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介護施設専門の窓口ご相談施設 710施設アンケート平均 4.1

電気代と太陽光

介護施設の電気代の下げ方と太陽光LED化の回収計算・空調・断熱・停電への備え

介護施設は、照明も空調も夜を含めて長い時間動いています。電気代を下げる6つの方向を、工事の要らないものから順に並べました。LED化の回収の計算式、太陽光の前に確かめる4つ、停電への備えの組み合わせもまとめています。

  • 6つの方向
  • LED化の回収の計算
  • 太陽光の前の4つ
  • 停電への備え
  • 図4枚

構成:介護施設 修繕の窓口/監修:鈴木貴行(介護施設営繕・修繕専門家)/更新:

★★★★★対応後アンケートの平均(218件)
710施設ご相談いただいた施設
6方向電気代を下げる方法
2027年末直管蛍光灯の製造終了
4つ太陽光の前の確認

介護施設は、照明も空調も、夜を含めて長い時間動いています。電気代を下げる方法は、契約の見直しやデマンドの管理のように工事が要らないものから、LED化、空調の更新、窓の断熱、太陽光のように工事が要るものまであります。工事の要らないものから順に手を付け、工事が要るものは更新の時期に合わせると、無駄がありません。

介護施設の電気代を下げる6つの方向と、手を付ける時期電気代を下げる、6つの方向契約の見直しすぐデマンドの管理すぐ照明のLED化数年で回収空調の更新と運転更新の時期に窓の断熱改修の時期に太陽光・蓄電池屋根と防水しだい工事が要らないものから、順に手を付けます
図1 介護施設の電気代を下げる6つの方向と、手を付ける時期。

主に調べる方:事務長・施設長

電気の請求書には、使った量だけでなく、契約の種類や、一定の時間の最大の使用量(デマンド)で決まる基本料金が書かれています。高圧で受電している施設では、1年のうちで最も大きかったデマンドが基本料金に響くため、空調を一斉に立ち上げる時間をずらすだけで下がることがあります。

まず1年分の請求書を並べ、月ごとの使用量と基本料金の動きを見ます。くわしくは電気代を下げる6つの方向は、請求書を読んでから選びますにまとめています。

同じ器具を替えても、回収にかかる年数は、点灯時間で大きく変わります。24時間点灯している廊下や夜間の共用部から替えると、早く元が取れます。

LED化の回収の年数の計算式と、点灯時間による違いの例LED化は、点灯時間で回収の年数が変わる年間の削減額 = 減る電力(kW)× 点灯時間 × 365日 × 電気の単価回収の年数 = 工事費 ÷ 年間の削減額24時間点灯の廊下回収 約2.5年(例)1日4時間の倉庫回収 約15年(例)
図2 LED化の回収の年数の計算式と、点灯時間による違いの例。
回収の年数の計算の例(数字は仮のもの)
場所減る電力点灯時間年間の削減額工事費回収
廊下(24時間点灯)45W1日24時間約11,800円3万円約2.5年
倉庫(1日4時間)45W1日4時間約2,000円3万円約15年

器具1台あたり、電気の単価を1kWhあたり30円とした仮の計算です。実際の数字は、器具と契約、工事の内容で変わります。

蛍光灯は種類ごとに製造と輸出入が禁止され、直管形も2027年末で終わります。禁止の後も使えますが、替える順番は今年のうちに決めておくと、器具の交換をまとめられます(低濃度PCBは、期限の前に建てた年と銘板から調べます)。

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金額は、同じ条件の見積を並べると
いちばんよく分かります。

空調は、壊れてから同じ能力のものに替えるより、更新の時期に合わせて能力と台数を見直すと、電気代も工事費も下げられます。同じ系統・同じ年式の台はまとめると工事費が下がります(R22のエアコンは、冷媒に関わる故障なら更新を考えます)。

熱の出入りは窓が最も多いため、断熱の改修は窓から始めると効果が大きくなります。居室と廊下、脱衣所と浴室の温度の差を減らす効果もあります(断熱の改修は、熱の出入りがいちばん多い窓から始めます)。

介護施設の屋根に太陽光を載せるときは、補助金を探す前に、屋根に載せられるか、防水があと何年もつか、発電した電気を施設で使い切れるか、停電のときに何を動かしたいかの4つを確かめます。

太陽光を検討するときに、補助金より先に確かめる4つのこと太陽光は、補助金より先に4つを確かめる1. 屋根に載せられるか(構造・重さ)2. 防水があと何年もつか3. 発電した電気を、施設で使い切れるか4. 停電のときに、何を動かしたいか
図3 太陽光を検討するときに、補助金より先に確かめる4つのこと。

屋上の防水と同時に工事をする場合は、雨漏りが起きたときにどちらの責任かを、契約で先に決めておきます(太陽光と防水を同時にするなら、先に責任の分け方を決めます)。停電のときは、パワーコンディショナに自立運転の機能があれば、晴れた日中に限られた電気を使えることがあります。夜間にも使うには、蓄電池が要ります。

太陽光があれば、停電のときも施設の電気は使えますか

施設全体は動かせないことが多く、使えるのは晴れた日中に、自立運転用のコンセントなど限られた回路です。夜間にも使うには蓄電池が要り、使える時間は容量で決まります。停電のときに何を何時間動かしたいかを先に決めてから、組み合わせを考えます。

くわしく:太陽光は、補助金より先に屋根と電気の使い道を確かめます、停電への備えは、何を何時間動かすかから決めます

停電への備えは、何を何時間動かすかから考えます。たとえば、冷凍冷蔵庫、ナースコール、医療機器、照明の一部、通信です。非常用発電機、太陽光、蓄電池、持ち運べる電源を、施設の条件に合わせて組み合わせます。

停電への備えとなる手段と、それぞれの特徴停電への備えは、組み合わせで考える非常用発電機燃料がある限り動く。対象の回路は限られる太陽光(自立運転)晴れた日中に、限られた電気を使える蓄電池夜間にも使える。容量で時間が決まる持ち運べる電源・燃料すぐ使える。量は小さい
図4 停電への備えとなる手段と、それぞれの特徴。

業務継続計画(BCP)の自然災害編で、電気について決めておくことは、運営指導の建物・設備は、届け出と記録と実態を見られますにまとめています。省エネの設備の更新には、都道府県の補助が使えることがあります(補助金)。

LED化と空調の更新は、どちらを先にすべきですか

多くの場合、LED化が先です。工事が小さく、点灯時間の長い場所から替えれば数年で回収できるためです。空調は、故障の回数や部品の保有期間を見ながら、更新の時期に合わせて能力と台数を見直します。

くわしく:同じLEDでも、点灯時間で回収の年数は4倍以上違います、R22のエアコンは、冷媒に関わる故障なら更新を考えます

監修者

鈴木貴行|介護施設営繕・修繕専門家

  • 30年以上営繕・設備管理の経験
  • 1,000施設超関わった介護・高齢者施設
  • 3,000件超修繕・設備改善の案件

介護施設の営繕・設備管理に30年以上携わり、1,000施設を超える介護・高齢者施設の現場に関わってきました。このページの電気代の下げ方と、太陽光の考え方を監修しています。

経験した施設
特別養護老人ホーム有料老人ホームグループホームデイサービスサービス付き高齢者向け住宅
専門分野
給排水空調電気・照明トイレ・浴室床・壁扉・建具ナースコール
  • 水銀に関する水俣条約(一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入の廃止の期限)
  • 経済産業省・環境省の省エネルギーに関する公表資料

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