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これから何が起こる?

「治療は終わりです」「緩和ケアに移りましょう」と告げられた夜、この先に何が起こるのかを知りたくて検索した、がんのご本人とご家族へ。ここでは、治療が終わってからの流れ、療養の場所の移り方、最期の1か月から数時間に起きやすい変化、仕事や距離など家族の事情との折り合い方を、日数ではなく段階と備えで見通せるようにまとめました。

検索された 50 の質問を、5 つの問いに

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このテーマについて

治療の区切りを告げられたあと、「これから何が起こるのか」が見えないことは、大きな不安になります。このページでは、治療の終わりから看取り、その後までの流れと、療養の場所の考え方、先に決めておくとよいことを、一枚の地図のようにまとめています。

ご家族の方へ

療養の場所(病院・緩和ケア病棟・自宅など)は、ご本人の希望と、家族の暮らしの両方から考えます。一度決めたあとで変えることもできます。

ご本人の方へ

「治療を終える」ことは、何もしなくなることではありません。痛みやつらさを和らげる緩和ケアは続き、どこで、どう過ごしたいかを選ぶ時間でもあります。

この悩みの奥にあること

先の流れが分からないと、何に備えればよいのか、今何を優先すればよいのかも決められません。全体の流れと、時期ごとに決めることが見えると、目の前の一日に集中しやすくなります。

  1. これから何が起こるか知りたい「この状態は、もう最期が近いということ?」「この状態は、もう最期?」を読む

このテーマに当てはまる検索のことば(当サイトで整理したもの)を、6つの「本当に知りたいこと」に分けたとき、多いものから順に並べています。

よくある問いと、短い答え

「緩和ケア中心に」と言われました。治療をあきらめるということですか?

いいえ。緩和ケアは、痛みや息苦しさ、気持ちのつらさなどを和らげ、その人らしく過ごすための医療で、がんと診断されたときから受けられるものです。治療の目的が「がんを小さくする」から「つらさを和らげ、望む過ごし方を支える」へ移ると考えると、整理しやすくなります。

病院と自宅、どちらで過ごすのがいいのでしょうか?

どちらが正しいということはありません。ご本人の希望、症状の様子、家族の体力や仕事、訪問診療・訪問看護の体制などを合わせて考えます。途中で変えることもできるので、医療ソーシャルワーカーと一緒に選択肢を確かめてください。

これからの時期は、それぞれどれくらい続きますか?

時期の長さは人によって大きく異なり、前もって決めることはできません。医療者は体の変化を見ながら見通しを更新していくので、「今はどの時期と見ていますか」と、その都度尋ねるのが確かな方法です。

一般的な情報です。ご本人の状態に当てはまるかどうかは、担当の医師・看護師にご確認ください。

こんなときは、夜間でも連絡を

次のようなときは、夜間や休日でも連絡してください。入院中は病棟の看護師へ、在宅で療養中は訪問看護・訪問診療の連絡先へ、通院中は病院から案内されている連絡先へ。病院から説明されている連絡の目安があるときは、そちらを優先してください。

  • 痛みや息苦しさが、いつもの方法で和らがないとき。
  • 急に様子が変わった、ぐったりしているとき。
  • 転んだとき、頭を打ったとき。
  • ご家族が不安で、どうすればよいか判断できないとき。

命に関わる緊急時は、迷わず119番に連絡してください。

当窓口(電話・LINE)は医療機関ではないため、急な体調の変化には対応できません。

読む順番

はじめて読む方は、この順番で読むと全体がつかみやすくなります。どこから読んでもかまいません。

  1. ページもしもの夜の備え

    入院中に決めておくとよい「その夜の連絡先」を確かめます。

  2. テーマ家族自身が、もう限界

    長い療養を支える家族自身の休み方を考えます。

今日から、できること

今日できること

  • ご本人が「どこで、どう過ごしたいか」を、話せる範囲で聞いてみる。
  • 病院の医療ソーシャルワーカーとの面談を申し込む。
  • 決めておくことを3つだけ書き出す(療養の場所・連絡の順番・仕事の休み方など)。

医療者に聞く質問例

  • これから、どのような流れが考えられますか。
  • 自宅で過ごす場合、どんな支え(訪問診療・訪問看護など)を使えますか。
  • 症状がつらくなったとき、どのような方法で和らげられますか。

紙やスマートフォンのメモに書いて持っていくと、診察で聞きやすくなります。

質問例を、書き込める受診メモにする

受診メモ(これから何が起こる?)

日付:    年   月   日  話を聞いた人:

  1. これから、どのような流れが考えられますか。
  2. 自宅で過ごす場合、どんな支え(訪問診療・訪問看護など)を使えますか。
  3. 症状がつらくなったとき、どのような方法で和らげられますか。
  4. ほかに聞きたいこと

分かったこと・次に確かめること

開いた状態でブラウザの印刷を使うと、このメモの部分だけが印刷されます(ブラウザによってはページ全体が印刷されます)。スマートフォンでは、画面を保存しておく方法もあります。

このページに出てくる言葉

緩和ケア(かんわけあ)
がんなどの病気に伴う体と心のつらさを和らげ、その人らしい生活を支えるための医療とケアです。終末期だけのものではなく、がんと診断されたときから、治療と並行して受けることができます。
緩和ケア病棟(かんわけあびょうとう)
つらさを和らげるケアを中心に行う入院病棟です。入院には申し込みや面談が必要なことが多く、面会や費用の扱いは施設によって異なります。健康保険が使え、高額療養費制度の対象になります。
看取り(みとり)
最期のときまでそばにいて、見守り、支えることです。自宅、病院、施設など、場所はさまざまです。特別なことをしなくても、そばにいて声をかけることが大切な支えになります。
訪問診療(ほうもんしんりょう)
通院が難しい人の自宅や施設に、医師が計画的に訪問して診療することです。急な求めに応じて臨時に訪問する「往診」と組み合わせて、自宅での療養を支えます。
訪問看護(ほうもんかんご)
看護師が自宅を訪問し、体調の確認、医療的な処置、痛みなどのつらさの緩和、家族への助言などを行うサービスです。24時間連絡がとれる事業所もあります。末期のがんの方は、原則として医療保険で利用します。
介護保険(かいごほけん)
介護が必要になったときに、介護サービスを1〜3割の自己負担で利用できる公的な保険です。65歳以上の方のほか、40〜64歳の方も、がん(回復の見込みがない状態と医師が判断したもの)などの病気で介護が必要になった場合に利用できます。

言葉の説明は一般的な意味です。ご本人の状況での意味は、担当の医療者にご確認ください。

迷ったときの相談先

療養の場所や在宅の準備は、病院の医療ソーシャルワーカーや、退院の支援を担当する看護師に相談できます。介護保険のサービスは、お住まいの地域包括支援センターや担当のケアマネジャーが窓口です。

このサイトでも、お話をお聞きします

医療的な判断はできませんが、先生の言葉の意味を一緒に確かめたり、次の診察で聞くことを整理したり、ただ話を聞いたりすることはできます。ご本人でも、ご家族でも、匿名でも構いません。

平日11:00〜19:00は担当が直接お受けします。それ以外は自動音声で一次受付し、翌朝9時までに担当から折り返します。

私たちは医療機関ではないため、診断・治療・余命の判断はできません。体調の急な変化は、まず主治医・病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は、119番に連絡してください。

このテーマの記事の最終更新:

このページの内容は一般的な情報であり、診断や余命の予測を行うものではありません。ご本人の状態については、担当の医師・看護師にご確認ください。 運営者情報と掲載情報の方針

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