つあると楽になる

小さな修繕は、一つひとつの金額は小さくても、件数が多く、そのたびに段取りが発生します。相談先が決まっていれば、修繕が出るたびに業者を探し直す必要がありません。「非常に助かりました」という言葉の重さは、その件数の多さから来ていると考えられます。

小さな修繕を相談するときに伝える3つ小さな修繕を相談するときに伝える3つ1. 場所どの部屋・どの設備2. いつから気づいた日・時間帯3. どんな状態写真があれば添える窓口から、合う頼み先と進め方をお返し相談する側が、業者の種類や原因を調べておく必要はありません
図4 小さな修繕を相談するときに伝える3つ。この3つがそろうと、相談した側が段取りを組み立てなくても、話が先へ進みます。

ほかの施設でも使えること

  • 小さな修繕を相談するときは、場所・いつから・どんな状態か、の3つを伝えます。写真が1枚あると、さらに早く進みます。
  • 急がない修繕は、ためておいて、まとめて頼むと費用を抑えやすくなります。
  • 「小さすぎて頼みにくい」と感じる修繕ほど、相談先を一つ決めておくと、事務長の手が空きます。

くわしくは小さい工事が断られるのは、1人工という単位のせいですと、「ちょっとした修理」に多いのは、この20ですで説明しています。

事例2 いつもの業者さんが忙しいときも、居室のドアの修繕を相談できました

取材にご協力いただいた、東京都内の介護施設の施設管理・営繕担当の方(お顔は写していません)
※施設名とお顔は掲載していません。営繕担当の方は、居室の中で入居者の方と接しながら作業をされます。お顔から施設や入居者の方が分からないようにするためです。
地域・施設
東京都内・介護施設
お立場
施設管理・営繕担当
相談した内容
居室のドアの修繕
変わったこと
いつもの業者が忙しいときにも相談できた

変わったこと:いつもの業者のほかに、相談先が一つ増えた

この方のお話で変わったのは、修繕の相談先の数です。施設にはいつも頼んでいる業者がいます。その業者が忙しく、すぐには来てもらえないときに、居室のドアの修繕を窓口に相談できました。いつもの業者をやめたのではなく、忙しいときの相談先が一つ増えた形です。

背景:決まった業者に頼んでいる施設ほど、繁忙期に止まる

施設管理と営繕の担当は、施設の中の不具合に最初に気づき、直す段取りをつける立場です。決まった業者に頼んでいる施設は、ふだんは話が早い一方で、その業者が忙しい時期には、修繕が先へ延びることがあります。居室のドアは、入居者の方が毎日使うものです。閉まりにくい、引っかかるといった不具合は、待つほど困りごとが増えます。

迷ったこと:「初めてのサービスで、正直どうかな」

窓口のようなサービスを使うのは初めてで、最初は半信半疑だったそうです。そのうえで、実際に相談したときの感想を、次のように話しています。

こういうサービスは初めてだったので正直どうかなと思っていたのですが、修繕したい場所と状況を伝えるだけで相談できたので、思っていたより簡単でした。

東京都内・介護施設/施設管理・営繕担当

相談してみて:場所と状況が伝われば、相談は始められる

この方が伝えたのは、修繕したい場所と、その状況です。ドアの不具合は、どの部品が原因かで直し方と頼む先が変わります。とはいえ、相談する側が原因まで突き止めておく必要はありません。どのドアが、どう具合が悪いのかが伝われば、相談は始められます。「思っていたより簡単」という言葉は、その手軽さを指しています。

居室のドアのおもな部品の位置枠クローザー(開き戸)取っ手錠と鍵戸車レール
図5 居室のドアのおもな部品。引き戸と開き戸の両方の部品をまとめて描いています。
ドアの症状と、原因の見当
症状見当をつける部品伝えるときに添えること
重い・途中で引っかかる戸車・レールどのあたりで引っかかるか
勢いよく閉まる・閉まりきらないドアクローザー閉まる速さ、最後に止まる位置
鍵がかからない・回りにくい錠と鍵いつからか、鍵の種類
取っ手がぐらつく取っ手ねじが見えるか
隙間ができる・こすれる枠どこに隙間があるか(写真)

ほかの施設でも使えること

  • いつもの業者を替える必要はありません。忙しいときの「もう一つの相談先」を決めておくと、修繕が延びにくくなります。「来週になります」と言われたら、待ちながら同じ案件を窓口に送っておくこともできます。
  • ドアの相談では、どのドアが、どう具合が悪いかを伝えます。原因の部品まで分からなくても相談できます。
  • 頼んだ業者と直した内容を記録しておくと、次に同じ不具合が出たときに早く進みます。

くわしくは建具の不具合は、6つの部品のどれかですと、毎回業者を探すのは、記録が残っていないからですで説明しています。

事例3 エアコンが急に冷えなくなったとき、修理か交換かの判断まで相談できました

取材にご協力いただいた、東京都内の介護施設の事務長(お顔は写していません)
※施設名とお顔は掲載していません。取材では空調の設備の状態にも触れました。施設が特定されないよう、お顔と施設名を伏せています。
地域・施設
東京都内・介護施設
お立場
事務長
相談した内容
エアコンの不具合(急に冷えなくなった)
変わったこと
修理か交換かの判断まで相談できた

変わったこと:判断の材料がそろい、施設長と相談しながら決められた

この事務長のお話で変わったのは、決め方です。エアコンが急に冷えなくなったとき、修理で済むのか、交換が要るのかを、施設の側だけで決めるのは難しいものです。必要な対応について説明を受けたことで、その説明を材料に、施設長と相談しながら進めることができました。

背景:急ぐ判断ほど、決裁の重さが乗る

エアコンが冷えなくなると、入居者の方の体調に関わるため、急いで動く必要があります。一方で、交換となれば費用が大きく、施設長や法人の決裁が要ることがほとんどです。急がなければならないのに、決めるための材料が足りない。事務長は、その板挟みの中に立たされます。

迷ったこと:修理か、交換か

施設側としては、修理で済むのか、交換したほうがいいのか判断しづらかったのですが、必要な対応について説明してもらえたので、施設長とも相談しながら進めることができました。

東京都内・介護施設/事務長

相談してみて:説明があると、施設長と同じ材料で話せる

修理か交換かを決めるのは、最終的には施設です。窓口ができるのは、決めるための説明をそろえることです。この事務長は、受けた説明をもとに施設長と相談し、進め方を決めました。事務長が一人で結論を出して施設長に上げるのではなく、同じ説明を前に二人で話し合えたことが、このお話の要になっています。

修理か交換かを考える3つの材料修理か交換かを考える3つの材料使った年数設置した年から数える部品が手に入るか補修用部品の保有期間これまでの修理費直した回数と合計の金額修理か、交換か同じ説明をもとに、施設長と相談して決める
図6 修理か交換かを考えるときの3つの材料。年数だけで決めず、部品と修理費もあわせて見ます。

ほかの施設でも使えること

  • エアコンが止まったら、業者に連絡する前に、部屋の温度を測って記録します。どの部屋から対応するかの判断に使えます。
  • 修理か交換かは、使った年数、補修用の部品が手に入るか、これまでの修理費の合計、の3つで考えます。
  • 交換の見積は、機器の型番と能力、撤去と冷媒の回収、配管を使い回せるか、時間帯の割増の4つの行で比べます。

くわしくは空調が止まった。業者より先に、室温を測ってください、空調工事の見積、介護施設が確かめる4つの行、設備の更新周期は、3種類の年数を並べて見ますで説明しています。

事例4 特殊浴槽の不具合で、何社にも電話をする必要がなくなりました

取材にご協力いただいた、東京都内の介護施設の事務長(お顔は写していません)
※施設名とお顔は掲載していません。入浴の設備は、入居者の方の暮らしに直接関わる話です。施設が特定されないよう、お顔と施設名を伏せています。
地域・施設
東京都内・介護施設
お立場
事務長
相談した内容
特殊浴槽の不具合
変わったこと
業者を探す電話をしなくてよくなった

変わったこと:業者を一から探す電話が、窓口への1回の相談に変わった

この事務長のお話で変わったのは、連絡の数です。特殊浴槽に不具合が出たとき、自分で一から業者を探し、何社にも電話をする必要がありませんでした。窓口に相談したあと、案件と地域に合う業者の手配は窓口が受け持ちます。

背景:特殊浴槽は、止まると入浴の予定が組み直しになる

特殊浴槽は、自分で浴槽をまたげない入居者の方の入浴に使う設備です。止まると、その日の入浴の予定を組み直す必要が出ます。しかも専用の機器のため、修理を頼める業者が限られます。急いで直したいのに、どこに電話をすればよいかが分からない。業者を探す電話が何社にも続くのは、この組み合わせのためです。

迷ったこと:どこに電話をすればよいか

何より助かったのは、私自身が一から業者を探して何社にも電話をする必要がなかったことです。

東京都内・介護施設/事務長

相談してみて:「何より」と言える手間が消えた

このお話で目を留めたいのは、「何より」という言葉です。修理の早さや費用よりも先に、業者探しの電話がなくなったことを挙げています。電話をかけるたびに設備の型番と症状を説明し、来られるかどうかを確かめ、断られたら次へ。その手間が、事務長にとってどれほど重かったかが伝わってきます。

業者を探す連絡の数の比較自分で業者を探す窓口に相談する電話のたびに型番・症状・場所を説明断られたら次の業者へフォームかLINEで1回だけ送る業者の手配は窓口が行う連絡:業者の数だけ連絡:1回
図7 業者を探す連絡の比較。自分で探すと、電話のたびに同じ説明をくり返します。窓口に相談すると、施設からの連絡は1回で済みます。

ほかの施設でも使えること

  • 特殊浴槽が止まったら、型番と症状を控えます。どの業者に相談するときも、最初に聞かれることです。
  • 入浴は、記録を残したうえで清拭に替えることができます。運営の基準には「入浴、又は清拭」と書かれています。
  • 保守契約があるかどうかを先に確かめます。契約があれば、まず契約先に連絡します。
  • 見積を比べるときは、現地確認の日程をそろえる手間と、見積の条件をそろえる手間がかかります。窓口ではこの2つを引き受けます(窓口で早くなる5つのこと)。

くわしくは特殊浴槽が止まった。入浴は清拭に替えられますと、特殊浴槽の保守契約、年に何回の点検が合うかで説明しています。

事例5 特殊浴槽が故障しても、すぐ買い替えではなく、まず修繕の相談ができました

地域・施設
大分県・グループホーム
お立場
施設長
相談した内容
特殊浴槽の故障
変わったこと
買い替えの前に、修繕できるかを相談できた

※この方は、写真を掲載していません。施設名も同じく伏せています。

変わったこと:「壊れたら買い替え」の前に、一つ段階が増えた

この施設長のお話で変わったのは、故障したときの考え方の順番です。特殊浴槽が故障しても、すぐに買い替えを決めるのではなく、まず修繕できるかどうかを相談できました。

背景:小さな施設は、設備が止まると代わりがない

グループホームのような小さな施設では、浴槽が1台しかないことがよくあります。止まれば代わりがなく、買い替えとなれば施設の予算に対して大きな出費になります。だからこそ、直せるものなら直したい。一方で、直せるかどうかを見立ててくれる相談先は、身近に多くはありません。

だからこそ、故障したからすぐ買い替えるのではなく、まず修繕できるのか相談できる窓口があるのは心強いと感じました。

大分県・グループホーム/施設長

相談してみて:「心強い」は、選べる道が増えたこと

「心強い」という言葉が指しているのは、修繕と買い替えのどちらかを選べる状態になったことです。結果として買い替えを選ぶことになっても、修繕できるかを確かめてから決めたのであれば、法人や職員に説明がしやすくなります。

設備が止まったときに買い替えの前に確かめる順番設備が止まったまず、修繕できるかを確かめる部品は手に入るか修理費はいくらか・故障は増えていないか直せる→ 修繕する直すより替えるほうがよい→ 買い替えを計画する
図8 設備が止まったときに、買い替えを決める前に確かめる順番。修繕できるかを先に確かめ、その結果で修繕か買い替えかを選びます。

ほかの施設でも使えること

  • 買い替えを決める前に、修繕できるかを一度確かめます。部品が手に入るか、修理費がいくらかが分かれば、比べられます。
  • 故障の回数が増えている、修理費の合計がかさんでいる、といったサインがそろってきたら、買い替えを計画に入れます。

くわしくは特殊浴槽の買い替えのサインは、7つありますと、小規模施設は、止まると代わりがありませんで説明しています。

5人のお話から見える、相談先を選ぶときの3つの目安

5人のお話を並べると、修繕の相談先を選ぶときに見ておくとよい点が3つ浮かびます。当窓口に限らず、ほかの会社や、いつもの業者を比べるときにも使える目安です。

相談先を選ぶときの3つの目安相談先を選ぶときの3つの目安伝えるだけで、話が進むかお話:事例1・事例2修理か交換かを、理由をつけて説明してくれるかお話:事例3・事例5業者を探す連絡を、自分で何社にもしなくて済むかお話:事例4
図9 相談先を選ぶときの3つの目安。5人のお話で「助かった」と語られた場面から取り出しました。

目安1:伝えるだけで、話が進むか

事例1と事例2のお二人は、どちらも「伝えるだけで」相談できたことを挙げています。相談する側が、業者の種類を調べたり、原因を突き止めたりしなくても、場所と状態を伝えれば話が始まる。忙しい事務長や営繕担当にとって、ここが最初の分かれ目になります。

目安2:修理か交換かを、理由をつけて説明してくれるか

事例3と事例5のお話では、修理か交換か、修繕か買い替えかの判断が中心にありました。どちらに決めるにしても、理由の説明があれば、施設長や法人に同じ材料で話せます。説明がないまま「交換です」とだけ言われると、決める人が判断の重さを一人で抱えることになります。

目安3:業者を探す連絡を、自分で何社にもしなくて済むか

事例4の事務長は、何社にも電話をする必要がなかったことを「何より」助かったと話しています。比べるために複数の見積を取ることは大切です。ただ、その手配を施設の担当者が一社ずつ行うと、本来の仕事の時間が削られます。見積を取る手配まで任せられるかを確かめておきます。

業者の比べ方そのものは、信頼できるかは、5つの場面で分かりますと、業者の比較は、足切りと優劣を分けてくださいにまとめています。

費用と、直るまでの日数の目安

体験談でいちばん知りたいのは、「結局いくらかかり、何日で直ったか」ではないでしょうか。どちらも、建物と設備の条件で大きく変わります。ここでは、考えるときの目安をまとめます。

費用は、工事の大きさで桁が変わります

小さな修理は数千円〜数万円、設備の交換は数十万円〜、大規模な改修は数千万円になることもあります。入居者がいる中の工事では、仮設・養生・時間帯の割増が、総額の2割から4割になることがあります。金額は、同じ条件でそろえた見積の内訳で確かめます。くわしくは費用の目安のページと、特殊浴槽の交換は、本体価格だけでは終わりませんにまとめています。

日数は、3つのどこで待つかで決まります

直るまでの日数は、現地確認の日程、業者の空き、部品や機器の入荷の3つで決まります。窓口に相談して短くできるのは、前の2つです。日程の調整は窓口が行い、案件に合う業者に同時に声をかけて、早く来られる先を探します。部品や機器の入荷待ちは、どこに頼んでも短くできません。その間は、仮設の機器や代わりの手段でつなぎます。

修理が終わるまでの日数を決める3つの要素直るまでの日数を決める3つ現地確認の日程窓口が調整して短くできる業者の空き同時に声をかけて早い先を探せる部品・機器の入荷どこに頼んでも短くできない部品待ちのときは、仮設の機器や代わりの手段でつなぐ
図10 直るまでの日数を決める3つ。窓口で短くできるのは、日程の調整と、業者を探す部分です。

止まっている間のしのぎ方は、設備によって違います。特殊浴槽なら記録を残したうえで清拭に、空調なら部屋の温度を記録しながらスポットクーラーや部屋の移動で、つなぎます。くわしくは介護施設の設備故障、即日で直るかは部品で決まりますと、設備が止まった方へをご覧ください。

修理か交換か、決めるための材料

事例3の事務長と事例5の施設長が求めていたのは、修理か交換かの結論そのものより、決めるための説明でした。事例3の事務長は「判断しづらかった」ところに説明を受けて施設長と相談し、事例5の施設長は、買い替えの前に「まず修繕できるのか」を確かめられることを心強いと話しています。

決めるための材料は、使った年数、補修用の部品が手に入るか、これまでの修理費の合計、止まったときの入居者への影響の4つです(事例3の図)。部品の保有期間が終わると、修理そのものができなくなることがあります。故障の回数が増えてきたら、更新を予算に入れる時期です。くわしくは特殊浴槽の買い替えのサインは、7つありますと、設備の更新周期は、3種類の年数を並べて見ますで説明しています。

施設長や理事長に説明するときの材料

修繕を決めるのは、多くの場合、担当者ではなく施設長や理事長、法人の本部です。事例3の事務長が施設長と同じ説明を前に話し合えたように、決める人と同じ材料を持てるかどうかで、決まる早さが変わります。説明に使える材料は、同じ条件でそろえた見積の比較表、選ばなかった業者とその理由、工事をしない場合の影響の3つです。

社会福祉法人は、入札をしない契約でも、原則として3社以上の見積を比べます。工事の請負で2社の見積合わせで足りる上限は、令和8年4月1日から引き上げられました。

工事の請負で、見積合わせに要る社数(随意契約の場合)
予定価格令和8年3月まで令和8年4月から
2社で足りる上限250万円以下400万円以下
それを超える場合3社以上3社以上

出典:厚生労働省「社会福祉法人における入札契約等の取扱いについて」とその一部改正(令和8年4月1日適用)。法人の区分によって扱いが違うため、法人の経理規程とあわせて確かめてください。くわしくは費用の目安:社会福祉法人の見積合わせの決まりと、修繕の稟議は、しない場合の費用を書くと通りますをご覧ください。

工事のあいだ、入居者と職員への影響を小さくする

介護施設の工事は、入居者の方が暮らしている中で進めます。事例2の居室のドアも、事例4・5の特殊浴槽も、入居者の方が毎日使う設備です。音やほこり、入浴や居室の使い方の変更は、時間帯・工法・区画の3つで小さくできます。工程と影響は、着工の前にご家族と職員に伝えておきます。

工事のあいだ入居者を守るための3つの工夫工事のあいだ、入居者を守る3つ時間帯食事や昼寝の時間を避ける工法と機械音と振動の小さいものを選ぶ区画と養生ほこりを空調に広げない着工の前に、ご家族と職員に工程と影響を伝える
図11 工事のあいだ、入居者を守るための3つの工夫と、着工前の周知。

くわしくは音は時間帯だけでなく、工法でも減らせます、認知症のある方への配慮は、専用フロアだけの話ではありません、居ながら大規模修繕の工程表と、入居者の移動の回し方で説明しています。

いつもの会社・メーカー・ビル管理・窓口の違い

修繕の頼み先は、窓口だけではありません。それぞれに向いている場面と、気をつけることがあります。窓口が向かない場面も、あわせて書きました。

修繕の頼み先ごとの、向いている場面と気をつけること
頼み先向いている場面気をつけること
いつもの会社(工務店など)建物をよく知っていて、話が早い忙しい時期は修理が延びることがある。1社だけだと金額を比べにくい
メーカー・代理店専用の機器の本体の修理分野の外の修理は頼めない。対応を待つことがある
ビルの総合管理の会社点検と日常の管理をまとめたい契約の範囲の外の修理は、別に費用がかかることがある
修繕の窓口急ぐとき、金額を比べたいとき、分野をまたぐとき職人と直接やり取りする機会が減る。地域や時期によっては3社そろわないことがある

事例2の営繕担当の方は、いつもの業者をやめずに、忙しいときの相談先として窓口を足しました。どれか1つに決めるより、場面ごとに使い分けるほうが、修繕は止まりにくくなります。くわしくは設備の故障をまとめて頼む形は、3つありますと、まとめると楽になりますが、3つを手放しますで説明しています。

窓口でできること、できないこと

お話を読んで相談を考えている方のために、当窓口でできることと、できないことを先に書いておきます。

窓口でできること・できないこと
項目できることできない・時間がかかること
相談の範囲小さな修理から大規模な改修まで、職種を問わず相談できます建物の構造に関わる工事は、設計者が要ります
見積1回のご依頼で最大3社の見積を取得できます地域や時期によっては、3社そろわないことがあります
現地確認業者との日程の調整は窓口が行います。立ち会える日時の候補をお知らせください施設の方の立ち会いが要る場合があります
受付フォームとLINEで24時間受け付けていますお電話での受付は行っていません。ご返信は営業時間内です
地域全国47都道府県の介護施設から相談できます繁忙期や遠方では、手配に時間がかかることがあります
決めること見積の内訳を比べる材料をそろえます。合わなければお断りいただけます施設の設備基準に合うかどうかは、行政の判断です

できないことをくわしく知りたい方は、ワンストップでも、できないことがありますをご覧ください。

届いた見積が合わなければ、お断りいただけます。窓口や仲介を使うときは、誰が何の費用を払うのかを契約の前に確かめておくと、あとで迷いません。確かめ方は手数料は、誰が払っているかで見え方が変わりますにまとめています。

ご相談から工事までの流れ

  1. フォームかLINEでご相談施設名とお困りの箇所を送るだけです。24時間受け付けています。
  2. 最大3社の見積をお届け案件と地域に合う施工業者を手配し、現地確認の日程も窓口が調整して、同じ条件で見積をそろえます。
  3. 比べて決める・工事内訳を比べて決められます。合わなければお断りいただけます。

ご相談とお見積りは無料です。どのような流れで進むかは、ご相談の流れでもご覧いただけます。

よくある質問

ここに載っている声は、実際の利用者の方のものですか

修繕の窓口をご利用いただいた施設の方への取材にもとづいて掲載しています。施設名は公開していません。内容はご本人の申告によるもので、個人の感想です。

なぜ施設名やお顔を載せていないのですか

入居者の方とご家族、職員の方が特定されないようにするためです。修繕の話には、建物や設備の状態、入浴や居室の様子が含まれるため、施設名とお顔は掲載していません。

ほかの施設の声は、どこで読めますか

事務長3人のお話を1年の流れにまとめた記事と、特殊浴槽や空調の不具合を窓口に相談した施設の声を載せた記事があります。下の「あわせて読まれている記事」と、お役立ちガイドからご覧いただけます。

相談の費用、小さな修理、受付の時間、対応地域などの質問は、よくある質問のページにまとめています。

この窓口の監修者

鈴木 貴行介護施設営繕・修繕の専門家

営繕・設備管理の経験30年以上。1,000施設超・3,000件超の介護施設の営繕と修繕に携わる。記事の内容と、頼み先・比べ方の考え方を監修しています。

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無料一括見積・修繕のご相談

  • 1回の依頼で最大3社
  • 相談・見積は無料
  • お断り可

施設名、お困りの箇所、いつからどんな状況かをご記入ください。担当より折り返しご連絡します。お急ぎの場合は「ご相談の種類」で緊急を選んでいただくと、優先してご連絡します。

お電話での受付は行っていません。このフォームかLINEで、24時間受け付けています。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

    1ご相談の内容
    ご相談の種類任意

    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

    水が漏れている場合は、先に止水栓か元栓を閉めてください。電気設備に水がかかっている場合は、ブレーカーを落としてください。写真はLINEから送っていただくのが最短です(24時間受付)。

    対象の設備・箇所任意・複数可

    写真任意・3枚まで

    全体が分かる引きの写真、症状が分かる寄りの写真、銘板(メーカー・型式のシール)の3枚があると、機種と範囲がその場で分かります。入居者の方が写らないようにお撮りください。1枚2MBまで(JPG・PNG・GIF・WebP・PDF)。スマートフォンの写真はそのまま選べます。大きい写真は送信前に自動で縮小します。

    2施設について

    3ご連絡先

    ご希望の連絡方法任意

    連絡のつきやすい時間帯任意・複数可

    4詳しく書ける方へ任意いつから・何回目か・何か所か・何名の施設か。分かるとお見積りまでの日数が短くなります

    同じ症状は

    補助金の利用

    他社のお見積り

    他社の金額をお伺いすることはありません。相見積の場合は、各社に同じ条件をお伝えします。

    送信すると、受付番号を記した受付完了メールが自動で届きます(ご入力の内容は記載しません)。受付とご連絡は、運営会社のスキマグループ合同会社が行います。ご相談・現地の確認・お見積りまで費用はかかりません。

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