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毎日会いに行くべき?がんの家族と決める会う頻度と連絡のリズム

このテーマの総論:がんの家族と後悔しないために|今できる5つのことと時期別の表

この記事の結論

毎日会いに行く・毎日連絡するのが正解、という決まりはありません。本人の体力と希望、家族が続けられるかの両方を見て、回数より「決まったリズム」を本人と決めるほうが支えになります。「来なくていい」には遠慮・休みたい・見せたくないなど別々の意味があり、選べる聞き方で確かめられます。

理由と根拠は、このあと本文でくわしくお伝えします。 主な出典:国立がん研究センター がん情報サービス「家族ががんになったとき」 https:/… ほか2件 参考・出典を見る 先に「次の一歩」を見る

会いに行く回数や連絡の頻度に、「毎日でなければ足りない」という基準はありません。本人にとって助けになるのは、回数の多さより、「次はいつ来てくれるか」「何時ごろ連絡が来るか」が分かっている安心であることが多く、そのちょうどいい形は、本人の体力や病状、家族の仕事や暮らしによって一軒ずつ違います。

本人の「来なくていい」も、言葉どおりとは限りません。家族の生活を気づかう遠慮のこともあれば、本当に休みたいことも、弱った姿を見せたくないこともあります。この記事では、その見分け方と、本人と一緒に頻度を決める聞き方、行けない日に関係をつなぐ短い連絡の工夫、病状の時期による変え方を順に紹介します。

会いに行くたびに、これでよかったのかと迷う方へ

  • 毎日電話したほうがいいのか、かえって負担になっているのか分からない。
  • 会いに行くと父は「来なくていい」と言う。本心なのか遠慮なのか読めない。
  • 仕事で行けない日が続くと、申し訳なさで胸がいっぱいになる。

がんの親に、どのくらいの頻度で会いに行ったり連絡したりすればいいですか?毎日のほうがいいですか?

毎日のほうがいい、という決まりはありません。本人が疲れずに会える回数と、家族が続けられる回数の重なるところが、その家族のちょうどいい頻度です。回数より、「次はいつ」が分かるリズムのほうが、本人の安心につながることもあります。

面会は、本人にとっても体力を使う時間です。身なりを整え、起き上がり、話を聞き、相手を気づかって笑顔をつくる。治療が続いている時期には、それだけでぐったりする日があります。毎日の面会を何よりの楽しみにしている人もいれば、ありがたいと思いながら、内心では「今日は一人で横になっていたい」と感じている人もいます。

家族の側にも、続けられる限度があります。仕事を終えて面会時間の終わりまぎわの病棟に駆け込み、時計を気にしながら30分だけ顔を見て、帰りの電車で夕食を考える。そんな毎日を無理に重ねると、どこかで家族のほうが倒れてしまいます。この先がどのくらい続くのかは、誰にも正確には分かりません。だからこそ、長く続けられる形を最初から考えておく意味があります。

そこで役に立つのが、回数ではなく「リズム」で考える方法です。たとえば「火曜の夜と土曜の昼に会う」「毎晩8時にひとこと送る」と決めておけば、本人は次に会える日を楽しみに待て、会わない日は気がねなく休めます。家族も、行けない日に後ろめたさを抱えずにすみます。

回数で考える会い方

  • 行けた日数で、自分の支えを測ってしまう
  • 行けない日は、連絡まで途切れがちになる
  • 疲れていても、無理をして顔を出す

リズムで考える会い方

  • 会う日と連絡する時間を、本人と決めておく
  • 行けない日も、短い連絡で「いつもの時間」を守る
  • 本人の体調に合わせて、短くする日や休む日をつくる
回数で考える会い方と、リズムで考える会い方

本人の「来なくていい」は、本心ですか?遠慮ですか?

どちらとも限りません。家族を気づかう遠慮、本当に休みたい、弱った姿を見せたくない、という少なくとも三つの意味が考えられます。言葉だけで決めつけず、会ったときの表情や頼みごとの有無から、どれに近いかを見ていきます。

一つめは、遠慮です。「仕事が忙しいんだろう」「子どもの迎えがあるでしょう」。家族の暮らしを自分のせいで崩したくない、という気持ちから出る「来なくていい」です。こういうときの本人は、来れば表情がゆるみ、帰りぎわには「次はいつ?」と聞いたり、「今度あれを持ってきて」と頼みごとをしたりします。

二つめは、本当に休みたいという意味です。治療の副作用でだるい、夜に眠れず昼にうとうとしている、人と話すだけで疲れてしまう。面会中に何度も目を閉じる、返事が短くなる、「今日は疲れた」と口にする、といった様子があれば、回数や長さを減らしてほしいという合図かもしれません。

三つめは、見せたくないという意味です。髪が抜けた、やせた、身の回りのことを人に手伝ってもらっている。親として、配偶者として、そうした姿を家族に見られるのがつらい人もいます。処置や着替えのときに外へ出てほしがる、身なりをしきりに気にする、といった様子が手がかりになります。

意味見えやすいサイン返し方の例
遠慮家族の仕事や子どもの話をしきりに気にする。帰りぎわに「次はいつ?」と聞く「来たくて来てるから」と短く伝え、会う日を本人に選んでもらう
休みたい面会中にうとうとする。返事が短い。「今日は疲れた」と言う「今日は15分で帰るね」と短くし、連絡だけの日をはさむ
見せたくない身なりを気にする。処置のときに外へ出てほしがる「行く前に連絡するね」と予告し、会う時間や場所を本人に任せる
「来なくていい」の3つの意味と、返し方の例

どの意味にも当てはまらず、「本当に、しばらく一人にしてほしい」とはっきり言われることもあります。その場合は、言葉どおりに受け取ってかまいません。会わない期間も、短い連絡の約束だけは残しておくと、本人が気持ちを変えたときに戻ってきやすくなります。

会う頻度は、本人とどう決めればいいですか?

「毎日行こうか?」と聞くと、本人は遠慮して「いい」と答えがちです。「火曜と土曜なら、どっちがいい?」「電話とLINE、どっちが楽?」のように、選べる形で聞くと、本人の希望が出てきやすくなります。

「来てほしい?」という聞き方は、本人に「来てほしい」と言わせる形になり、遠慮がちな人ほど答えにくくなります。二つの中から選んでもらう形なら、どちらを選んでも家族に迷惑をかけたことにならないので、本音が出やすくなります。

たとえば、こんなふうに切り出せます。「来週から、火曜の夜と土曜の昼に来ようと思うんだけど、どっちかのほうが楽なら教えて。疲れてる日は、朝のうちにスタンプを一つ送ってくれたら、その日は電話だけにするね」。こうして、本人の側から「今日はやめておいて」と言える合図を決めておくと、本人は会う日を自分で選べるようになります。

決めたリズムは、ずっと固定するものではありません。「次の診察の日まで、これでやってみて、また相談しよう」と、見直す日を最初に決めておくと、本人も家族も気が楽になります。きょうだいなど面会する家族が複数いるなら、会う日を一つの予定表にまとめ、同じ日に重なって別の日に誰も来ない、ということが起きないようにします。

なお、面会の時間や人数、事前の予約が要るかどうかは、病院や病棟ごとに決まりが違います。リズムを決める前に、病棟の看護師に一度確かめておくと、行ってから会えないということを防げます。

  1. Q1本人から「次はいつ?」「あれを持ってきて」という言葉がありますか

    はい会うのを楽しみにしている合図。会う日を本人に選んでもらう

    いいえ次の問いへ

  2. Q2面会のあと、本人がぐったりしている様子がありますか

    はい回数より時間を短くする。連絡だけの日をはさむ

    いいえ今のリズムを続け、ときどき本人に確かめる

  3. Q3家族のほうが、眠れない・仕事が回らないなど限界に近いですか

    はい回数を減らしても関係は切れない。ほかの家族や窓口と分け合う

    いいえ無理のない範囲で、本人の希望に合わせる

今週の会い方を決めるときの分かれ道

行けない日は、どうやって関係を保てばいいですか?

短い連絡を、決まった時間に届けることです。「夜8時にスタンプひとつ」「朝に写真を一枚」のように、返事がいらないくらいの軽さにしておくと、本人の負担にならずに「つながっている」感覚を保てます。

大切なのは、連絡の中身より、届く時間が決まっていることです。毎晩同じ時間に小さな通知が来ると、本人はその時間を一日の目印にできます。病室で一人の夜を過ごす人にとって、「8時になれば何か届く」という予測は、思っている以上に心強いものです。

送る中身は、病気の話でなくてかまいません。庭の柿が色づいた、飼い犬が散歩でじゃれていた、孫が逆上がりをできた。家の日常が届くと、本人は自分の居場所がそこに残っていると感じられます。スマホに慣れていない親なら、決まった曜日の決まった時間に短い電話をする、はがきを病棟あてに送る、という方法もあります。病室での通話には病院ごとのルールがあるので、入院中なら確かめておきます。

  • 毎晩決まった時間に、スタンプかひとことを送る
  • 庭や家の様子、ペット、孫の写真を一枚送る
  • 声のメッセージを短く録って送る
  • 同じテレビ番組を別々に見て、感想をひとこと送り合う
  • はがきや短い手紙を、病棟あてに出す
  • 面会した家族が、枕元のノートにその日の出来事を書き残す
行けない日に届けられる、短い連絡の例

毎日連絡すると、かえって負担になりませんか?

なることがあります。返事を求める連絡や、体調を毎回確かめる質問は、本人にとって「報告の義務」になりやすいからです。返事がいらない形にする、体調の質問は一日一つまでにする、と決めておくと負担は軽くなります。

「体調どう?」「ちゃんと食べた?」「眠れた?」。心配だからこその質問でも、毎日続くと、本人は家族を安心させるために「大丈夫」と答える役を引き受けることになります。具合の悪い日ほど、その返事がつらくなります。

負担を軽くするには、送る側がルールを決めておくのが確実です。たとえば、返事は既読だけで十分と最初に伝えておく。体調の質問は一日一つまでにして、残りは家の話にする。電話は食事や検査、昼寝の時間を避け、本人が楽な時間帯を一度聞いておく。こうしておけば、連絡が「見守り」から「会話」に戻っていきます。

返事が来ない日があっても、すぐに悪いことと結びつけなくてかまいません。検査や処置、入浴、眠っていることもあります。ただ、いつもと違って長く連絡がつかず心配なときに、病棟へ電話で様子を尋ねてよいか、誰に聞けばよいかは、面会のときに確かめておくと安心です。

病状の時期によって、会い方は変えたほうがいいですか?

変えてかまいません。治療が順調な時期は本人の生活を優先して間隔をあけ、入院や体調の変化があった時期は短い面会を増やす、というように時期に合わせて見直していきます。最期が近いと言われたら、呼ぶ人や付き添い方を医療者と相談します。

診断を受けたばかりのころは、回数より、一度ゆっくり話を聞く時間のほうが助けになることがあります。通院で治療を続けている時期は、本人が自分の暮らしを保てていることが多く、通院の付き添いや週末の顔出しなど、要所で支える形が合いやすくなります。

入院すると、面会のルールに合わせながら、短い面会と決まった時間の連絡を組み合わせる形が中心になります。体調が変わってきたと感じたら、本人の疲れ具合を見ながら、一回を短くして回数を少し増やす、家族の連絡先と連絡してほしい順番を病棟に伝えておく、といった見直しをします。

最期が近いと言われた時期の付き添い方や、遠くの家族を呼ぶタイミングは、医療者と相談しながら決めていきます。体に現れる変化と家族ができることは、最期が近いときのサインの記事にまとめています。離れて暮らしていて頻繁には帰れない場合の分担は、遠距離での支え方の記事を参考にしてください。

  1. 1診断を受けたころ会う回数より、一度ゆっくり話を聞く時間をとる
  2. 2通院で治療している時期本人の暮らしを優先し、通院の付き添いや週末の顔出しで支える
  3. 3入院している時期面会のルールを確かめ、短い面会と決まった時間の連絡を組み合わせる
  4. 4体調が変わってきた時期一回を短くして回数を少し増やす。連絡先の順番を病棟に伝える
  5. 5最期が近いと言われたら誰を呼ぶか、付き添いをどう交代するかを医療者と相談する
病状の時期ごとの、会い方と連絡の変え方(一例)

行けない日の罪悪感は、どう扱えばいいですか?

罪悪感は、本人を大切に思っているからこそ生まれる気持ちです。けれど、行けた日数は支えの量ではありません。家族が倒れずに続けられることも、本人を支える条件の一つです。

国立がん研究センターのがん情報サービスは、家族が「本人はもっとつらいのだから」と自分の気持ちを我慢しがちで、自分の日常生活も維持しなければならないことから、ご家族は「第二の患者」ともいわれると紹介しています。仕事や子育てを続けながら通う家族が疲れるのは、気持ちが足りないからではありません。

本人の「来なくていい」が遠慮の意味だったとしても、その奥には「あなたの生活が回っていてほしい」という願いがあることが多いものです。家族が自分の暮らしを守ることは、本人の願いをかなえることでもあります。

働きながら通うなら、仕事を休むための制度もあります。その一つが介護休業で、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態(要介護状態)の家族がいれば、その家族1人につき通算93日まで、3回まで分けて休めます。介護休暇は1年に5日(対象家族が2人以上なら10日)まで、時間単位でも取れるので、条件に当てはまれば、数時間だけ休むといった使い方もできます。2025年4月からは、介護に直面した社員に、事業主が制度を個別に知らせ、意向を確かめることが義務になりました。どちらも使える条件があるため、自分が対象になるかは勤め先の担当部署に確かめてください。制度の使い方と会社への伝え方は、仕事との両立の記事で紹介しています。

罪悪感が強くて眠れない夜が続くなら、病院のがん相談支援センターで家族として相談することもできます。相談するのが患者さん本人でなくても、その病院に通っていない家族でも、費用はかからず、匿名で使えます。がんと家族の相談室でも、評価も助言もせずに20分、行けない日の気持ちをそのまま聞きます。

毎日の面会に疲れきっていた娘さんは、どう動いた?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・娘の立場(70代の父が入院中。実家の母は高齢で、娘さんが仕事帰りに毎日通っていた)
相談のあとに変わったこと
父と相談して、面会を週3回に、残りの日は毎晩8時のLINEに切りかえた。父が面会日を楽しみに待つようになり、娘さんも眠る時間を取り戻せた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談のあと、娘さんは父と話し、面会を毎日から火曜・木曜・土曜の週3回に変えました。行かない日は、毎晩8時に家の写真を一枚と、ひとことを送ります。父の返事はスタンプ一つですが、ほぼ毎晩届くようになりました。面会の日には、父のほうから「今度、クロスワードの本を持ってきてくれ」と頼みごとをするようになりました。娘さんの睡眠は、5時間を切る日が続いていたのが、6時間ほど眠れる日が増えたそうです。「行かない日に、ちゃんと休んでいいと思えるようになった」と話しています。

2. 相談を考えた背景

父の入院から1か月、娘さんは毎日、仕事帰りに病院へ寄っていました。面会時間の終わりまでの30分ほどで、着替えを渡し、洗濯物を受け取って帰る毎日です。ある日、父に「毎日来なくていい」と言われ、娘さんはその言葉をどう受け取ればいいのか分からなくなりました。

3. 相談する前に困っていたこと

帰宅はいつも夜10時近く、夕食はコンビニで済ませる日が続き、休日は溜まった家事で終わっていました。「来なくていい」の意味を夜中に調べても、「本心ではない」と書いたものと「本人の希望を尊重する」と書いたものがあり、迷いは深まるばかりでした。一度、「毎日じゃなくてもいい?」と聞いてみると、父は「好きにしろ」と横を向き、かえって気まずくなりました。

4. ここを選んだ理由・決め手

病院の相談窓口も考えましたが、父の治療の相談ではないのに使っていいのか迷いました。相談室を選んだのは、夜にLINEで状況を送れたことと、「今夜の判断を一緒に整理する」という説明に、自分の迷いが当てはまると感じたからです。

5. 相談で話したこと・その後

電話では、担当は父の病状には触れず、父が「来なくていい」と言ったときの様子を一緒に振り返りました。帰りぎわに「明日は何時ごろだ」と聞いていたことを思い出し、遠慮の意味が強いのではないかと娘さんは考えました。そこで「毎日」かどうかを聞くのをやめ、「火・木・土と、行かない日は夜8時のLINE。どっちのほうがいい?」と選べる形で聞くことにしました。行かない日を決めることに、娘さんは最後まで後ろめたさを感じていましたが、担当はその気持ちも評価せずに聞き、母にも予定表を見せておくことを一緒に決めました。最初の週、父は「8時は早い。9時にしろ」と注文をつけ、娘さんは思わず笑ったそうです。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • 本人の体力から見て、面会の長さや回数は、どのくらいが無理のない範囲でしょうか。
  • 治療のあとで疲れやすい日や時間帯があれば、教えていただけますか。
  • 家族が来られない日に、本人の様子を電話で尋ねてもいいですか。どなたに聞けばいいですか。
  • 体調に変化があったとき、家族に連絡をいただけるのはどんなときですか。
  • 面会の日に、家族が持ってきてよいもの・控えたほうがいいものはありますか。

とはいえ、会う頻度に迷う家族に伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──会えない日にも、関係は続いている

面会に行けなかった夜、家族は「今日も一人にしてしまった」と自分を責めがちです。けれど、本人の側から見ると、関係は会った日だけでできているわけではありません。決まった時間に届く写真や、枕元に残った前回の面会のメモ、「土曜に来るね」という約束。そうした積み重ねが、会えない日の本人を支えています。行けた日数を数えて落ち込む代わりに、今日届けられた小さな連絡を一つ数えてみてください。

② 実務のこと──面会の予定と連絡の窓口を、家族と病棟で一つにしておく

面会する家族が複数いるなら、誰がいつ行くかを一つの予定表にまとめ、全員が見られるようにしておきます。病棟には、家族の中の連絡窓口を一人決めて伝え、急ぎの連絡をもらう順番も書いて渡しておきます。洗濯物や日用品の補充のように、面会のたびに発生する用事も担当を決めておくと、行ける人が行けない人の分まで抱え込むことを防げます。役割がはっきりすると、行けない家族も「自分の担当」で関われるようになります。

今日できること

会う頻度に迷った日に、今夜から明日にかけてできる3つのこと

  1. 本人に二択で聞く

    次に話すとき、「火曜と土曜、どっちが楽?」のように、会う日を選べる形で一つだけ聞きます。

  2. 連絡の時間を一つ決める

    「毎晩8時にスタンプを送るね。返事はいらないよ」と、返事のいらない連絡の時間を一つだけ伝えます。

  3. 続けられる回数を書き出す

    仕事や家のことを並べ、自分が無理なく続けられる面会の回数を紙に書きます。迷ったら、相談室のフォームから一緒に整理できます。

よくある質問

きょうだいで、会いに行く回数に差があります。不公平に感じてしまいます。

回数をそろえるより、役割を分けるほうが長続きします。近くに住む人は面会、遠くに住む人は手続きや書類、お金の管理、定期的な電話というように、距離に合った担当を決めれば、回数の差がそのまま負担の差にはなりません。一度、家族で面会の予定表と役割の一覧を見ながら話す場を持つと、言いにくい不満も「分担の見直し」として話しやすくなります。

本人に「毎日来てほしい」と言われました。でも、毎日は難しいです。

できないことを約束するより、できることを具体的に伝えるほうが、本人の安心につながります。「毎日は難しいけれど、火曜と土曜は必ず来るし、毎晩8時に電話するね」のように、会える日と連絡の時間をはっきり示します。ほかの家族や親しい友人に、空いている曜日に顔を出してもらえないか頼むこともできます。本人の心細さが強いようなら、病棟の看護師にもその様子を伝えておいてください。

面会に行っても、本人が眠っていることが多いです。起こしたほうがいいですか?

本人から「来たら起こして」と頼まれていなければ、そのまま休ませてかまいません。少しのあいだ隣に座って過ごし、看護師に「来ていました」と伝えて帰るだけでも、面会の意味はあります。眠っている時間が急に増えた、呼びかけへの反応がいつもと違うなど、変化が気になるときは、看護師や主治医にその様子を尋ねてください。

電話をかけても出ないと、何かあったのではと不安になります。

検査や入浴、眠っているなど、出られない理由の多くは心配のいらないものです。「出られないときは、あとでスタンプだけ送って」と約束しておくと、不安な時間が短くなります。入院中なら病棟に様子を尋ねてよいか、自宅で一人暮らしなら近くに住む人に様子を見に行ってもらえるかを、前もって決めておくと安心です。急に具合が悪そうな声だったときは、病院や訪問看護に連絡し、命に関わると感じたら119番に電話してください。

会いに行くと、つい長居してしまいます。どのくらいで帰ればいいですか?

長さの決まりはなく、目安になるのは本人の疲れ具合です。来たときに「今日は30分くらいで帰るね」と終わりの時間を先に伝えておくと、本人は気をつかって起きていなくてすみ、家族も帰るきっかけをつかみやすくなります。物足りないくらいで帰り、次の約束を残していくほうが、本人が次の面会を楽しみに待てることもあります。

遠方に住んでいて、なかなか帰れません。会えない分、何ができますか?

決まった時間の連絡は、離れて暮らす家族にこそ向いている支え方です。近くの家族と役割を分け、診察の日に電話で話を聞く、手続きや書類を引き受ける、帰省の日を本人の受診日や近くの家族の休みに合わせる、といった関わり方があります。帰省のタイミングで迷うときは、医療者に「今の状態で、遠くの家族はいつごろ会っておくとよいでしょうか」と尋ねてみてください。

会う日と連絡の時間を、一緒に一枚にまとめませんか

今の面会の回数と気がかりをひとこと、それに電話に出やすい時間帯をお書きください。受付確認のメールをお送りしたあと、その時間帯に担当からお電話します。本人の「来なくていい」の受け取り方と、ご家族が続けられる会い方・連絡の時間を、一緒に一枚に整理します。

  1. 入力は1分ほどお名前はニックネームで構いません。ご相談の内容は、ひとことでも大丈夫です。
  2. すぐに受付メール送信すると、受け付けたことをお知らせするメールが届きます。
  3. ご希望の時間にお電話電話番号は、折り返しのお電話にだけ使います。スタッフが名前を名乗っておかけします。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

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    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

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    送信すると、受付番号を記した受付完了メールが自動で届きます(ご入力の内容は記載しません)。受付とご連絡は、運営会社のスキマグループ合同会社が行います。ご相談・現地の確認・お見積りまで費用はかかりません。

    お急ぎのときは、お電話で:080-4178-5017(平日9:00〜18:00は担当が直接お受けします。それ以外は自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返します)/文字で相談したいときはLINEで

    私たちは医療機関ではないため、診断・治療・余命の判断はできません。体調の急な変化は、まず主治医や病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は、迷わず119番へ。

    次の一歩

    全部をしようとせず、今週の3つに絞る

    ご家族の役割は「そばにいる」「情報を一緒に整理する」「生活を支える」「自分を守る」の4つに分けると、見通しがよくなります。全部を完璧にする必要はありません。今週できることを3つだけ選んでみてください。

    主治医や看護師に聞いてみる一言

    「家族として、今いちばん手伝えることは何でしょうか。」

    1. きょうだいや親族で役割を分けて、ひとりに負担を集めない
    2. 診察には、聞きたいことを3つ書いたメモを持っていく
    3. 仕事やお金の手続きは、がん相談支援センターや医療ソーシャルワーカーに相談する

    手元にあると話しやすいもの

    • 家族の役割分担のメモ
    • 次の診察の日時と、付き添える人

    公的な相談先

    がん相談支援センター
    全国のがん診療連携拠点病院などにある相談窓口です。どなたでも無料で、その病院にかかっていなくても相談できます。
    医療ソーシャルワーカー(病院の相談室など)
    医療費や制度、退院後の暮らし、在宅療養の準備を一緒に考える専門職です。

    このサイトでできること

    体調の急な変化は、まず主治医・病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は119番へ。

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    参考・出典

    監修者 木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の
    支援に関する監修者

    木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の支援に関する監修者

    県立がんセンターでの勤務経験を経て、がん患者さんとそのご家族が直面する療養上の悩みや意思決定の葛藤に向き合ってきました。

    がんと診断されたご本人を支えるご家族には、「一日でも長く生きていてほしい」という切実な願いがあります。一方で、緩和ケアでは、痛みや苦痛を和らげること、その人らしい生活を大切にすること、ご本人の希望を尊重することなど、さまざまな視点から療養の方向性を考える必要があります。

    こうしたご家族の願いと医療・療養方針との間に生まれる葛藤を理解し、年間約200名のがん患者さんとそのご家族に関わる中で、それぞれの状況に応じた支援のあり方や、その先に進むための選択肢をともに考えてきました。

    「がんと家族の相談室」では、がん患者さんご本人だけでなく、支えるご家族も孤立せず、必要な情報や相談先につながれることを大切にしています。医療情報を伝える際には、医学的な正確性に配慮するとともに、ご家族が抱える不安や迷いにも目を向け、療養生活の中で次の一歩を考えるための情報発信を目指しています。

    監修は医療情報の正確性と表現の妥当性に関するものであり、個別の診断・治療・余命の判断を行うものではありません。ご本人の症状や治療については、担当の医師・看護師にご確認ください。

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