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がんで「あとどれくらい」と不安な時|電話で話を聞いてくれる人

このテーマの総論:がん相談窓口・相談先の一覧|本人・家族・夜で選べる公的と民間

この記事の結論

「あとどれくらい」と不安なとき、電話で話を聞いてくれる人はいます。平日の日中はがん相談支援センターやがんと家族の相談室、夜は24時間のよりそいホットライン。ご本人でも、子・親・配偶者の立場でもかけてかまいません。数字の答えではなく、その問いを抱えた今のあなたを受け止めます。

理由と根拠は、このあと本文でくわしくお伝えします。 主な出典:国立がん研究センター がん情報サービス「『がん相談支援センター』とは」/同「相談… ほか10件 参考・出典を見る 先に「次の一歩」を見る

「あと、どれくらいだろう」と不安になったとき、電話で話を聞いてくれる人がいます。平日の日中なら、全国のがん相談支援センター、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンター、そしてがんと家族の相談室。夜なら、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)。ご本人でも、親を思う子どもでも、子どもを思う親でも、配偶者でも、かけてかまいません。

電話の相手は、残りの時間を数字で言い当てることはしません。そのかわり、その問いをひとりで抱えている今のあなたを、立場ごとの事情ごと受け止めます。この記事では、本人・子・親・配偶者の4つの立場ごとに、電話で話を聞いてくれる相手と最初の一言を紹介し、電話とLINEの使い分けもお伝えします。

「あと、どれくらいだろう」と、ひとりで考えている方へ

  • 夜中に「あとどれくらい」と検索して、答えの出ない画面を見続けている。
  • 親のことでも、子どものことでも、自分のことでも、この話をできる相手が身近にいない。
  • 数字が知りたいわけじゃない。ただ、この不安を誰かに聞いてほしい。

「あと、どれくらいだろう」と不安になったとき、電話で話を聞いてくれる人はいますか?

います。公的な窓口ならがん相談支援センターやがん情報サービスサポートセンター、夜ならよりそいホットライン、そしてがんと家族の相談室が、電話で話を聞きます。ご本人でも、子・親・配偶者の立場でもかまいません。

同じ「あとどれくらい」でも、立場によって、問いの中身も、話しやすい相手も少しずつ違います。下の図は、4つの立場と、電話で話を聞いてくれる主な相手を結んだものです。

「あとどれくらい」と不安なあなた

  • ご本人がん相談支援センター、サポートセンター、相談室のただ聞く20分。夜はよりそいホットライン
  • 親ががんの子ども親の病院から遠くても使える近くのがん相談支援センター、がんと家族の相談室
  • 子どもががんの親小児がんなら小児がん拠点病院の相談支援センターやがんの子どもを守る会。大人のお子さんならがん相談支援センター
  • 配偶者がん相談支援センター、がんと家族の相談室(今夜の判断の整理も)
「あとどれくらい」と不安なとき、立場ごとに電話で話せる相手

がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院などにある窓口で、患者さんだけでなく家族も、その病院に通っていない人も、無料・匿名で使えます。主に面談か電話で相談でき、がんに詳しい看護師や、暮らし全般の相談ができるソーシャルワーカーなどが相談員を務めています。受付時間はセンターごとに違います。

「不安なだけ」で電話をしていいのか迷う方は不安なだけで電話相談をしていいのかを、余命の不安をどの窓口がどこまで扱うのかは余命の不安も相談できる窓口を、先に読んでおくと安心です。この記事では、立場ごとの相手と最初の一言に絞ります。

電話の相手は、「あとどれくらい」の答えを教えてくれるのですか?

教えてくれません。電話の相手はご本人を診ていないので、残りの時間を言い当てることはできないからです。そのかわり、数字を探してしまう今の気持ちと、その奥にある心配を一緒に受け止めます。

ネットで見かける生存率は、過去にがんと診断された大勢の人の経過をまとめた数字です。国立がん研究センターの院内がん登録の閲覧システムも、表示する生存率は「過去の期間にがんと診断された方の生存率」で、これから治療を受ける人には当てはまらない可能性があると注意書きをしています。集団の数字は、ひとりひとりの残りの時間を教えてはくれません。

だからこそ、電話で話す意味があります。「あとどれくらい」という問いの奥には、たいてい、もっと具体的な心配が隠れています。やっておきたいことに間に合うか。会っておきたい人がいる。苦しまずにいられるか。家族の暮らしはどうなるか。数字では答えの出ないこうした心配なら、電話の相手と一緒に言葉にしていけます。見通しそのものを確かめたいときは、主治医に聞く質問の形にして持っていきます。

立場奥にありがちな心配電話で話せること
ご本人やっておきたいことに間に合うか、苦しまずにいられるか怖さそのもの、主治医への聞き方、家族への伝え方
親ががんの子どもあとどれくらい一緒にいられるか、帰省や仕事のこと会いに行く頻度、きょうだいとの分担、自分の不安
子どもががんの親代わってやれない、親として何ができるか親自身の気持ち、病状を誰から聞くか、手伝い方
配偶者ふたりのこれから、子どもへの伝え方本人に言えない不安、今夜の判断、子どもへの話し方
立場ごとの「あとどれくらい」の奥にありがちな心配と、電話で話せること

ご本人として電話するとき、誰が聞いてくれて、最初に何と言えばいいですか?

平日の日中はがん相談支援センター、サポートセンター、がんと家族の相談室が、電話で話を聞きます。夜はよりそいホットラインです。最初は「治療中の本人です。先のことが怖くて、聞いてほしくて」で十分です。

ご本人の「あとどれくらい」は、家族の前でいちばん口にしにくい問いです。言えば家族を悲しませる。だから、家族の前では平気な顔をして、夜にひとりで検索してしまう。そういう方にとって、電話の向こうは、平気なふりを下ろしていい場所です。ここでは泣いていいのです。

がんの相談を受ける国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンター(0570-02-3410、または同じ窓口につながる03-6706-7797)は、平日10時〜15時の受付です。看護師や心理士など国家資格を持つ相談員が対応しますが、医学的な判断が必要な質問には答えられません。相談は無料で、通話料はかかり、原則1日1回20分以内です。がんと家族の相談室には、評価も助言もせずに聞く20分があり、ご希望があれば話した内容の記録も残しません。

苦しむことへの心配が大きいなら、緩和ケアの相談も選べます。緩和ケアは、がんと診断されたときから受けられるもので、体の痛みだけでなく、気持ちのつらさも和らげる対象にしています。

最初の一言の例です。

  • 例:「治療中の本人です。『あとどれくらいだろう』と考えてしまって、誰かに聞いてほしくて電話しました」
  • 例:「家族には言えないのですが、先のことが怖くて」

親ががんの子どもの立場なら、誰に電話して、何と言えばいいですか?

親の入院先から遠く離れていても、自宅や職場の近くのがん相談支援センターに電話できます。がんと家族の相談室も、子どもの立場からの電話を受けています。最初は「母ががんの娘です」のように、立場を添えるだけで話が進みます。

子どもの立場の「あとどれくらい」は、多くの場合、「親とあとどれくらい一緒にいられるか」という問いです。帰省を月に何回にするか、仕事をどう休むか、きょうだいとどう分担するか。数字そのものより、限られた時間をどう使えば悔いが残らないかを考えています。

この問いは、親本人にはもちろん、きょうだいにも言い出しにくいものです。口にしたとたん、親の病気が重いと認めてしまう気がするからです。がん相談支援センターは、その病院に通っていない人も無料・匿名で使えるので、親が遠くの病院に入院していても、自分の住む町のセンターで子どもとしての不安を話せます。がんと家族の相談室では、帰省のタイミングや会社への伝え方といった、今の判断を一緒に整理することもできます。子どもの立場で使える窓口と夜のつながり方は、子どもの立場で使える電話窓口にもまとめています。

最初の一言の例です。

  • 例:「県外に住む息子です。父ががんで、あとどれくらい一緒にいられるのかを考えてしまって」
  • 例:「親の前では言えないことを、話したくて電話しました」

子どもががんになった親の立場では、どこに話せばいいですか?

お子さんが小児がんなら、小児がん拠点病院のがん相談支援センターや、がんの子どもを守る会に電話で相談できます。大人になったお子さんのことなら、がん相談支援センターやがんと家族の相談室へ。親の立場の不安も、そのまま話してかまいません。

子どもががんになった親の「あとどれくらい」は、順番が逆になったことへの痛みと重なっています。代われるものなら代わりたい。そう思いながら、本人の前では親が先に泣いてはいけないと、言葉を飲み込んでいる方もいます。

お子さんがすでに大人で家庭を持っている場合は、通院の付き添いや医師の説明は、お子さんの配偶者が中心になっていることもあります。親は少し外側から見守る形になり、病状を誰に聞けばいいのかも分からないまま、夜にひとりで検索を重ねてしまう。そうした親の不安も、がん相談支援センターやがんと家族の相談室で、相談の中身として受け止めます。

お子さんが小児がんの治療を受けているときは、小児がん拠点病院(2023年4月現在15か所)のがん相談支援センターが、その病院にかかっていなくても、無料で電話相談を受けています。小児がん専門のソーシャルワーカーに話を聞いてもらいたいときは、公益財団法人がんの子どもを守る会の電話相談もあります(東京は03-5825-6312、大阪は06-6263-2666。平日10時〜17時、年末年始を除く)。お子さんの体の症状で休日や夜間に迷うときは、まず治療を受けている病院から伝えられている連絡先へ。#8000の子ども医療電話相談も、住んでいる都道府県の窓口につながります(時間は都道府県ごと)。親が電話で相談できる先と話し始めの言葉は、子どものがんで親が電話相談できる先でも紹介しています。

最初の一言の例です。

  • 例:「30代の息子ががんで治療中の母です。息子にも、息子の妻にも聞けないことを話したくて」
  • 例:「小学生の娘が入院している父親です。夜になると先のことばかり考えてしまいます」

配偶者の「あとどれくらい」を一人で抱えているときは、誰に話せばいいですか?

がん相談支援センターやがんと家族の相談室に、配偶者の立場で電話できます。いちばん近くにいるからこそ本人に言えない不安を、「夫が治療中の妻です。本人の前では言えなくて」と切り出してください。

配偶者の「あとどれくらい」は、ふたりで重ねてきた時間と、これからの暮らしの両方にかかっています。毎日いちばん近くで支えているのに、いちばん本人に言えないのがこの不安です。口にすれば、相手を傷つけてしまう気がするからです。国立がん研究センターのがん情報サービスは、本人を気づかって気持ちを我慢しがちな家族について、「ご家族は、『第二の患者』ともいわれます」と紹介しています。

子どもがいる家庭では、子どもにどう伝えるかも重なります。がん情報サービスは、病気について子どもと話すかどうかに正解はなく、周りの大人が方針をそろえておくことを勧めています。伝えるときは、子どものせいではないこと、うつらないことを、発達に合った言葉で伝えるよう紹介しています。

がんと家族の相談室では、今夜は病院に泊まるか、遠方の親族を呼ぶか、会社にどう伝えるかといった、配偶者がひとりで背負いがちな判断も、一緒に整理します。

最初の一言の例です。

  • 例:「妻ががんで治療中の夫です。妻の前では言えない不安があって、聞いてほしいです」
  • 例:「夫の病気のことを、子どもにどう話せばいいかも決められずにいます」

電話とLINEは、どう使い分ければいいですか?

声で受け止めてほしいとき、今すぐ人とつながりたいときは電話、声を出せない夜や、まだ言葉にならないときはLINEが向いています。どちらから始めても、あとで切り替えられます。

がんと家族の相談室の電話(080-4178-5017)は、平日9:00〜18:00なら担当が名前を名乗って直接出ます。それ以外の時間は自動音声が受け付け、翌朝9時までに担当がかけ直します。LINEは無料で、名前を出さずに使え、夜に届いたものは翌朝いちばんに読んで返事をします。話す時間を決めておきたいときは、フォームでご希望の時間帯を送れば、受付確認のメールがすぐに届き、その時間に担当がお電話します。

電話が向くとき

  • 今すぐ人の声を聞きたい
  • 泣きながらでも、声で受け止めてほしい
  • 話しながら、考えを整理したい

LINEが向くとき

  • 夜で、声を出せない
  • まだ言葉にならず、一言だけ置きたい
  • 返事は朝でいいから、確かに誰かに読んでほしい
電話が向くときと、LINEが向くとき

立場によっても、向き不向きがあります。家族と暮らすご本人なら、夜はLINEに一言置き、昼に電話で続きを話す使い方ができます。仕事をしている子どもの立場なら、昼休みに電話するか、フォームで昼の時間帯を指定する方法が現実的です。文字を打つより声で話したい親の世代の方は、平日の日中に直接お電話ください。病室で付き添う配偶者は、声を出せない夜にLINE、廊下や車の中で声を出せるときに電話、と分けることもできます。

ひとりで悩んでいるのは、自分だけですか?

ひとりではありません。2026年9月の実績(運営者集計)では、がんと家族の相談室への電話相談・問い合わせは1,200件で、ご本人から400件、ご家族から800件でした。中身はさまざまでも、ひとりで抱えきれずに連絡してくる人がいます。

「あとどれくらい」と考えてしまうことを、冷たいことだと感じる方がいます。けれど、その問いは、大切な時間を無駄にしたくない、準備をしておきたい、という気持ちから生まれるものです。誰にも言えないまま抱えていると、自分だけがこんなことを考えているように思えてきますが、そうではありません。

2026年9月の相談実績
サイト訪問120,000人
相談ページ訪問18,000人
電話相談・問い合わせ1,200件
うち、ご本人からのご相談400件
うち、ご家族からのご相談800件

2026年9月実績(運営者集計:スキマグループ合同会社)

2026年9月の実績(運営者集計):がんと家族の相談室に届いた相談の件数

ご本人の方は、家族に心配をかけたくない気持ちから、ご家族の方は、本人のほうがつらいのだからという遠慮から、この問いを飲み込みがちです。立場は違っても、飲み込んでいるものの重さは変わりません。電話の向こうでは、どちらの立場の重さも、そのまま置いていってかまいません。

息子の病気を遠くから見守っていた母は、どう話せるようになった?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
70代・母の立場(40代の息子が通院で治療中。付き添いは息子の妻が中心で、自分は電車で1時間の町にひとりで暮らす)
相談のあとに変わったこと
毎晩の「あとどれくらい」の検索が、週に1、2回に減った。息子の妻に病状ではなく「私にできることはある?」と聞けるようになり、週末に作り置きのおかずを届ける役ができた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から3週間。彼女は毎週土曜日の朝、作り置きのおかずを3品、電車で息子の家に届けています。息子の妻に「私にできることはある?」と尋ねたところ、「週末のごはんが本当に助かります」と言われたのがきっかけでした。毎晩寝る前に「がん 40代 あとどれくらい」と検索していた習慣は、週に1、2回に減ったといいます。「病状を聞き出すより、役に立てることを聞くほうが、ずっと楽だった」。

2. 相談を考えた背景

40代の息子が治療を始めて4か月。通院の付き添いも医師の説明を聞くのも、息子の妻が中心に担っていました。彼女は少し離れた町にひとりで暮らし、息子からの電話の「大丈夫だよ」だけが頼りでした。

3. 相談する前に困っていたこと

夜になると「あとどれくらい」と検索しては、出てくる数字や体験談を読み、眠れなくなりました。息子に聞けば心配をかける。息子の妻に聞けば、詮索しているように思われる。友人には、子どもの病気のことを話す気になれませんでした。親が先に泣いてはいけない、とも思っていたそうです。

4. ここを選んだ理由・決め手

相談室を選んだのは、平日の昼間なら担当が直接電話に出ると書かれていたからでした。LINEは使い慣れておらず、文字を打つより声で話したかったといいます。平日の午前10時すぎにかけると、担当が名前を名乗って出ました。最初の一言は「息子ががんの、母親です」。「名乗っただけで、もう涙が出てきた」。

5. 相談で話したこと・その後

担当は息子の病状の見通しには一切触れず、彼女が話し終えるまで聞きました。そのうえで、親の立場でもがん相談支援センターに無料で、名前を言わずに相談できることを伝えました。病状を誰から聞くかは、息子本人の気持ちが先だということを一緒に確かめ、息子の妻には病状ではなく、手伝えることを尋ねてみると決めました。「余計なことをして嫌がられたら」とためらい、息子の妻に電話をかけるまでに2日かかったそうです。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

医療者に聞く質問例

  • (ご本人)今の状態を、数字ではなく、これから起こりやすい変化の言葉で教えていただけますか。
  • (ご本人)見通しの話を聞くとき、家族に同席してもらってもいいですか。
  • (ご家族)本人の前では聞きにくいことを、家族として相談できる時間はありますか。
  • (ご家族)離れて暮らす家族にも、説明の内容を共有する方法はありますか。
  • (親の立場)子どもの治療のことで、親として相談できる窓口はこの病院にありますか。

とはいえ、「あとどれくらい」と考えてしまうあなたに伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──その問いを抱えた夜を、責めなくていい

夜中に「あとどれくらい」と検索してしまう自分を、冷たい、縁起でもない、と責める必要はありません。その問いは、大切な人や大切な時間を思う気持ちの裏返しです。答えを知りたい夜もあれば、知りたくない夜もあるでしょう。知る権利があるのと同じように、聞かないでおく選択もあなたのものです。どちらに揺れても、その揺れごと誰かに話していいのです。

② 実務のこと──家族の一人ひとりが、自分の「聞いてくれる人」を持つ

家族のがんでは、不安がひとりのところに集まりがちです。本人の不安を配偶者が受け止め、配偶者の不安を子どもが受け止め、子どもの不安は誰にも行き場がない。そうならないように、家族の一人ひとりが、自分の話を聞いてくれる先を別々に持っておくと、誰かが倒れるまで抱え込むことを防げます。本人はがん相談支援センターや緩和ケアの担当者、配偶者や子どもや親はそれぞれ、がん相談支援センターやがんと家族の相談室、というように。見通しそのものは、検査の結果を聞く日や治療が変わるときなど、節目ごとに主治医から聞く場を作り、そこで聞いたことを家族で同じ言葉のまま共有しておくと、ひとりだけが数字を背負う形になりにくくなります。

今日できること

「あとどれくらい」をひとりで抱えないために、今日できる3つのこと

  1. 自分の立場を一文にする

    「父ががんの娘です」「治療中の本人です」のように、誰の、どんな立場かを一文で書いておきます。

  2. 話す先を一つ選ぶ

    この記事の図から、自分の立場に合う相手を一つ選び、番号をスマホに登録します。夜ならよりそいホットラインか相談室のLINEです。

  3. 最初の一言を添える

    立場の一文のあとに「先のことが怖くて、聞いてほしくて」と続けて、メモの1行目に置いておきます。

よくある質問

本人に内緒で、家族が「あとどれくらい」の不安を相談してもいいですか?

かまいません。がん相談支援センターは匿名で利用でき、相談した人の同意なく、話した内容が担当医などほかの人に伝わることはありません。がんと家族の相談室のLINEは名前を出さずに使え、フォームのお名前もニックネームでかまいません。

親の病院が遠くて、その病院の相談窓口には行けません。

がん相談支援センターは、その病院に通っていない人も無料で使えます。自宅や職場の近くのセンターに電話して、子どもの立場の不安を話してかまいません。近くのセンターは、がん情報サービスの「相談支援センターを探す」で選べます。

子どもが入院していて、夜になると不安でたまりません。

親自身の気持ちのつらさは、24時間・無料で受け付けているよりそいホットライン(0120-279-338)でも話せます。混み合ってつながりにくいこともあります。お子さんの体の変化は、治療を受けている病院から伝えられている連絡先へ。救急車を呼ぶか迷うときは地域によって#7119、子どもの症状については#8000も使えます。命に関わると感じたら119番です。

何度も同じ「あとどれくらい」の話をしても、いいのでしょうか?

いいのです。不安は一度話したら消えるものではなく、検査の前後や夜に、何度も戻ってきます。そのたびに話していただいてかまいません。同じ話を繰り返すうちに、自分が本当に怖がっていることの形が見えてくることもあります。

がんと家族の相談室の電話には、どんな人が出ますか?

平日9:00〜18:00は、相談室の担当が名前を名乗って出ます(それ以外の時間は自動音声で受け付け、翌朝9時までに担当がかけ直します)。医療機関ではないので、診断や見通しの予測はしません。評価も助言もせずに聞く20分、先生の言葉の一般的な意味をお伝えして次の診察で聞く質問を3つにまとめること、今夜の判断の整理、ご希望とご同意がある分だけの相談先へのおつなぎ、の4つでお手伝いします。

夜中に「消えてしまいたい」と思ってしまったら?

ひとりで朝を待たずに、よりそいホットライン(0120-279-338)へ電話してください。つながりにくいときは、少し間をおいて、もう一度かけてみてください。身の危険が迫っているときは119番です。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた地域の公的な相談につながりますが、受付の時間は地域ごとに違い、通話料がかかります。

「あとどれくらい」と考えてしまう夜の話から、聞かせてください

立場をひとこと(「本人です」「母ががんの娘です」など)と、折り返しのお電話番号を書いて送ってください。受付確認のメールは送ってすぐに届き、お電話はご希望の時間帯に担当からかけます。数字の話はせずに、今のあなたの話から聞かせてください。

  1. 入力は1分ほどお名前はニックネームで構いません。ご相談の内容は、ひとことでも大丈夫です。
  2. すぐに受付メール送信すると、受け付けたことをお知らせするメールが届きます。
  3. ご希望の時間にお電話電話番号は、折り返しのお電話にだけ使います。スタッフが名前を名乗っておかけします。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

    1ご相談の内容
    ご相談の種類任意

    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

    水が漏れている場合は、先に止水栓か元栓を閉めてください。電気設備に水がかかっている場合は、ブレーカーを落としてください。写真はLINEから送っていただくのが最短です(24時間受付)。

    対象の設備・箇所任意・複数可

    写真任意・3枚まで

    全体が分かる引きの写真、症状が分かる寄りの写真、銘板(メーカー・型式のシール)の3枚があると、機種と範囲がその場で分かります。入居者の方が写らないようにお撮りください。1枚2MBまで(JPG・PNG・GIF・WebP・PDF)。スマートフォンの写真はそのまま選べます。大きい写真は送信前に自動で縮小します。

    2施設について

    3ご連絡先

    ご希望の連絡方法任意

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    4詳しく書ける方へ任意いつから・何回目か・何か所か・何名の施設か。分かるとお見積りまでの日数が短くなります

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    他社のお見積り

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    送信すると、受付番号を記した受付完了メールが自動で届きます(ご入力の内容は記載しません)。受付とご連絡は、運営会社のスキマグループ合同会社が行います。ご相談・現地の確認・お見積りまで費用はかかりません。

    お急ぎのときは、お電話で:080-4178-5017(平日9:00〜18:00は担当が直接お受けします。それ以外は自動音声で受け付け、翌朝9時までに折り返します)/文字で相談したいときはLINEで

    私たちは医療機関ではないため、診断・治療・余命の判断はできません。体調の急な変化は、まず主治医や病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は、迷わず119番へ。

    次の一歩

    相談先は、「何を相談したいか」で選ぶ

    治療のことは主治医や病棟の看護師へ。制度や暮らし、仕事のことは、がん相談支援センター(無料・どなたでも利用できます)へ。気持ちを話したいとき、何から相談すればよいか分からないときは、この相談室の電話・LINE・フォームへ。どこか一か所に連絡すれば、次の相談先を一緒に探せます。

    相談の最初に使えるひとこと

    「何を相談すればよいか分からないのですが、話を聞いてもらえますか。」

    1. 相談したいことを「治療」「制度・お金」「気持ち」に分けてみる
    2. 「治療」は主治医へ、「制度・お金」はがん相談支援センターへ、「気持ち」は話せる相手へ、と入口を決める
    3. 夜間や休日は、この相談室の自動音声の受付やLINEにひとこと残しておく

    手元にあると話しやすいもの

    • 相談したいことを「治療」「制度・お金」「気持ち」に分けたメモ
    • 連絡しやすい時間帯

    公的な相談先

    がん相談支援センター
    全国のがん診療連携拠点病院などにある相談窓口です。どなたでも無料で、その病院にかかっていなくても相談できます。
    自治体のこころの相談窓口
    精神保健福祉センターや保健所などで、気持ちのつらさを相談できます。

    このサイトでできること

    体調の急な変化は、まず主治医・病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は119番へ。

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    参考・出典

    監修者 木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の
    支援に関する監修者

    木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の支援に関する監修者

    県立がんセンターでの勤務経験を経て、がん患者さんとそのご家族が直面する療養上の悩みや意思決定の葛藤に向き合ってきました。

    がんと診断されたご本人を支えるご家族には、「一日でも長く生きていてほしい」という切実な願いがあります。一方で、緩和ケアでは、痛みや苦痛を和らげること、その人らしい生活を大切にすること、ご本人の希望を尊重することなど、さまざまな視点から療養の方向性を考える必要があります。

    こうしたご家族の願いと医療・療養方針との間に生まれる葛藤を理解し、年間約200名のがん患者さんとそのご家族に関わる中で、それぞれの状況に応じた支援のあり方や、その先に進むための選択肢をともに考えてきました。

    「がんと家族の相談室」では、がん患者さんご本人だけでなく、支えるご家族も孤立せず、必要な情報や相談先につながれることを大切にしています。医療情報を伝える際には、医学的な正確性に配慮するとともに、ご家族が抱える不安や迷いにも目を向け、療養生活の中で次の一歩を考えるための情報発信を目指しています。

    監修は医療情報の正確性と表現の妥当性に関するものであり、個別の診断・治療・余命の判断を行うものではありません。ご本人の症状や治療については、担当の医師・看護師にご確認ください。

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