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介護施設専門の窓口ご相談施設 710施設アンケート平均 4.1

施設種別ごと

施設の種類で変わる修繕のポイント特養・老健・有料・グループホーム・デイ・サ高住

同じ介護施設でも、建物の作りと使われ方が違えば、傷む場所も工事の進め方も変わります。特養、老健、有料老人ホーム、グループホーム・デイサービス、小規模多機能、サ高住、障害福祉・転用した建物の7つに分けて、修繕の事情をまとめました。

  • 7つの施設の種類
  • 傷む場所の違い
  • 工事の進め方
  • 図4枚

構成:介護施設 修繕の窓口/監修:鈴木貴行(介護施設営繕・修繕専門家)/更新:

★★★★★対応後アンケートの平均(218件)
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同じ介護施設でも、建物の作りと使われ方が違えば、傷む場所も、工事の進め方も変わります。特養はユニット型か従来型か、有料老人ホームは入居率と原状回復、小さな施設は設備の予備がないこと。種類ごとの事情を先に知っておくと、計画も頼み方も合わせやすくなります。

施設の種類ごとに、修繕に効いてくる事情施設の種類で、修繕に効いてくる事情特養ユニット型か従来型か老健入退所の回転と医療的ケア有料老人ホーム入居率と原状回復グループホーム・デイ設備の予備がない小規模多機能稼働時間が長いサ高住戸数分の設備がある障害福祉・転用物件元の建物と利用者の特性
図1 施設の種類ごとに、修繕に効いてくる事情。
施設の種類ごとの、修繕の事情
施設の種類修繕に効いてくる事情くわしく
特別養護老人ホームユニット型か従来型かで、建物の作りと工事の区切り方が変わる特養の修繕
介護老人保健施設医療的ケアへの配慮が要る。入退所の回転が工事の機会になる老健と有料
有料老人ホーム入居率に直結する。原状回復と、見学者が見る場所有料老人ホームの営繕
グループホーム・デイサービス設備の予備がなく、止まると代わりがない小規模施設
小規模多機能型居宅介護通いと泊まりで稼働時間が長く、止まると両方に響く稼働時間と台数
サービス付き高齢者向け住宅戸数分の設備があり、件数が多い稼働時間と台数
障害者支援施設・転用した建物元の建物で容量や間取りの条件が変わる。利用者の特性への配慮転用物件

主に調べる方:施設長・事務長

ユニット型の特養は、ユニットごとに浴室や共同生活室が分かれているため、ユニット単位で区切って工事を進めやすい作りです。従来型は、大きな浴室や食堂を共用しているため、止めると影響が施設全体に及びます。浴室の構成で備えが変わり、空調の方式も建物の型と関係します。

ユニット型と従来型の特養で、工事の進め方が変わる理由特養の建物の作りと、工事の進め方ユニット型(分散)ユニットごとに浴室や共同生活室がある→ ユニットごとに区切って進めやすい従来型(集約)大きな浴室や食堂を共用している→ 止めると影響が施設全体に及ぶ
図2 ユニット型と従来型の特養で、工事の進め方が変わる理由。

従来型からのユニット化の改修や、多床室の間仕切りの改修も選択肢になります。ユニット化は暮らし方を変える改修のため、入居者・職員・経営の3つの目線で判断の材料をそろえます。

介護老人保健施設は、在宅への復帰を目指す施設のため、リハビリの場所や医療的ケアに関わる設備に配慮が要ります。入退所の回転があるため、空いた部屋を工事の機会に使えます。

有料老人ホームは、建物の状態が入居率に直結します。見学に来たご家族は、玄関、共用部、居室の床や壁、浴室を見ています。退居後の原状回復は、修繕と改修を分けて費用の負担を決め、空室の期間を短くする工程を組みます。住宅型と介護付では、事情が違います。

施設側としては、修理で済むのか、交換したほうがいいのか判断しづらかったのですが、必要な対応について説明してもらえたので、施設長とも相談しながら進めることができました。

ご利用者の声 東京都内・介護施設/事務長

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グループホームやデイサービスのような小さな施設では、浴槽や給湯器、空調が1台ずつのことがよくあります。止まれば代わりがなく、買い替えとなれば施設の予算に対して大きな出費になります。止まったときの代わりの手段を平時に決めておき、止まったら、すぐ買い替えを決める前に、修繕できるかを相談します。

小規模の施設で、設備が止まったときの備え方小さな施設は、止まると代わりがない浴槽・給湯器・空調が1台ずつのことが多い平時止まったときの代わりを先に決めておく止まったとき修理か買い替えかを先に相談する
図3 小規模の施設で、設備が止まったときの備え方。

だからこそ、故障したからすぐ買い替えるのではなく、まず修繕できるのか相談できる窓口があるのは心強いと感じました。

ご利用者の声 大分県・グループホーム/施設長

デイサービスは、夜や休業日に工事ができるため、時間の自由度が高くなります。家庭的な設えを保つことにも、配慮が要ります。

設備の消耗は、稼働時間と台数で決まります。小規模多機能型居宅介護は、通いと泊まりで同じ設備を長い時間使うため、一般的な目安より早く消耗することがあります。止まると、通いと泊まりの両方に響きます。

サービス付き高齢者向け住宅は、戸数分の設備があるため、修繕の件数が多くなります。共用部と居室を分けて考え、件数の多い小さな修理は、まとめて回す形が合います。

障害者支援施設や、事務所や住宅から転用した建物の施設は、元の建物によって修繕の条件が変わります。電気や給排水の容量が足りないこと、間取りに制約があることがよくあります。

転用した建物の施設で、修繕の前に確かめる4つのこと転用した建物で、先に確かめること1. 電気の容量(契約と幹線)2. 給排水の容量と配管の太さ3. 間取りの制約(廊下・浴室)4. 元の用途の竣工図と改修の記録
図4 転用した建物の施設で、修繕の前に確かめる4つのこと。

障害福祉や児童福祉の施設では、感覚過敏のある方、強度行動障害のある方、児童がいる施設の安全基準など、利用者の特性に応じて仕様が変わります。業者には、配慮してほしいことを書面で伝えます。

ユニット型の特養で、工事の影響を小さくするには

ユニットごとに区切って、順番に進めます。ユニットの浴室や共同生活室を工事するときは、近くのユニットの設備を使う段取りを先に決めておきます。工程表は、工事の順番と生活の予定を重ねて作ります。

くわしく:特養の修繕は、ユニット型か従来型かで頼み方が変わります、居ながら工事の工程表は、工事と暮らしの予定を重ねて作ります

転用した建物の施設で、修繕の前に確かめることは何ですか

電気の容量、給排水の容量と配管の太さ、廊下や浴室など間取りの制約、元の用途の竣工図と改修の記録の4つです。容量が足りないまま設備を増やすと、ブレーカーが落ちる、水の出が弱くなる、といったことが起こります。

くわしく:転用した建物の修繕は、容量・間取り・法令を先に確かめます

有料老人ホームの退居後の原状回復は、どこまで施設の負担ですか

契約で決めておくのが基本です。年数がたって自然に傷んだ分は施設の負担、入居者の使い方による傷みは契約に沿って分ける、というように、修繕と改修を分けて決めておくと、退居のたびに迷わずに済みます。

くわしく:退去の原状回復は、修繕と改修を分けると負担が決まります

監修者

鈴木貴行|介護施設営繕・修繕専門家

  • 30年以上営繕・設備管理の経験
  • 1,000施設超関わった介護・高齢者施設
  • 3,000件超修繕・設備改善の案件

介護施設の営繕・設備管理に30年以上携わり、1,000施設を超える介護・高齢者施設の現場に関わってきました。このページの施設の種類ごとの修繕の事情の整理を監修しています。

経験した施設
特別養護老人ホーム有料老人ホームグループホームデイサービスサービス付き高齢者向け住宅
専門分野
給排水空調電気・照明トイレ・浴室床・壁扉・建具ナースコール

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