採用できない理由は、3つに分けられます
介護施設の営繕担当者が採用できないとき、「設備に詳しい人がいない」と考えがちです。けれども、求人の中身を読み直すと、応募する側から見て選びにくい形になっていることがあります。理由は、仕事の範囲、資格の条件、働き方と募集の出し先の3つに分けられます。
営繕担当者を採用できない3つの理由| 理由 | 求人票に出ている形 | 応募する側の受け取り方 |
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| 仕事の範囲が広すぎる | 「建物・設備の保守全般」「その他施設の管理業務」 | 何をどこまでさせられるのか分からない |
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| 資格の条件が合わない | 電気工事士やボイラーの資格などを必須にしている | 資格のない経験者が応募をあきらめる |
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| 働き方と出し先が届いていない | 常勤のみ、夜間の呼び出しあり、介護の求人と同じ場所に出す | 設備の仕事を探す人の目に入らない |
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図1 同じ仕事でも、書き方で応募する側の受け取り方が変わる。
3つは重なって起きることもあるので、1つずつ順に見直します。最初に見直すのは仕事の範囲です。範囲が決まると、要る資格と、週に何日いればよいかが決まるからです。
前の担当者が長く勤めていた施設ほど、求人票が前の担当者の仕事ぶりをもとに書かれています。前の担当者が1人でこなしていた仕事を、そのまま新しい人に求めると、範囲が広すぎる求人になりやすくなります。
求人を出す前に、今の営繕の仕事を書き出します
仕事の範囲を決めるには、今、施設で営繕の仕事として誰が何をしているかを書き出します。前の担当者がしていた仕事、事務長が抱えている仕事、業者に頼んでいる仕事を並べ、新しく入る人に任せる仕事を選びます。
書き出した仕事を、3つに分ける| 分け方 | 仕事の例 | 決め方 |
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| 採用する人に任せる | 見回り、小さな修理、業者の立ち会い、記録、消耗品の管理 | 施設の中に人がいないとできない仕事 |
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| 業者に頼む | 電気工事、消防用設備の点検、ガス機器の修理、高い所の作業 | 資格や専用の道具が要る仕事 |
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| 事務長・施設長に残す | 費用の承認、直すか替えるかの判断、本部への説明 | 施設の予算と事情を知る人が決める仕事 |
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どの仕事にどれだけ時間がかかっているかが分かると、週に何日いれば足りるかも決められます。営繕に誰が何時間を使っているかの測り方は営繕担当者が足りないときは、増やす前に時間を測りますにまとめています。営繕の担当者の仕事を、毎日・毎週・毎月・毎年の周期で並べた全体は営繕の仕事は4つの周期で回り、修繕は安全から順に直しますにあります。
書き出してみると、営繕の仕事に送迎の補助や草刈り、行事の準備までが混ざっていることがあります。営繕と関係の薄い仕事は、別の担当に分けるか、求人票に「ほかの仕事も少しある」と正直に書きます。書かずに入職後に頼むと、続かない原因になります。
仕事の範囲を区切ると、応募しやすくなります
求人票の「仕事の内容」は、する仕事としない仕事を分けて書きます。「施設の管理全般」と書くと、応募する側は、電気工事も夜中の呼び出しも草刈りも送迎も、すべて任されるのではないかと考えます。しない仕事を書くと、引き受ける範囲がはっきりします。
「仕事の内容」の書き直しの例| 項目 | 書き直す前 | 書き直したあと |
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| する仕事 | 建物・設備の保守管理全般 | 館内の見回り(1日1回)、ドアや水栓の調整などの小さな修理、業者の作業への立ち会い、修理の記録 |
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| しない仕事 | 書いていない | 電気工事・消防用設備の点検・ガス機器の修理(いずれも業者が行います)、送迎、介護 |
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| 1日の流れ | 書いていない | 9時に修理の一覧を確かめ、午前は見回りと修理、午後は業者の立ち会いと記録 |
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| 呼び出し | 緊急時は対応あり | 夜間・休日の呼び出しはありません(急ぎは業者に連絡する仕組みがあります) |
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しない仕事に「業者が行います」と書くのは、資格の要る仕事を新しく入る人に負わせないためでもあります。電気の工事のように資格が要る作業は、業者に頼む仕組みを先に作っておけば、求人の資格の条件も下げられます。
「1日の流れ」を書くと、応募する側は前の仕事と比べて、自分に合うかを判断できます。何時に何をするかが分からない求人は、経験のある人ほど応募をためらいます。
資格は、必須と歓迎を分けて書きます
資格を必須にするのは、その資格がないとできない仕事を、採用する人にしてもらう場合だけです。資格の要る作業を業者に頼むと決めたなら、資格は「あれば歓迎」にして、入口を広くします。
電気工事士は、営繕の求人でよく必須にされる資格です。ただ、高圧で受電している施設(敷地にキュービクルがある施設)では、第二種電気工事士だけでは、建物の配線の作業はできません。第一種電気工事士か、600ボルト以下の簡単な工事なら認定電気工事従事者の認定が要ります。必須にした資格で、施設の中の作業が本当にできるかを確かめてから書きます。
資格の書き方を決める見方| 確かめること | 必須にしてよい場合 | 歓迎にとどめる場合 |
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| その資格の要る作業を、採用する人にしてもらうか | してもらう。業者に頼まない | 業者に頼む |
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| その資格で、施設の設備の作業ができるか | 受電の形などに合っている | 施設の設備には使えない |
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| 資格がないと、法令の上で困ることがあるか | 選任や配置が要る | 要らない |
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| 資格の代わりに、経験で見られるか | 見られない | 設備管理や建物の仕事の経験で見られる |
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資格より役に立つのは、設備管理や建物の工事の経験です。求人票には、「ビルや工場の設備管理の経験」「住宅や店舗の修繕の経験」のように、経験の中身を書きます。応募した人には、面接で、これまで直してきたものを具体的に聞きます。
電気の作業で、どこまでが資格の要る作業かは、施設の受電の形で変わります。受電の形と頼み先の分け方は電気設備の修理を頼む先は、受電の形と作業の中身で決まりますにまとめています。
働き方は、設備の経験者が選べる形にします
営繕の経験がある人には、ビルや工場の設備管理を続けてきた人や、建物の工事の仕事をしてきた人がいます。定年のあと、短い日数で働きたい人もいます。常勤で夜間の呼び出しあり、という1つの形だけだと、こうした人が選べません。週の日数と時間、呼び出しの有無を、いくつかの形から選べるようにします。
営繕担当者の働き方の形| 形 | 向いている施設 | 気をつけること |
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| 常勤(週5日) | 大きな施設、複数の施設を回る法人 | 仕事の量が常勤1人分あるかを先に確かめる |
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| 非常勤(週3〜4日) | 小さな修理が週に何件も出る中くらいの施設 | 休みの日の修理の話を誰が受けるか決める |
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| 短時間(1日4〜5時間) | 見回りと記録が中心の小さな施設 | 業者の立ち会いの時間と合うか |
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| 定年後の再雇用・嘱託 | 前の担当者が定年を迎える施設 | 引き継ぎの期間と、体力に合う作業かを決める |
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給与は、介護職の給与の表にそのまま当てはめると、地域の設備管理の求人と比べて見劣りすることがあります。地域で出ている設備管理やビルメンテナンスの求人の時給や月給を調べ、並べて決めます。夜間や休日の呼び出しを頼むなら、手当を決め、回数の目安も書きます。
募集や採用で年齢を制限することは、原則としてできません(労働施策総合推進法第9条)。ただし、60歳以上の人に限って募集することは、例外として認められています。定年後の経験者に来てほしい場合は、60歳以上の人を対象にした募集の形を選べます。ほかの年齢で区切るには、決められた例外に当たる必要があります。それ以外は、仕事の中身と働き方で届くように書きます。
募集の出し方も、介護職と分けます
営繕の求人を、介護職の求人と同じ場所に同じ書き方で出すと、設備の仕事を探している人の目に入りにくくなります。「営繕」は、介護施設や学校、役所で使われる言葉です。設備の仕事を探す人が使う言葉とは違うことがあるので、職種名に「設備管理」「施設管理」「小修繕」といった言葉を添えます。
募集の出し先と、届きやすい人| 出し先 | 届きやすい人 | 書くときのこつ |
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| ハローワーク(公共職業安定所) | 地域で次の仕事を探している人、定年の前後の人 | 職種名に「設備管理」「小修繕」を入れる |
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| 地域の求人誌・求人サイト | 近くで短い日数の仕事を探す人 | 週の日数と時間を見出しに出す |
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| 取引のある業者への声かけ | 仕事の区切りがついた職人や技術者 | 求人票を渡し、知り合いに伝えてもらう |
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| 職員や法人の知り合いからの紹介 | 施設の雰囲気を知っている人 | 求人票を渡し、仕事の範囲を正しく伝えてもらう |
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| 法人のホームページ | 施設を調べてから応募する人 | 1日の流れと、しない仕事を載せる |
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求人票の写真や説明に、工具の置き場や作業の部屋、館内の様子を入れると、どんな場所で働くかが伝わります。介護の場面の写真だけの求人では、設備の仕事だと分かりにくくなります。
出したあとは、応募が来ない期間をただ待たずに、1か月ごとに見直します。見られた数が分かる出し先なら、その数も見ます。見られているのに応募がないのか、そもそも見られていないのかで、直すところが変わります。見られていないなら出し先と職種名を、見られているなら仕事の範囲と働き方を見直します。
求人票は、7つの欄で書き直します
仕事の範囲、資格、働き方、出し先が決まったら、求人票を7つの欄で書き直します。どの欄も、応募する側が「自分にできるか」「自分に合うか」を判断するための材料です。
図2 7つの欄がそろうと、応募する側が自分に合うかを判断できる。
7つのうち、書き漏れやすいのは「しない仕事」と「呼び出し」です。どちらも、施設の側は書かなくても分かると思いがちな欄です。けれども、応募する側にとっては、いちばん気になる欄でもあります。
書き直したら、施設の中で設備に詳しい人や、取引のある業者に読んでもらいます。書いた側では気づきにくい点が見つかります。「この書き方だと、夜中も呼ばれると読める」「この資格では、この施設の作業はできない」といった点です。
採用以外の選択肢は、4つあります
求人を見直しても採れないとき、または採るほどの仕事の量がないときは、採用以外の4つを組み合わせます。シルバー人材センター、兼務の整理、巡回の契約、外注です。どれか1つで全部を埋めるより、仕事ごとに合うものを選ぶほうが無理がありません。
採用以外の4つの選択肢| 選択肢 | 向いている仕事 | 向いていない仕事 | 費用の形 |
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| シルバー人材センター | 草取り、植木の手入れ、外まわりの清掃、網戸の張り替え | 資格の要る作業、急ぎの呼び出し、毎日の仕事 | 仕事ごとの料金 |
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| 兼務の整理 | 修理の話の受付、記録、業者への連絡 | 手を動かす修理、長い立ち会い | 職員の時間(人件費) |
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| 巡回の契約 | たまった小さな修理、決まった日の見回り | その日のうちの急ぎの修理 | 回る日ごと・月ごと |
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| 外注(窓口・代行など) | 業者探し、見積の取りまとめ、日程の調整、記録 | 施設の中で気づくこと、費用の承認 | 工事ごとの見積、手数料、月ごと |
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図3 仕事ごとに合う選択肢を選び、組み合わせて埋める。
兼務の整理は、事務長や施設長が1人で抱えている営繕の仕事を、施設の中の職員で分け直すことです。受付と記録を事務やリーダーに渡すだけでも、事務長が使っていた時間が減ります。兼務の負担の減らし方は兼務の限界は判断に表れます。手配と記録から手放しますにまとめています。
小さな修理を月1回などにまとめて片付ける段取りは小さな修繕は、月1回の巡回で1日7〜10件を直せますに、外に頼むときの料金の形は営繕の外注費は、4つの料金の形で見え方が変わりますにまとめています。
シルバー人材センターは、軽い作業を短い日数で頼む先です
シルバー人材センターは、地域の高齢の方が会員となり、仕事を引き受ける団体です。会員は原則60歳以上で、扱う仕事は、臨時的で短期的なものか、軽易なものです。目安は、月10日程度以内か、週20時間以内とされています。毎日来てもらう営繕の担当者の代わりではなく、軽い作業を短い日数で頼む先と考えます。
シルバー人材センターに頼みやすい仕事・頼みにくい仕事| 仕事 | 頼みやすさ | 理由 |
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| 敷地の草取り・植木の手入れ | 頼みやすい | 急がず、日を決めて頼める |
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| 駐車場や外まわりの清掃 | 頼みやすい | 道具と手間で済む |
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| 網戸や障子の張り替え | 頼みやすい | 資格が要らない |
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| 簡単な補修やペンキ塗り | センターによる | 受けている仕事がセンターごとに違う |
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| 電気工事・ガス機器・消防用設備 | 頼めない | 資格が要る |
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| 夜間や休日の急ぎの呼び出し | 頼みにくい | 臨時的・短期的の目安に合わない |
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頼み方の形は、仕事を請け負ってもらう形が基本です。この形では、作業のやり方を施設の職員が1つずつ指示するのではなく、頼む仕事の中身と終わりの形を先に決めて渡します。派遣や職業紹介をしているセンターもあり、扱いは地域で違うので、近くのセンターに確かめます。
草取りや清掃のような外まわりの仕事をシルバー人材センターに渡すと、営繕の担当者や事務長の手が空きます。空いた時間を、建物の中の修理と業者とのやり取りに回せます。入居者の方の居室に入る作業を頼むときは、施設の職員が付き添う決まりも先に決めておきます。
採用が答えになる施設もあります
採用以外の選択肢があっても、採用が合う施設もあります。手を動かす小さな修理が毎日のように出る施設や、建物が古く、見回りで見つかる不具合が多い施設です。同じ法人の施設を曜日で回れる法人も当てはまります。こうした施設では、外に頼むと出張の費用が件数の分だけかかり、施設の中に人がいるほうが早く安く直ります。
図4 手を動かす修理が多いなら人を置き、少ないなら外と組み合わせる。
採用が向く条件と、外が向く条件| 見ること | 採用が向く | 外が向く |
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| 小さな修理の件数 | 週に何件も出る | 月に数件 |
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| 修理の中身 | ドアや水栓の調整など、資格の要らない作業が中心 | 資格の要る作業や、分野がばらばら |
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| 建物の古さ | 古く、見回りで見つかる不具合が多い | 新しく、不具合が少ない |
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| 施設の数 | 同じ法人の施設を曜日で回れる | 1か所だけで、近くに同じ法人の施設がない |
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| 急ぎの多さ | その場で止める・直す場面が多い | 急ぎは少なく、まとめて頼める |
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外注か施設の中でするかの分かれ目は、資格・件数・金額・急ぎ・知識の5つの条件でも見られます。くわしくは営繕の外注と内製は、5つの条件で分かれますにあります。決まった日に回ってもらう定期の契約の決め方は定期の営繕契約は、頻度・範囲・費用の順に決めますにまとめています。
モデルケース:半年採れなかった求人を書き直した法人
モデルケース:特別養護老人ホーム1か所とデイサービス2か所を運営する社会福祉法人の本部
仕事の範囲を区切って書き直し、2か月で応募が4件に
変わったこと(結果)
求人を書き直して出し直すと、2か月で4件の応募があり、設備管理の仕事を長く続けてきた方を週4日で採用できました。3つの施設を曜日で回り、たまっていた小さな修理は、最初の3か月で40件ほど片付きました。特養の事務長が営繕に使う時間は、月30時間ほどから8時間ほどに減りました。
背景と、困っていたこと
この法人では、特養の営繕の担当者が退職してから半年、求人を出し続けていました。求人票は「施設管理(営繕)・常勤・第二種電気工事士必須・建物と設備の保守全般・送迎の補助あり」でした。応募は半年で1件で、それも面接の前に辞退されました。その間、修理の話は特養の事務長に集まり、デイサービスの修理は後回しになっていました。
決めたこと
本部は、3つの施設の営繕の仕事を書き出し、採用する人に任せる仕事、業者に頼む仕事、事務長に残す仕事に分けました。特養は高圧で受電していて、第二種電気工事士の資格では建物の配線の作業ができないと分かりました。電気の作業は業者に頼むことにして、資格は「歓迎」に改めました。働き方は週4日・9時から16時、夜間と休日の呼び出しはなしとし、送迎の補助は外しました。職種名は「設備管理・小修繕(介護施設)」にして、ハローワークに加えて地域の求人誌にも出しました。
進めてみて分かったこと
3つの施設を回るので、移動の時間と車の手配を決めておく必要がありました。施設の間の移動は1日に30分ほどで、その分を勤務の時間に入れました。迷ったのは、採用せずに巡回の契約だけで済ませるかどうかでした。決め手は、3つの施設を合わせると、小さな修理が週に10件ほど出ていたことです。採用と、電気・消防用設備の業者への依頼を組み合わせる形にしました。