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無料の相談窓口一覧|子どものがんで家族が頼れる先と選び方

このテーマの総論:子どもががん、親は何をすればいい?診断から療養までにできる5つ

この記事では、お子さんのがんについてお伝えしています。読み進めるのがつらいときは、いったん閉じても大丈夫です。相談先は、記事の最後の「次の一歩」にまとめています。

この記事の結論

子どものがんの家族が無料で使える相談先の中心は、小児がん拠点病院などのがん相談支援センターで、その病院にかかっていなくても電話で相談できます。小児がん専門のソーシャルワーカーがいるがんの子どもを守る会や、24時間無料のよりそいホットラインもあり、困りごとと連絡できる時間帯で1か所目を選べます。

理由と根拠は、このあと本文でくわしくお伝えします。 主な出典:国立がん研究センター がん情報サービス「『がん相談支援センター』とは」/同「相談… ほか10件 参考・出典を見る 先に「次の一歩」を見る

子どものがんのことで、家族が相談できる先は一つではありません。小児がん拠点病院などにあるがん相談支援センターは、その病院にかかっていなくても無料で使え、ほかにも、子どものがんに詳しい支援団体や、夜に話を聞いてくれる電話があります。

ただ、「無料」の中身は窓口ごとに違います。相談料はかからなくても通話料がかかる先もあれば、受付が平日の昼だけの先も、24時間の先もあります。この記事では、家族が使える相談・支援先を、対象・方法・費用・時間帯の一覧表で整理し、電話以外の支援も含めて、今の困りごとに合う1か所目の選び方を紹介します。

相談できる人が見つからないまま、このページを開いた方へ

  • 病院の先生は治療の話で手一杯で、親の気持ちまで話せる相手がいない。
  • カウンセリングを受けたいけれど、どこに行けばいいのか、お金がかかるのかも分からない。
  • 支援があるらしいとは聞いた。でも、自分で調べる気力が残っていない。

子どものがんについて、家族が無料で相談できる窓口や支援はどこにありますか?

中心になるのは、小児がん拠点病院などにあるがん相談支援センターです。ほかに、病院の医療ソーシャルワーカー、がんの子どもを守る会、国立がん研究センターのサポートセンター、こころの相談電話、民間の相談窓口があります。

相談先は、大きく3つに分けると選びやすくなります。1つ目は、病院の中の窓口です。がん相談支援センターや医療ソーシャルワーカー、病院によっては心理の専門職がいて、治療中の暮らしやお金、家族の気持ちの相談を受けています。2つ目は、病院の外にある、がんや子どものがんに詳しい窓口で、がんの子どもを守る会や、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンターがあります。3つ目は、気持ちのつらさを受け止める電話やLINEで、よりそいホットラインのような公的な補助を受けた電話や、民間の相談窓口がこれにあたります。

小児がん拠点病院は、地域の小児がん医療と支援の中心として厚生労働大臣が指定した病院で、2023年4月現在、全国に15か所あります。拠点病院に置かれたがん相談支援センターは、子どもがそこで治療を受けていなくても、無料で、電話でも相談を受けています。「今の病院は拠点病院ではないから」と遠慮する必要はありません。近くのセンターは、国立がん研究センターのがん情報サービスにある「相談支援センターを探す」から、地域ごとに探せます。

相談のほかにも、医療費の制度、病院の近くの滞在施設、きょうだいを支える取り組み、同じ立場の親の会など、家族の暮らしを支える仕組みがあります。それぞれの違いは、このあと順に紹介します。

  1. 1探すがん情報サービスの「相談支援センターを探す」で、地域から探す
  2. 2選ぶ小児がん拠点病院のセンターか、通院先のセンターを一つ選ぶ
  3. 3時間を確かめる受付の曜日と時間を、その病院の案内で確かめる
  4. 4電話する「子どものことで、家族として相談したい」と最初に伝える
近くのがん相談支援センターを見つけて、電話するまで

一覧表で見ると、対象・方法・費用・時間帯はどう違いますか?

がん相談支援センター、サポートセンター、よりそいホットライン、がんと家族の相談室は、どれも相談料が無料です。通話料までかからないのはフリーダイヤルのよりそいホットラインです。受付が平日の昼に限られる先もあるため、夜は24時間の電話か、夜に受け付けて翌朝返事をする窓口を使い分けます。

下の表は、子どものがんの家族が使える主な相談先を、対象と方法、費用、受付の時間帯で並べたものです。番号や時間は、2026年10月に各窓口の案内で確かめた内容で、変わることがあります。かける前に、それぞれの最新の案内も確かめてください。

相談先対象と方法費用受付の時間帯
小児がん拠点病院のがん相談支援センターその病院にかかっていない家族も使える。面談のほか電話でも相談は無料。電話は通話料がかかる病院ごとに違うので、各病院の案内で確かめる
がん診療連携拠点病院などのがん相談支援センター患者さんの家族や、その病院に通っていない人も。主に面談か電話で、匿名でもよい相談は無料。電話は通話料がかかるセンターごとに違う
がんの子どもを守る会小児がん専門のソーシャルワーカーに電話で相談(東京03-5825-6312/大阪06-6263-2666)通話料はかけた側の負担。相談料はかける前に確かめる平日10時〜17時。年末年始は休み
がん情報サービスサポートセンターがんについての相談。電話(0570-02-3410/03-6706-7797)とチャット。匿名で、原則1日1回20分以内相談は無料。通話料は自己負担平日のみ。電話は10時〜15時、チャットは12時〜15時
よりそいホットライン気持ちのつらさなど。がん専門ではない。電話0120-279-338無料24時間
こころの健康相談統一ダイヤルかけた場所の都道府県などが行う公的な心の相談につながる。電話0570-064-556通話料がかかる曜日と時間は地域ごとに違う
がんと家族の相談室(民間)本人と家族。電話080-4178-5017、LINE(匿名でもよい)、フォーム相談は無料。電話をかけるときの通話料は自己負担(フォームなら担当から折り返す)平日9:00〜18:00は担当が直接。時間外は自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返し
子どものがんの家族が使える主な相談先(2026年10月に確かめた内容)

がん相談支援センターは、病院によって「医療相談室」など別の名前で案内されていることがあります。担当医に代わって治療を決める場所ではありませんが、話した内容が、相談した人の同意なく担当医などに伝わることはないので、親の迷いや疲れも話せます。サポートセンターは、混み合う時間帯につながりにくいことがあります。

「無料」と書かれた窓口で、お金がかかることはありますか?

相談料が無料でも、通話料がかかる窓口があります。0570で始まるナビダイヤルは通話料がかかり、携帯電話のかけ放題や通話割引が使えないことがあります。カウンセリングや受診に進むと、費用がかかる場合もあります。

こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけ放題や通話割引の対象外で、050で始まるIP電話からはかけられません。がん情報サービスサポートセンターは、ナビダイヤル(0570-02-3410)のほかに、携帯電話のかけ放題などを使っている人向けに、同じ窓口につながる03-6706-7797を用意しています。よりそいホットラインはフリーダイヤルで無料、050のIP電話からかけるときの番号は050-3655-0279です。がんの子どもを守る会は東京・大阪とも一般の番号なので、通話料はかけた側の負担になります。相談料の扱いは、かけたときに確かめておくと安心です。

心のケアに進むときは、費用のかかり方が変わります。病院の心理の専門職への相談は、病院によって扱いが違います。心療内科や精神科を受診すれば、健康保険の自己負担がかかります。民間のカウンセリングは、料金を前もって確かめてから申し込んでください。

民間の窓口を使うときは、運営している会社や団体、相談の費用、お金をどこから得ているかが公開されているかも見ておきます。がんと家族の相談室は相談無料で、専門サービスをご紹介した場合は提携事業者から紹介手数料を受け取ることがあり、そのことを運営者情報で開示しています。紹介料を医療機関や士業から受け取ることはなく、1社の事業者だけを勧めることもありません。ご紹介を断っても費用はかかりません。

  • 相談料がかかるか、無料と案内されているか
  • 通話料はかけた側の負担か、フリーダイヤルか
  • ナビダイヤルなら、かけ放題や通話割引が使えるか
  • 携帯電話のかけ放題向けに、別の番号があるか
  • 面談やカウンセリングに進むとき、費用が生じるか
  • 民間の窓口なら、運営元とお金の流れが公開されているか
電話をかける前に、費用について確かめたいこと

最初の1か所は、困りごとによってどう選べばいいですか?

治療の説明が分からないなら主治医と看護師、お金や制度なら医療ソーシャルワーカー、親の気持ちならがん相談支援センターやがんの子どもを守る会、今夜ひとりで抱えきれないならよりそいホットラインが、1か所目の目安です。

一覧を上から全部比べる必要はありません。今いちばん重い困りごとを一つだけ選び、下の表でその行を見てください。1か所目で話し始めれば、2か所目が必要かどうかは、話しながら一緒に考えてもらえます。

医療ソーシャルワーカーは、病院などで、患者さんや家族が抱える経済的・心理的・社会的な問題の解決や調整を援助する専門職です(日本医療ソーシャルワーカー協会)。療養中の不安や、使える行政サービスの相談にも応じます。相談室の名前は病院ごとに違うので、看護師に「お金や制度のことを相談できる人はいますか」と聞くのが近道です。休みの制度や医療費の助成の中身は、仕事の休み方と医療費助成の記事で詳しく扱っています。

電話がつながったときの話し始め方は、電話相談の話し始めの一言の記事に場面ごとの例をまとめました。大人のがんも含めた相談先の全体は、がん相談窓口の一覧で見られます。

困りごと1か所目2か所目
治療の説明が分からない、先生に聞けない主治医・病棟の看護師がん相談支援センター
医療費や助成、仕事の休み方病院の医療ソーシャルワーカーがん相談支援センター、勤務先の人事
親の気持ちがつらい、話を聞いてほしいがん相談支援センター、がんの子どもを守る会民間の聞く窓口、こころの相談電話
きょうだいや学校のこと病棟の看護師、学校の先生がん相談支援センター
今夜、ひとりで抱えきれないよりそいホットライン(24時間)夜に受け付けて翌朝返事をする民間の窓口
子どもの急な体調の変化病院から伝えられた連絡先。命に関わるときは119番一時退院中の休日・夜間なら#8000
困りごと別の、1か所目と2か所目

電話が苦手、時間がとれないときに使える支援はありますか?

あります。がん相談支援センターでの面談、サポートセンターのチャット(平日12時〜15時)、文字で送れる民間の窓口、厚生労働省のサイト「まもろうよ こころ」にまとめられたSNSの相談先などです。付き添いの合間に、声を出さずに使える方法もあります。

入院中なら、病院の中のがん相談支援センターに、検査や処置の待ち時間に立ち寄って面談する方法があります。場所が分からなければ、看護師に「家族が相談できる窓口はどこですか」と聞けば教えてもらえます。声に出して頼みにくいときは、「親の相談をしたい」と書いた紙を看護師に渡すだけでも伝わります。

文字で相談したいときは、がん情報サービスサポートセンターが2026年5月から、平日12時〜15時にチャットでの相談を受け付けています。がんと家族の相談室のLINEは無料で、匿名のまま使えます。夜のあいだに届いた言葉は、翌朝いちばんに担当が読んで返事をします。気持ちの落ち込みが中心なら、電話やSNSの相談先が、厚生労働省のサイト「まもろうよ こころ」にまとめられています。

カウンセリングを受けたいときは、どこに頼めばいいですか?

まず病棟の看護師か、がん相談支援センターに「親が相談できる心の専門家はいますか」と聞いてみてください。病院によっては家族も心理の専門職に相談できます。眠れない、食べられないなど体に出ているときは、心療内科や精神科を受診する方法もあります。

カウンセリングという言葉には、いくつかの形が含まれます。病院の心理の専門職に、気持ちを継続して聞いてもらう形。心療内科や精神科で医師の診察を受け、必要に応じて治療を受ける形。民間のカウンセラーに予約して話す形。どれが合うかは、つらさの強さと、体に出ている影響で変わります。

迷ったときは、がん相談支援センターやがんの子どもを守る会のソーシャルワーカーに、「親の気持ちを話せる専門家を探している」と伝えてみてください。どこで相談できるかを一緒に考えてもらえます。国立がん研究センターのがん情報サービスは、支える家族について「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と紹介しています。子どもの治療を支える親が、自分のために専門家の手を借りるのは、ぜいたくなことではありません。

相談以外に、家族の暮らしを支える支援にはどんなものがありますか?

医療費の制度、病院の近くの滞在施設、きょうだいを支える取り組み、院内学級や学校に戻るための支援、同じ立場の親が集まる会などがあります。内容は病院や地域で違うので、医療ソーシャルワーカーかがん相談支援センターで尋ねるのが近道です。

遠方の病院に入院する場合は、家族が病院の近くで寝泊まりできる滞在施設(ファミリーハウスなどの名前で呼ばれます)が用意されていることがあり、支援団体や病院が運営しています。きょうだいのための集まりを開いている病院や団体もあり、入院中の子どもの学びは、病院の中の学級(院内学級)で続けられる場合があります。同じ立場の親とつながる場の探し方と付き合い方は、子どものがんを支える家族のつながり方にまとめています。

子どものがんと向き合う家族

  • 医療費の制度高額療養費、小児慢性特定疾病の医療費助成など
  • 滞在施設自宅から遠い病院に入院するとき、家族が泊まれる施設
  • きょうだいへの支え病院や団体による、きょうだいのための集まり
  • 院内学級・学校に戻る支援入院中の学びと、もとの学校へ戻る準備
  • 親の会・交流の場同じ立場の親と、気持ちや工夫を分かち合う
  • 仕事の休みの制度介護休業・介護休暇など、勤務先で確かめる
相談のほかに、家族の暮らしを支える主な支援

相談相手がいない、調べる気力もない夜は、どうすればいいですか?

全部を調べなくてかまいません。今夜は、この記事の表から番号を1つだけスマホに登録し、明日の昼にかけるか、今夜のうちに文字で一言送ってください。次の一歩は、相手と一緒に考えられます。

調べる気力が残っていないのは、それだけ毎日を支えるのに力を使っているからです。相談は、何を話すか決めてから始めるものではありません。「何を相談すればいいのかも分からない」と最初に言ってしまえば、そこから話を整理してもらえます。名前を明かさずに使える窓口もあるので、「こんなことで電話していいのか」と迷う必要もありません。

今夜どうしても一人で抱えきれないときは、よりそいホットライン(0120-279-338)が24時間、無料で電話を受けています。子どもの体調が急に変わったときは、相談窓口ではなく、病院から伝えられている連絡先へ。命に関わると感じたら119番です。一時退院中の休日や夜間なら、保護者が小児科の医師や看護師に相談できる子ども医療電話相談(#8000)も使えます。つながるのは住んでいる都道府県の窓口で、受付の時間は都道府県によって違います。

がんと家族の相談室も、話せる場所の一つです。医療機関ではないため診断や治療の判断はしませんが、評価も助言もしないで聞く20分や、この一覧のどこに最初に連絡するかの整理をお手伝いできます。

相談相手がいなかったお父さんは、どう1か所目を選んだ?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・父親の立場(ひとり親。小学2年の息子が入院して治療中。実家は遠方)
相談のあとに変わったこと
一覧を前に止まっていた状態から、1週間で3つの窓口につながった。お金と付き添いのことは病院の医療ソーシャルワーカーに、気持ちのことは小児がん拠点病院のがん相談支援センターに、と相談先を分けられた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から1週間で、父親が連絡した先は3か所になった。月曜は病院の医療ソーシャルワーカーと面談し、医療費の助成の申請と、付き添いを交代できる人の探し方を話した。水曜は、近くの小児がん拠点病院のがん相談支援センターに電話し、親としての気持ちを20分ほど話した。金曜には、職場の人事に休みの制度をメールで尋ねた。スマホの連絡先には「昼の相談」「夜の受け皿」「病院」の3つが並ぶ。「一覧を全部読まなくても、1つ目さえ決まれば動けると分かりました」

2. 相談を考えた背景

息子の入院から3週間。父親は一人で付き添いと仕事を回していた。実家の両親は遠方で高齢、頼める親戚もいない。病棟の看護師に「お父さん、休めていますか」と聞かれ、「大丈夫です」と答えたあと、トイレの個室で座り込んだ。

3. 相談する前に困っていたこと

「子供 癌 家族 相談窓口」と検索すると、窓口の名前はいくつも出てきた。けれど、どこが何をしてくれて、お金がかかるのか、自分のような親が使っていいのかが分からなかった。病院の相談支援センターは、通っている病院のものしか使えないと思い込んでいた。

4. ここを選んだ理由・決め手

夜中に一覧を眺めても決められず、相談室のLINEに「どこに相談すればいいか分かりません」と送った。決め手は、ほかの相談先へのつなぎ役もする、と書かれていたこと。「自分で選ぶ力が、もう残っていなかった」

5. 相談で話したこと・その後

翌朝に返事が届き、昼休みに電話を受けた。担当は名前を名乗り、はじめに20分ほど話を聞いたあと、困りごとを「お金と付き添い」「気持ち」「仕事」の3つに分け、それぞれの1か所目を一緒に決めた。小児がん拠点病院の相談支援センターは、通っていない病院でも無料で電話相談できることも伝えた。息子の病状や治療について、担当は何も判断していない。最初の電話では、呼び出し音を聞きながら切りそうになった。メモに書いた「息子のことで、親の気持ちを聞いてほしくて」を読み上げると、相手は最後まで話を聞いてくれた。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • 親が気持ちのことを相談できる窓口や、心の専門家は、この病院にいますか。
  • 医療費の助成や、付き添い中の暮らしのことは、どなたに相談すればいいですか。
  • 同じ病気の子の親どうしで話せる場や、きょうだいを支える取り組みはありますか。
  • 自宅から遠い場合、家族が泊まれる施設を案内していただけますか。
  • 夜間や休日に、子どもの体調のことで連絡する先を教えてください。

とはいえ、一覧を前に迷っている家族に伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──選べないのは気力が尽きかけているからで、怠けではありません

窓口の名前が並んだ一覧を前に、どれにも電話できずに画面を閉じてしまう。それは、あなたが頼ることに慣れていないからでも、怠けているからでもありません。付き添いと仕事と家のことで、選ぶための力まで使い切っているからです。だから、正しい1か所を選ぼうとしなくてかまいません。どこにかけても、合わなければ別の窓口を教えてもらえます。最初の1本は、間違えても取り返しがつきます。

② 実務のこと──相談の記録を一冊にまとめ、窓口ごとに書き残す

相談先が増えてくると、どこで何を話したかが分からなくなります。ノートかスマホのメモに窓口ごとのページをつくり、連絡先、受付の時間、話した日、話したこと、次にすることを書き残してください。同じ説明を何度もくり返す負担が減り、家族のほかの人が代わりに連絡するときにも役に立ちます。受付の時間や番号は変わることがあるので、半年に一度くらい見直す日を決めておくと安心です。

今日できること

相談先を選びきれない今夜から明日にかけて、試せる3つのこと

  1. 困りごとに丸をつける

    「お金」「気持ち」「きょうだい」「今夜」のうち、いちばん重いものに丸をつけ、表で1か所目を確かめます。

  2. 受付時間を写す

    選んだ窓口の受付時間を手帳かスマホのメモに写し、明日かけられる時間に印をつけます。

  3. 夜の受け皿を1つ決める

    夜につらくなったときの先として、24時間の電話か、夜に文字で送れる窓口を1つだけ決めておきます。

よくある質問

近くの小児がん拠点病院は、どうやって探せばいいですか?

国立がん研究センターのがん情報サービスに、小児がんの相談や病院について案内するページがあり、がん相談支援センターは「相談支援センターを探す」から地域ごとに探せます。分からないときは、通院先の看護師や医療ソーシャルワーカーに「近くの小児がん拠点病院の相談窓口を教えてください」と聞いてみてください。小児がん拠点病院の相談支援センターは、その病院にかかっていなくても、無料で電話相談を受けています。

相談した内容が、子どもの主治医に伝わることはありますか?

がん相談支援センターに話したことは、相談した人の同意なしに、担当医や病院のスタッフを含むほかの人に知られることはありません。「親がこんなことを考えていると病棟に知られたくない」という話も、安心して持ち込めます。がんと家族の相談室も医療機関ではなく、ご希望があれば記録を残さずにお話を伺います。

子どもが高校生です。AYA世代向けの情報や相談先はありますか?

思春期から若い大人の世代は「AYA世代」と呼ばれ、国立がん研究センターのがん情報サービスでは主に思春期(15歳〜)から30歳代まで、厚生労働省では15歳〜39歳とされています。がん情報サービスには「AYA世代の方へ(15歳から30歳代)」というページがあります。相談は、小児がん拠点病院やがん診療連携拠点病院などのがん相談支援センターででき、患者さん本人も使えます。本人が自分で相談したいと言ったときにも、窓口として伝えてみてください。

相談窓口に電話したのに、つながりませんでした。

時間帯によっては混み合ってつながりにくい窓口があり、がん情報サービスサポートセンターも、混み合う時間帯はつながりにくいことがあります。時間を変えてかけ直すほか、チャットなど文字の窓口を使う、受付時間外でも受け付けている窓口に一言残す、といった方法があります。がんと家族の相談室は、時間外の電話を自動音声で受け付け、翌朝9時までに担当から折り返します。今夜どうしても誰かと話したいときは、よりそいホットラインが24時間受け付けています。

親の会は、どこで見つけられますか?

通院先の病院の看護師や医療ソーシャルワーカー、がん相談支援センターに「親どうしで話せる場はありますか」と尋ねるのが確かです。病院の中で開かれる会もあれば、支援団体が開く会、オンラインの集まりもあります。参加する前に、どんな家族が集まる会か、話さずに聞くだけでもいいかを確かめておくと安心です。

がんと家族の相談室は、ほかの窓口とどう違いますか?

民間の無料の相談窓口で、医療機関ではないため、診断や治療の判断はしません。評価も助言もしないで聞く20分、医師の言葉の一般的な意味を伝えて次の診察で聞く質問を3つにまとめること、会社に何と言うかやお金の見通しといった今夜の判断の整理、ご希望とご同意に応じたほかの相談先へのつなぎ役を受け持ちます。電話に出る担当は名前を名乗ります。

最初に連絡する1か所を、電話で一緒に決めませんか

お名前はニックネームでかまいません。ご希望の時間帯をお書きいただければ、受付確認のメールがすぐに届いたあと、その時間帯に担当がお電話します。今いちばん重い困りごとを伺い、この一覧のどこに最初に連絡するかと、そこで話すことを一緒に整理します。

  1. 入力は1分ほどお名前はニックネームで構いません。ご相談の内容は、ひとことでも大丈夫です。
  2. すぐに受付メール送信すると、受け付けたことをお知らせするメールが届きます。
  3. ご希望の時間にお電話電話番号は、折り返しのお電話にだけ使います。スタッフが名前を名乗っておかけします。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

    1ご相談の内容
    ご相談の種類任意

    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

    水が漏れている場合は、先に止水栓か元栓を閉めてください。電気設備に水がかかっている場合は、ブレーカーを落としてください。写真はLINEから送っていただくのが最短です(24時間受付)。

    対象の設備・箇所任意・複数可

    写真任意・3枚まで

    全体が分かる引きの写真、症状が分かる寄りの写真、銘板(メーカー・型式のシール)の3枚があると、機種と範囲がその場で分かります。入居者の方が写らないようにお撮りください。1枚2MBまで(JPG・PNG・GIF・WebP・PDF)。スマートフォンの写真はそのまま選べます。大きい写真は送信前に自動で縮小します。

    2施設について

    3ご連絡先

    ご希望の連絡方法任意

    連絡のつきやすい時間帯任意・複数可

    4詳しく書ける方へ任意いつから・何回目か・何か所か・何名の施設か。分かるとお見積りまでの日数が短くなります

    同じ症状は

    補助金の利用

    他社のお見積り

    他社の金額をお伺いすることはありません。相見積の場合は、各社に同じ条件をお伝えします。

    送信すると、受付番号を記した受付完了メールが自動で届きます(ご入力の内容は記載しません)。受付とご連絡は、運営会社のスキマグループ合同会社が行います。ご相談・現地の確認・お見積りまで費用はかかりません。

    お急ぎのときは、お電話で:080-4178-5017(平日9:00〜18:00は担当が直接お受けします。それ以外は自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返します)/文字で相談したいときはLINEで

    私たちは医療機関ではないため、診断・治療・余命の判断はできません。体調の急な変化は、まず主治医や病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は、迷わず119番へ。

    次の一歩

    ひとりで抱えず、小児がんに詳しい相談先につながる

    お子さんの病気のことを、親御さんだけで背負う必要はありません。全国の小児がん拠点病院や、がん診療連携拠点病院などにある相談支援センターでは、治療や暮らし、きょうだいのこと、親御さん自身の気持ちについても相談できます。

    主治医や看護師に聞いてみる一言

    「治療のこと以外に、きょうだいや学校のことを相談できる窓口はありますか。」

    1. 主治医や担当の看護師に、病院の相談窓口(医療ソーシャルワーカーなど)を教えてもらう
    2. きょうだいへの伝え方も、ひとりで決めずに相談先と一緒に考える
    3. 親御さん自身が眠れない・食べられない日が続くときは、それも相談先に伝える

    手元にあると話しやすいもの

    • 治療の予定が分かるもの
    • きょうだいの学校・園の連絡先

    公的な相談先

    小児がん拠点病院の相談支援センター
    小児がんの治療や療養のこと、きょうだいや学校のことまで相談できます。
    医療ソーシャルワーカー(病院の相談室など)
    医療費や制度、退院後の暮らし、在宅療養の準備を一緒に考える専門職です。

    このサイトでできること

    体調の急な変化は、まず主治医・病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は119番へ。

    このテーマの記事をもっと読む(子どものがん(親の立場))

    参考・出典

    監修者 木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の
    支援に関する監修者

    木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の支援に関する監修者

    県立がんセンターでの勤務経験を経て、がん患者さんとそのご家族が直面する療養上の悩みや意思決定の葛藤に向き合ってきました。

    がんと診断されたご本人を支えるご家族には、「一日でも長く生きていてほしい」という切実な願いがあります。一方で、緩和ケアでは、痛みや苦痛を和らげること、その人らしい生活を大切にすること、ご本人の希望を尊重することなど、さまざまな視点から療養の方向性を考える必要があります。

    こうしたご家族の願いと医療・療養方針との間に生まれる葛藤を理解し、年間約200名のがん患者さんとそのご家族に関わる中で、それぞれの状況に応じた支援のあり方や、その先に進むための選択肢をともに考えてきました。

    「がんと家族の相談室」では、がん患者さんご本人だけでなく、支えるご家族も孤立せず、必要な情報や相談先につながれることを大切にしています。医療情報を伝える際には、医学的な正確性に配慮するとともに、ご家族が抱える不安や迷いにも目を向け、療養生活の中で次の一歩を考えるための情報発信を目指しています。

    監修は医療情報の正確性と表現の妥当性に関するものであり、個別の診断・治療・余命の判断を行うものではありません。ご本人の症状や治療については、担当の医師・看護師にご確認ください。

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