本文へ メニューへ 相談窓口へ 相談窓口へ
介護施設専門の窓口ご相談施設 710施設アンケート平均 4.1

長期修繕計画

介護施設の長期修繕計画の立て方30年・5年・単年の3つと、優先順位の決め方

修繕の計画は、一つの表で全部を決めようとすると使えなくなります。30年・5年・単年の3つの長さで持つ方法と、その材料になる機器台帳、更新の時期と優先順位の決め方、予算と大規模修繕の進め方を順にまとめました。

  • 3つの長さの計画
  • 機器台帳の作り方
  • 優先順位の5段階
  • 法定耐用年数の表
  • 図5枚

構成:介護施設 修繕の窓口/監修:鈴木貴行(介護施設営繕・修繕専門家)/更新:

★★★★★対応後アンケートの平均(218件)
710施設ご相談いただいた施設
3つ計画の長さ
5段階優先順位の物差し
3通り大規模修繕の頼み方

修繕の計画は、一つの表で全部を決めようとすると、使えなくなります。30年で修繕の山を見て、5年で予算を組み、単年で発注する。3つの長さに分けて持つと、計画が実際の判断に使えるようになります。

修繕計画を30年・5年・単年の3つの長さで持つ考え方修繕計画は、3つの長さで持ちます30年の計画修繕の山の位置と大きさを見る5年の計画予算と資金を組む単年の計画発注して実行する毎年の実績を単年の計画に入れ、5年と30年を見直します
図1 修繕計画を30年・5年・単年の3つの長さで持つ考え方。

計画づくりで、最初に知っておくこと

  1. 計画は30年・5年・単年の3つの長さで持つ
  2. 材料は、機器台帳と修繕の履歴
  3. 更新の時期は、3種類の年数を並べて決める
  4. 何から直すかは、5つの段階で決める
  5. 予算は、前の年の秋から組み始める

主に調べる方:事務長・施設長・経営者

30年の計画は、外れることを前提に持ちます。物価も設備の傷み方も変わるため、金額はぴったりとは合いません。それでも、外壁と屋上と設備の更新が同じ時期に重なる「山」がいつ来るかは、30年で並べないと見えません。

5年の計画は、予算と資金を組むために使います。30年の計画から近い5年分を取り出し、見積や劣化の調査で金額を確かめます。単年の計画は、その年に発注する工事の一覧です。

3つの計画の使い分け
計画何に使うか中身見直す時期
30年修繕の山の位置と大きさを見る主な部位と設備の更新の時期と概算大きな工事や建物の調査のあと
5年予算と資金を組む工事ごとの金額(見積や調査で確かめたもの)毎年の予算の時期
単年発注して実行するその年に発注する工事と時期毎年
30年先の修繕計画は、外れても意味がありますか

意味があります。30年の計画は、金額を当てるためではなく、外壁・屋上・設備の更新が重なる時期と、その大きさをつかむために持ちます。毎年の実績を入れて見直していけば、山に向けた積立や補助の準備を前の年から始められます。

くわしく:長期修繕計画は、30年・5年・単年の3つで持ちます

計画の精度は、手元の材料で決まります。どの設備がいつ設置されたか、これまで何をいくらで直したか。この2つがあれば、計画は作れます。

機器台帳を竣工図と現地の2つから作る3つの手順機器台帳は、3つの手順で作ります① 竣工図から、設備を拾い出す② 現地で、1台ずつ確かめる(型番・設置年・場所)③ 保守の会社と連絡先を埋める計画・発注・故障の連絡に、同じ台帳を使う
図2 機器台帳を竣工図と現地の2つから作る3つの手順。

機器台帳は、竣工図から設備を拾い出し、現地で1台ずつ型番と設置年を確かめ、保守の会社と連絡先を埋めて作ります。竣工図が見つからない場合も、現地の確認から始められます。修繕の履歴は、工事の写真と見積・請求の書類をまとめて残します。

台帳に入れておくと役に立つ項目

  • 設備の名前と場所
  • メーカー・型番・設置年
  • 保守の契約先と連絡先
  • これまでの修理の日付と金額

くわしくは機器台帳は、竣工図と現地と保守の会社の3つで作りますと修理業者を毎回探す手間は、業者台帳で消せますをご覧ください。

設備の「年数」には3種類あります。会計のための法定の耐用年数、メーカーが補修用の部品を持つ期間、実際に使える年数です。修理の期限を決めるのは部品の保有期間で、部品がなくなると直せなくなります。

主な建物附属設備の法定耐用年数(会計上の年数)
設備法定耐用年数
冷房・暖房・通風・ボイラー設備(冷凍機の出力22kW以下)13年
冷房・暖房・通風・ボイラー設備(上記以外)15年
給排水・衛生設備、ガス設備15年
電気設備(照明設備を含む。蓄電池電源設備を除く)15年
昇降機設備(エレベーター)17年
消火・排煙・災害報知設備8年

「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」別表第一による会計上の年数です。実際に使える年数や、部品が手に入る期間とは違います。

業務用の給湯器のように、稼働時間が長い設備は、家庭用の目安より早く更新の時期が来ることがあります。年数だけで決めず、故障の回数と修理費の合計もあわせて見ます。くわしくは設備の年数は、3種類を並べてから更新の時期を決めますにまとめています。

予算が限られるとき、直す順番を決める物差しが要ります。安全に関わるもの、放置すると被害が広がるもの、法令の期限があるものを先にし、時期を選べるものと当面は支障がないものは計画に回します。

修繕の優先順位を決める5つの段階何から直すかの、5つの段階1 安全に関わる2 放置すると被害が広がる3 法令の期限がある4 時期を選べる5 当面は支障がない上の3つから予算をつけ、下の2つは計画に回します
図3 修繕の優先順位を決める5つの段階。上の3つから予算をつけます。

先送りするものも、記録を残しておくと、状態が悪くなったときにすぐ判断を変えられます。先送りしたときの責任の考え方は、よくある質問の「直さずに置いたらどうなる?」にまとめています。

相談・見積は無料|同じ条件で最大3社

このお問い合わせ1本で、
最大3社の見積がそろいます。

主に調べる方:事務長(経理)・経営者

修繕の予算は、前の年の秋から組み始めます。補助を使う工事は、さらに早く、夏ごろの所要額の調査から動く例があります。

修繕の予算と計画の1年の動き方の例1年の動き方(例)夏ごろ補助の所要額の調査に回答秋翌年度の修繕の予算を組み始める冬〜年度末理事会で予算と計画を決める新年度単年の計画どおりに発注する
図4 修繕の予算と計画の1年の動き方の例。自治体や法人の決まりで時期は変わります。

大きな工事に備える資金は、修繕のための積立、融資、補助を組み合わせます。社会福祉法人では、社会福祉充実残額を計算するときに差し引ける「再生産に必要な財産」に、建替えまでの間の大規模修繕に必要な費用が含まれます。修繕の計画を数字で持っておくと、資金の説明にもそのまま使えます。

福祉医療機構の融資も、補助金も、決定の前に工事の契約や着工をすると、原則として対象外になります。くわしくは補助金のページと修繕の予算は、前の年の秋から3つの区分で組みますをご覧ください。

大規模修繕の頼み方は、設計と施工を分ける、施工会社に設計も任せる、発注を支える専門家を付ける、の3通りです。理事長が決めるときに見るのは、建物の傷みの調査、30年の総額の比較、資金の計画、先送りした場合の影響の4つの資料です。

介護施設の大規模修繕の3通りの頼み方大規模修繕の頼み方は、3通り設計と施工を分ける同じ仕様で比べやすい施工会社に設計も任せる窓口が一つで早い発注を支える専門家を付ける施設の側で確かめてもらえる費用・手間・透明性で比べ、法人の契約の決まりを先に確かめます
図5 介護施設の大規模修繕の3通りの頼み方。
大規模修繕の3つの頼み方
頼み方よいところ気をつけるところ
設計と施工を分ける設計者がまとめた同じ仕様で、複数の施工会社を比べやすい設計と監理の費用が別にかかる
施工会社に設計も任せる窓口が一つで、話が早く進む仕様と金額を、ほかと比べにくい
発注を支える専門家を付ける施設の側に立って、仕様と見積を確かめてもらえる支援の費用がかかる。中立の立場か確かめる

社会福祉法人は、工事の金額によって入札や見積合わせの決まりがあります。くわしくは大規模修繕は着工の2年前に動き出し、石綿の調査は設計の段階で済ませますをご覧ください。

床面積から総額の桁をつかむ方法は、費用の目安の「大規模修繕は、総額でいくらになるのか」にまとめています。

長期修繕計画づくりを、外に頼むと何が変わりますか

数量(どれだけ直すか)、単価(1単位いくらか)、劣化の程度(いつ直すか)の3つの精度が変わります。予算の根拠として理事会に出すときや、補助の申請に使うときは、精度が必要になります。施設で作った計画をもとに、必要な部分だけ頼む形もあります。

くわしく:長期修繕計画を専門業者に頼むと、3つの数字の精度が変わります

機器台帳がないと、修繕計画は作れませんか

作れますが、精度が下がります。まず空調・給湯・浴槽・受変電・エレベーターなど、止まると困る主な設備から台帳を作り、計画に入れていくと、使える計画に早く近づきます。

くわしく:機器台帳は、竣工図と現地と保守の会社の3つで作ります

計画の作り方

予算・資金・決め方

大規模修繕の進め方

監修者

鈴木貴行|介護施設営繕・修繕専門家

  • 30年以上営繕・設備管理の経験
  • 1,000施設超関わった介護・高齢者施設
  • 3,000件超修繕・設備改善の案件

介護施設の営繕・設備管理に30年以上携わり、1,000施設を超える介護・高齢者施設の現場に関わってきました。このページの計画の持ち方と、優先順位の考え方を監修しています。

経験した施設
特別養護老人ホーム有料老人ホームグループホームデイサービスサービス付き高齢者向け住宅
専門分野
給排水空調電気・照明トイレ・浴室床・壁扉・建具ナースコール
  • 減価償却資産の耐用年数等に関する省令 別表第一(建物附属設備)
  • 厚生労働省「社会福祉充実計画の承認等に係る事務処理基準」
  • 独立行政法人福祉医療機構「福祉貸付事業」(融資の流れ)

制度や金額、運用は変わることがあります。手続きや工事の前に、最新の資料と現地を確かめた見積でご確認ください。

お問い合わせフォーム

  • 1回の依頼で最大3社
  • 相談・見積は無料
  • お断り可

施設名、お困りの箇所、いつからどんな状況かをご記入ください。担当より折り返しご連絡します。ご相談とお見積りは無料です。お急ぎの場合は、その旨をお書き添えいただければ優先してご連絡します。このお問い合わせ1本で、最大3社の見積を取得できます。

お電話での受付は行っていません。このフォームかLINEで、24時間受け付けています。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

    1ご相談の内容
    ご相談の種類任意

    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

    水が漏れている場合は、先に止水栓か元栓を閉めてください。電気設備に水がかかっている場合は、ブレーカーを落としてください。写真はLINEから送っていただくのが最短です(24時間受付)。

    対象の設備・箇所任意・複数可

    写真任意・3枚まで

    全体が分かる引きの写真、症状が分かる寄りの写真、銘板(メーカー・型式のシール)の3枚があると、機種と範囲がその場で分かります。入居者の方が写らないようにお撮りください。1枚2MBまで(JPG・PNG・GIF・WebP・PDF)。スマートフォンの写真はそのまま選べます。大きい写真は送信前に自動で縮小します。

    2施設について

    3ご連絡先

    ご希望の連絡方法任意

    連絡のつきやすい時間帯任意・複数可

    4詳しく書ける方へ任意いつから・何回目か・何か所か・何名の施設か。分かるとお見積りまでの日数が短くなります

    同じ症状は

    補助金の利用

    他社のお見積り

    他社の金額をお伺いすることはありません。相見積の場合は、各社に同じ条件をお伝えします。

    送信すると、受付番号を記した受付完了メールが自動で届きます(ご入力の内容は記載しません)。受付とご連絡は、運営会社のスキマグループ合同会社が行います。ご相談・現地の確認・お見積りまで費用はかかりません。

    LINEで写真を送って相談する24時間受付

    必須は、施設名・ご担当者名・メールアドレス・お困りの内容の4項目です。分からないことは、そのままお書きください。何を確認すればよいかからご案内します。

    相談料0円・匿名でもOK

    読んでも不安が残るときは、話してみませんか。

    まとまっていなくて大丈夫です。電話・LINE・フォーム、話しやすい方法で。

    話してみる相談料0円
    ページの先頭へ戻る