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困りごと別・がんの無料電話相談窓口の早見表|今日かける1本目

このテーマの総論:がんの無料電話相談はどこに?公的窓口と民間窓口の使い分け

この記事の結論

困りごとが何であっても、迷ったときの1本目は、本人も家族も無料・匿名で使えるがん相談支援センターです。夜に今すぐ話したいなら24時間のよりそいホットライン、体の急な変化は相談窓口ではなく病院や訪問看護、命に関わるなら119番。困りごとを一枚の表に当てはめると、今日かける先が決まります。

理由と根拠は、このあと本文でくわしくお伝えします。 主な出典:国立がん研究センター がん情報サービス「『がん相談支援センター』とは」/同「相談… ほか14件 参考・出典を見る 先に「次の一歩」を見る

治療のこと、お金のこと、仕事のこと、気持ちのこと。聞きたいことが多すぎると、窓口を調べるほど候補が増えて、結局どこにも電話できないまま夜が終わります。そんなときは、困りごとを種類で分けて、それぞれの「1本目」を一つだけ決めるのが近道です。

迷ったときの1本目になるのは、全国のがん診療連携拠点病院などにある、がん相談支援センターです。治療、お金、仕事、家族のことまで、がんにまつわる困りごとを本人も家族も無料・匿名で持ち込め、その窓口で扱えない話なら、次に聞く先の見当をつけてもらえます。

この記事では、困りごとを7つに分けた早見表で、今日かける1本目と、つながらないときの2本目を一枚にまとめました。番号と受付時間は、2026年10月に各窓口の公式の案内で確かめたものです。窓口ごとの受付時間や電話に出る人のくわしい説明は窓口ごとの受付時間と電話に出る人に、悩みに合う相談相手の選び方は悩みの種類ごとの相談相手の選び方に任せ、ここでは「今日どこにかけるか」だけに絞ります。

こんな状態で、このページを開いた方へ

  • 治療のこと、お金のこと、仕事のこと。聞きたいことが多すぎて、どこに何を聞けばいいのか分からない。
  • 検索するほど窓口が増えていって、結局まだどこにもかけていない。
  • やっとかけた先で「それはうちでは」と言われ、たらい回しにされるのが怖い。

がんのことを電話で相談できる無料の窓口を、困りごと別に教えてもらえますか?

困りごとが何であっても、迷ったときの1本目はがん相談支援センターです。そのうえで、今まさに体に急な変化があるときは病院や訪問看護へ、夜に今すぐ話したいときは24時間のよりそいホットラインへ、と2つの例外だけ覚えておけば、早見表で今日の1本目が決まります。

下の表は、困りごとを7つに分け、今日かける1本目と、つながらないときや時間外の2本目を並べたものです。表の中の「相談支援センター」は、がん相談支援センターを指します。「医療相談室」など、病院ごとに別の呼び名がついていることもあります。

困りごと今日かける1本目つながらない・時間外のときの2本目
今まさに体の急な変化命に関わるなら119番。それ以外は病棟・外来・訪問看護・在宅医の連絡先救急車を呼ぶか迷うなら、実施地域では#7119
治療・症状の疑問相談支援センター(医師への聞き方も相談できる)がん情報サービスサポートセンター(平日10時〜15時)
お金・制度相談支援センター、または病院の医療ソーシャルワーカー加入している健康保険の窓口、障害年金は年金事務所
仕事相談支援センター(働き方に関係なく相談できる)勤め先の人事の窓口。家族の介護で休むときも同じ
気持ち相談支援センター、または相談室の「ただ聞く」電話よりそいホットライン(24時間)、こころの健康相談統一ダイヤル
家族のこと相談支援センター(家族だけでも相談できる)介護は地域包括支援センター、お子さんのがんは小児がん拠点病院の相談支援センター
夜の不安よりそいホットライン(24時間・フリーダイヤル)相談室のLINE(翌朝いちばんに返事)か電話(自動音声で受付、翌朝9時までに折り返し)
困りごと別に、今日かける1本目と2本目を並べた早見表(2026年10月確認)

近くのがん相談支援センターは、国立がん研究センターのがん情報サービスにある「相談支援センターを探す」で探せます。本人が通っている病院のセンターでも、自宅や職場の近くのセンターでもかまいません。受付の曜日と時間はセンターごとに違うので、番号と一緒に控えておきます。

治療や体の症状のことは、どこにかければいいですか?

「今まさに起きている体の変化」か「知りたい疑問」かで分けます。息苦しさや強い痛みなど今の変化は、治療を受けている病院の連絡先か、在宅なら訪問看護や在宅医へ。治療の一般的な疑問や医師への聞き方は、がん相談支援センターが1本目です。

がん相談支援センターは、担当医に代わって治療を決める場所ではありません。そのかわり、「副作用のことを次の診察でどう聞けばいいか」「説明された治療の言葉の意味が知りたい」といった相談に向いています。最初の一言は、「外来で治療中の本人です。次の診察で何を聞けばいいか、相談したいです」で十分です。

センターにつながらないときの2本目は、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンターです。番号は0570-02-3410(ナビダイヤル)か、同じ窓口につながる03-6706-7797で、平日10時〜15時に受け付けています。相談は無料で、通話料はかけた人の負担です。

体の急な変化は、相談窓口で様子を見る話ではありません。命に関わると感じたら119番です。救急車を呼ぶか迷うときに医師・看護師・救急救命士に相談できる#7119は、実施している地域とそうでない地域があるので、住んでいる地域で使えるかを先に調べておきます。医療の質問の振り分け方は、医療の質問を電話でするときでもくわしく紹介しています。

お金や制度のことは、どこにかければいいですか?

1本目は、がん相談支援センターか、通院している病院の医療ソーシャルワーカーです。制度の名前が分からなくても、「治療費がこの先どれくらいかかるか不安」という困りごとから話し始めれば、どの制度を、どこで確かめればいいかの見当がつきます。

医療ソーシャルワーカーは、病院などで、患者さんや家族が抱える経済的・心理的・社会的な問題の解決を、社会福祉の立場から手伝う専門職です。医療ソーシャルワーカーのいる部署の名前は病院ごとに違い、すべての病院にいるわけではないので、受付で「お金のことを相談できる窓口はありますか」と聞くのが確実です。

2本目は、制度ごとに窓口が分かれます。医療費が1か月の上限を超えたときの高額療養費は、2026年8月から上限額の見直しと年間上限の新設が行われました。上限額は、治療を受けるご本人が加入している健康保険の窓口に確かめます。仕事を休んで給与が出ないときの傷病手当金も、会社員などなら加入している健康保険が窓口です。国民健康保険の加入者は、原則として傷病手当金の対象にならないため、加入先の窓口で確かめます。障害年金は、年金事務所や街角の年金相談センターで相談できます。

最初の一言は、「治療費と生活費の見通しが不安で、使える制度を知りたいです」。手元に、加入している健康保険の名前が分かるもの(資格確認書など)と、直近の医療費の領収書を置いておくと、聞かれたことにすぐ答えられます。

仕事のことは、どこにかければいいですか?

本人の仕事の相談は、働き方に関係なく、がん相談支援センターが1本目です。治療と仕事の両立を手伝う「両立支援コーディネーター」を置いている病院もあります。家族が介護のために休みたいときは、勤め先の人事の窓口で、介護休業と介護休暇を確かめるのが先です。

厚生労働省は「治療と就業の両立支援指針」を2026年4月1日から適用していて、両立支援は2026年度から事業主の努力義務になりました。職場にどこまで、どう伝えるかを決める前に、センターで「何を伝えれば、どんな配慮を頼めるか」を整理しておくと、上司との話が一度で済みやすくなります。最初の一言は、「通院しながら今の仕事を続けたいのですが、職場への伝え方を相談したいです」。

ご家族の方は、自分の働き方も困りごとの一つです。介護休業は、家族が要介護状態(2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態)にあるときの休みで、その家族1人につき、通算で93日まで、最大3回に分けて取れます。もう一つの介護休暇は、1年に5日まで(対象の家族が2人以上なら10日まで)取れ、時間単位で使うこともできます。使えるかどうかの条件は勤め先で確かめる必要があるので、人事の窓口に、「親ががんで、通院の付き添いに休みを取りたいのですが、使える制度を教えてください」と聞いてみてください。

気持ちがつらいときは、どこにかければいいですか?

日中ならがん相談支援センター、評価も助言もなしにただ聞いてほしいなら、がんと家族の相談室の「ただ聞く」電話、今夜のうちに話したいなら24時間のよりそいホットラインが1本目です。病気の説明がうまくできなくても、気持ちの相談は始められます。

よりそいホットラインは0120-279-338で、24時間対応、通話料もかかりません。番号は、福島県内からだと0120-279-226、050のIP電話からだと050-3655-0279に変わります。がん専門の窓口ではありませんが、眠れないほどのつらさを、そのまま話せます。

2本目には、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)があります。かけた場所の都道府県や政令指定都市の、こころの健康電話相談などにつながる番号で、受け付ける曜日と時間は地域ごとに違い、通話料がかかります。厚生労働省のサイト「まもろうよ こころ」には、電話のほかSNSで相談できる窓口も載っています。

最初の一言は、「病気のことで気持ちが沈んで、眠れない日が続いています」。消えてしまいたい気持ちがあるときは、迷わず今夜のうちによりそいホットラインへ。危険が差し迫っていると感じたら119番です。

家族のことで困ったときは、どこにかければいいですか?

家族の立場の相談も、1本目はがん相談支援センターです。本人がその病院に通っていなくても、家族だけで無料・匿名で使えます。介護の準備なら地域包括支援センター、お子さんのがんなら小児がん拠点病院のがん相談支援センターが2本目の候補になります。

がん情報サービスは、本人を支える家族について「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と紹介しています。本人の病状の相談だけでなく、看病しているあなたが眠れない、仕事との両立がきつい、という話も、家族の困りごととしてそのまま話してかまいません。

介護の準備は、本人が65歳以上なら、市町村が設けている地域包括支援センターが入口です。保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員などが、高齢の方と家族介護者の相談を受けています。40〜64歳の方の場合は、市区町村の介護保険の担当窓口か、地域包括支援センターが相談先になります。

お子さんががんの場合は、小児がん拠点病院のがん相談支援センターが、その病院にかかっていなくても無料で、電話でも相談を受けています。小児がん専門のソーシャルワーカーと話したいときは、公益財団法人がんの子どもを守る会にも相談できます。受付は平日の10時〜17時(年末年始を除く)で、東京の窓口は03-5825-6312、大阪の窓口は06-6263-2666です。相談料の扱いは、会に確かめてください。

夜に不安になったときは、どこにかければいいですか?

今夜のうちに人と話したいなら、24時間・フリーダイヤルのよりそいホットラインです。朝まで待てるなら、がんと家族の相談室のLINEに一言残すか、電話を自動音声で受け付けてもらえば、翌朝に担当から返事や折り返しがあります。

相談室の電話(080-4178-5017)に担当が直接出るのは平日の9時〜18時で、ほかの時間にかかってきた電話は自動音声が受け付け、翌朝9時までに担当が折り返します。LINEのほうは、夜のあいだに届いたメッセージを、翌朝いちばんに担当が読んで返事をします。どちらも、夜のうちに担当が応じるわけではないので、今夜のうちに声を聞きたいときは、よりそいホットラインを選んでください。

入院中の家族のことで、夜中に病院から連絡が来るかもしれないと言われているなら、「もしもの夜に電話する先」を昼のうちに一つ決めておくと、夜の迷いが減ります。相談室でも、その登録(無料・3分で、何かを決める必要はありません)を受け付けています。夜の窓口の仕組みは、深夜につながる電話相談でくわしく紹介しています。

困りごとがいくつも重なっているときは、どれからかければいいですか?

急ぐ順に並べます。体の急な変化がいちばん先、次に今夜の気持ち、その次に明日の日中に聞ける相談、期限や予定のある手続き、最後に先の見通しの整理です。順番が決められないときは、がん相談支援センターに「全部まとめて聞いてほしい」と伝えてかまいません。

困りごとが重なると、どれも同じくらい急ぎに見えてきます。けれど、紙に書き出して「今夜のうちに必要か」「明日の昼で間に合うか」と一つずつ問いかけると、今日かける1本は、たいてい一つに絞れます。残りは、かける日を手帳に書いておけば、忘れる心配をしなくてすみます。

  1. 1今すぐ体の急な変化。病棟・訪問看護・在宅医へ、命に関わるなら119番
  2. 2今夜眠れないほどのつらさ。よりそいホットライン(24時間)
  3. 3明日の日中治療・お金・仕事・家族の相談。がん相談支援センター
  4. 4今週のうちに制度の手続き。加入している健康保険、勤め先の人事、地域包括支援センター
  5. 5落ち着いてから先の見通しや気持ちの整理。相談室や、続けて話せる場
急ぐ度合いで並べた、電話をかける順番

たらい回しにならないために、電話で何を伝えればいいですか?

最初に「誰のことで」「何に困っていて」「今日どこまで知りたいか」の3つを伝えます。その窓口で扱えない話なら、どこに聞けばいいかを教えてもらい、2本目では1本目で言われたことを一言添えると、話が最初からやり直しになりにくくなります。

たらい回しに感じるのは、窓口を移るたびに、同じ説明を一から繰り返すときです。これを防ぐには、1本目の電話の終わりに、「次はどこに、何と言ってかければいいですか」と聞いておくことです。答えをメモに残し、2本目で「がん相談支援センターで、こちらを勧められました」と伝えれば、相手はあなたの話の続きから聞けます。

  1. 13つを伝える「父のことで、医療費が不安で、使える制度を知りたいです」
  2. 2扱える範囲を聞く「こちらでは、どこまで相談できますか」
  3. 3次の行き先を聞く「こちらで難しい話は、どこに聞けばいいですか」
  4. 4メモに残す窓口の名前・番号・言われたこと・日付
  5. 52本目で添える「がん相談支援センターで、こちらを勧められました」
1本目の電話を、2本目につなげる流れ

スマホの連絡先に、早見表の番号をあらかじめ登録しておくと、かける前に探す手間がなくなります。

  • 近くのがん相談支援センター(受付時間も一緒にメモ)
  • 本人が通う病院の病棟・外来、在宅なら訪問看護と在宅医の連絡先
  • がん情報サービスサポートセンター 0570-02-3410(または03-6706-7797)
  • よりそいホットライン 0120-279-338
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
  • がんと家族の相談室 080-4178-5017
  • 電話をかけた場所の地域の救急電話相談の番号(#7119か、地域ごとの番号)
スマホの連絡先に登録しておきたい番号

がんと家族の相談室は、この早見表のどこに入りますか?

相談室は、どの困りごとからでも話せる民間の無料窓口です。とくに「どこにかければいいか分からない」段階で、今夜の判断を一緒に整理し、公的な窓口も含めて今日の1本目を決めるところに向いています。

相談室にできるのは4つです。評価も助言もしない20分の「ただ聞く」電話。医療者の言葉を分かる言葉に置き換え、次の診察で聞く質問を3つにまとめてお送りすること。遠方の家族を呼ぶか、会社に何と言うか、お金の見通しといった、今夜の判断の整理。そして、ご希望とご同意のある分だけ、その先の相談先へ橋渡しすることです。医療機関ではないため、病名の診断も、これからの経過の予測もしていません。

2026年9月の実績(運営者集計)では、電話相談・問い合わせが1,200件あり、内訳はご本人400件、ご家族800件でした。本人からも家族からも、同じように相談を受けています。

2026年9月の相談実績
サイト訪問120,000人
相談ページ訪問18,000人
電話相談・問い合わせ1,200件
うち、ご本人からのご相談400件
うち、ご家族からのご相談800件

2026年9月実績(運営者集計:スキマグループ合同会社)

電話相談・問い合わせの件数と、本人・家族の内訳(2026年9月の実績・運営者集計)

心配ごとを4つ抱えていた息子さんは、どう1本目を決めた?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
40代・息子の立場(父が通院で治療中。実家の母は70代で足が弱い。会社員で、実家までは車で1時間)
相談のあとに変わったこと
4つの心配ごとを早見表に当てはめ、相談から1週間で3本の電話を済ませられた。父の医療費の確かめ先と、母の介護の相談先が決まった。

1. 相談のあとに変わったこと

相談のあと、彼は1週間で3本の電話をかけました。月曜の昼休みに父が通う病院のがん相談支援センターへ、医療費のことを。水曜には実家の地域の地域包括支援センターへ、母の暮らしのことを。金曜には会社の人事に、通院の付き添いで介護休暇を時間単位で取れるかを確かめました。それまで10日間、夜中に「がん 相談窓口」と検索しては、どこにもかけないまま眠っていたといいます。

2. 相談を考えた背景

父のがんが分かり、通院での治療が始まりました。実家では、足の弱い母が父の世話をしています。長男の自分が何とかしなければと思う一方で、平日は仕事があり、実家までは車で1時間。妹は遠方に住んでいて、頼れるのは週末の電話くらいでした。

3. 相談する前に困っていたこと

スマホのメモには、「父の医療費」「母の生活」「自分の休み」「父の気持ち」と、4つの心配ごとが並んでいました。一つずつ検索するたびに、窓口が5つも6つも出てくる。「どれも今すぐ必要に見えて、どれから手をつければいいのか分からなかった」。そのまま10日が過ぎていました。

4. ここを選んだ理由・決め手

相談室を選んだのは、「どこにかければいいか分からない」とだけ書いて送ってよい、とあったからでした。夜のうちにLINEで状況を一言送ると、翌朝に返事があり、フォームで昼休みの電話を申し込みました。父のことを勝手に相談していいのかという迷いもありましたが、まずは自分の困りごととして話せばいいと思えたそうです。

5. 相談で話したこと・その後

電話では、担当が名前を名乗ったあと、4つの心配ごとを一つずつ聞き、急ぐ順に並べ直しました。父の病状については何も言い切らず、医療費は父の病院のがん相談支援センター、母の生活は地域包括支援センター、自分の休みは会社の人事、と1本目を決め、それぞれの最初の一言をメモにしました。父の気持ちのことは、急がずに、父の様子を見て次に話すことにしました。「表にしてみたら、全部が今日の問題じゃなかった」。それが一番の収穫だったといいます。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • この病院のがん相談支援センター(医療相談室)は、電話でも相談できますか。家族だけでもかまいませんか。
  • 夜間や休日に体調が変わったときの連絡先を、紙に書いていただけますか。
  • 医療費や制度のことは、院内のどなたに相談すればいいですか。
  • 家族の介護のことで、地域の相談窓口を教えていただけますか。

とはいえ、早見表を手にしたあなたに伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──1本目で、全部が片づかなくていい

1本目の電話は、答えをもらうための電話というより、次に進む道を一本見つけるための電話です。かけた先で「それは別の窓口で」と言われても、行き先が一つ分かったなら、その電話は役目を果たしています。

困りごとが多いのは、それだけ多くのことを一人で背負っているからです。全部を今日のうちに片づけようとしなくてかまいません。今日は1本、明日はもう1本。電話を一つかけ終えたら、その日の自分をねぎらってください。

② 実務のこと──早見表を、家族の誰もが見られる場所に置く

早見表は、あなたのスマホの中だけでなく、家族の誰もが見られる場所にも置いておくと役に立ちます。紙に印刷して実家の冷蔵庫に貼る、家族のグループのメッセージに画像を送っておく。本人の体調が悪い日や、あなたが仕事で出られない日に、別の家族が同じ表を見て1本目にかけられます。

窓口の番号や受付時間は、変わることがあります。がん情報サービスサポートセンターのチャット相談が2026年5月に始まったように、窓口の受け方は少しずつ変わっていきます。早見表には確かめた日付を書き添え、季節が変わるころに一度、公式の案内で見直しておくと安心です。

今日できること

早見表を、今日の1本目に変える3つのこと

  1. 困りごとを7つの箱に分ける

    頭の中の心配を紙に書き出し、早見表の7つの困りごとのどれに当たるか、印をつけます。

  2. いちばん急ぐ1本を登録する

    急ぐ順のいちばん上にきた困りごとの1本目の番号と受付時間を、スマホの連絡先に登録します。

  3. かける時刻を決める

    明日の昼休みなど、かける時刻をアラームに入れます。決めきれないときは、フォームに「どこからかければいいか」とだけ書いて送ってください。

よくある質問

早見表の窓口は、本当に全部無料ですか?

相談料はかからない窓口を中心に並べていますが、通話料のかかり方は番号ごとに違います。よりそいホットラインは0120のフリーダイヤルなので、通話料も無料です。0570で始まるがん情報サービスサポートセンターは、相談は無料でも通話料がかかります。同じ0570で始まるこころの健康相談統一ダイヤルも、通話料がかかります。健康保険や年金、勤め先の窓口は、それぞれの案内で確かめてください。

近くのがん相談支援センターの番号は、どう調べればいいですか?

国立がん研究センターのがん情報サービスにある「相談支援センターを探す」で、地域や病院の名前から探せます。本人が通っている病院にあれば、そこがいちばん話が早い窓口です。病院によっては「医療相談室」などの名前になっています。

一度の電話で、困りごとを全部話してもいいですか?

かまいません。ただ、時間に決まりがある窓口もあります。がん情報サービスサポートセンターの決まりでは、相談は原則として1日1回、20分以内です。最初に「いちばん急ぐのはこれです」と一つ伝えておくと、時間が足りなくなっても大事な話から進みます。

本人の代わりに、家族がお金や仕事のことを電話で聞いてもいいですか?

家族の立場で、がん相談支援センターに相談できます。制度の仕組みや窓口を知るところまでは、家族だけで進められます。実際の申請や職場とのやりとりは本人の手続きになることが多いので、聞いたことをメモにして、本人と一緒に次の一歩を決めてください。

番号や受付時間が変わることはありますか?

あります。この記事の番号と時間は、2026年10月に各窓口の公式の案内で確かめたものです。かける前に、窓口の公式ページで最新の案内を確かめてください。

電話が苦手です。電話以外で使える入口はありますか?

平日12時〜15時なら、がん情報サービスサポートセンターのチャット相談があります。がんと家族の相談室のLINEは無料・匿名で、夜に届いたものも翌朝いちばんに読んで返事をします。気持ちのつらさなら、「まもろうよ こころ」に、SNSで相談できる窓口も載っています。

今日の1本目を、一緒に決めませんか

困っていることを箇条書きで、ご希望の時間帯と一緒にお書きください。送信ボタンを押すと、すぐに受付確認のメールが届きます。そのあと、ご希望の時間帯に担当がお電話をかけます。早見表に当てはめながら、かける順番と、それぞれの最初の一言を一緒に整理します。

  1. 入力は1分ほどお名前はニックネームで構いません。ご相談の内容は、ひとことでも大丈夫です。
  2. すぐに受付メール送信すると、受け付けたことをお知らせするメールが届きます。
  3. ご希望の時間にお電話電話番号は、折り返しのお電話にだけ使います。スタッフが名前を名乗っておかけします。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

    1ご相談の内容
    ご相談の種類任意

    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

    水が漏れている場合は、先に止水栓か元栓を閉めてください。電気設備に水がかかっている場合は、ブレーカーを落としてください。写真はLINEから送っていただくのが最短です(24時間受付)。

    対象の設備・箇所任意・複数可

    写真任意・3枚まで

    全体が分かる引きの写真、症状が分かる寄りの写真、銘板(メーカー・型式のシール)の3枚があると、機種と範囲がその場で分かります。入居者の方が写らないようにお撮りください。1枚2MBまで(JPG・PNG・GIF・WebP・PDF)。スマートフォンの写真はそのまま選べます。大きい写真は送信前に自動で縮小します。

    2施設について

    3ご連絡先

    ご希望の連絡方法任意

    連絡のつきやすい時間帯任意・複数可

    4詳しく書ける方へ任意いつから・何回目か・何か所か・何名の施設か。分かるとお見積りまでの日数が短くなります

    同じ症状は

    補助金の利用

    他社のお見積り

    他社の金額をお伺いすることはありません。相見積の場合は、各社に同じ条件をお伝えします。

    送信すると、受付番号を記した受付完了メールが自動で届きます(ご入力の内容は記載しません)。受付とご連絡は、運営会社のスキマグループ合同会社が行います。ご相談・現地の確認・お見積りまで費用はかかりません。

    お急ぎのときは、お電話で:080-4178-5017(平日9:00〜18:00は担当が直接お受けします。それ以外は自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返します)/文字で相談したいときはLINEで

    私たちは医療機関ではないため、診断・治療・余命の判断はできません。体調の急な変化は、まず主治医や病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は、迷わず119番へ。

    次の一歩

    公的な窓口と、この相談室の電話を使い分ける

    治療や制度のことは、全国のがん診療連携拠点病院などにある「がん相談支援センター」で、無料で相談できます。その病院にかかっていなくても利用できます。気持ちを話したいとき、何から聞けばよいか分からないときは、この相談室の電話やLINEもお使いください。

    電話の最初に使えるひとこと

    「何から話せばいいか分からないのですが、聞いてもらえますか。」

    1. 治療・制度・お金の相談は、がん相談支援センターへ(お近くのセンターは「がん情報サービス」で探せます)
    2. 夜や休日に話したいときは、この相談室の電話(自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返し)やLINEへ
    3. 気持ちがつらく、今すぐ誰かと話したいときは、24時間つながる電話相談も使えることを覚えておく

    手元にあると話しやすいもの

    • いちばん話したいことを一言で
    • 電話しやすい時間帯

    公的な相談先

    がん相談支援センター
    全国のがん診療連携拠点病院などにある相談窓口です。どなたでも無料で、その病院にかかっていなくても相談できます。
    よりそいホットライン
    24時間・通話料無料でつながる電話相談です。

    このサイトでできること

    体調の急な変化は、まず主治医・病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は119番へ。

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    参考・出典

    監修者 木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の
    支援に関する監修者

    木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の支援に関する監修者

    県立がんセンターでの勤務経験を経て、がん患者さんとそのご家族が直面する療養上の悩みや意思決定の葛藤に向き合ってきました。

    がんと診断されたご本人を支えるご家族には、「一日でも長く生きていてほしい」という切実な願いがあります。一方で、緩和ケアでは、痛みや苦痛を和らげること、その人らしい生活を大切にすること、ご本人の希望を尊重することなど、さまざまな視点から療養の方向性を考える必要があります。

    こうしたご家族の願いと医療・療養方針との間に生まれる葛藤を理解し、年間約200名のがん患者さんとそのご家族に関わる中で、それぞれの状況に応じた支援のあり方や、その先に進むための選択肢をともに考えてきました。

    「がんと家族の相談室」では、がん患者さんご本人だけでなく、支えるご家族も孤立せず、必要な情報や相談先につながれることを大切にしています。医療情報を伝える際には、医学的な正確性に配慮するとともに、ご家族が抱える不安や迷いにも目を向け、療養生活の中で次の一歩を考えるための情報発信を目指しています。

    監修は医療情報の正確性と表現の妥当性に関するものであり、個別の診断・治療・余命の判断を行うものではありません。ご本人の症状や治療については、担当の医師・看護師にご確認ください。

    今の気持ちを、LINEでひとこと

    「怖い」「眠れない」「先生の説明が分からなかった」。ひとことで構いません。評価も助言もせず、お返事します。

    夜に書いたLINEは、翌朝いちばんに読みます。匿名で、スタンプひとつでも。

    話してみる相談料0円
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