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がんのことを誰かに話せる場所|電話・オンライン・対面で探す

このテーマの総論:がん相談窓口・相談先の一覧|本人・家族・夜で選べる公的と民間

この記事の結論

がんのことを話せる場所は、電話、文字(LINEやチャット)、対面(病院の相談窓口や患者サロン、患者会)、オンラインの集まりの4つの形で探せます。声を聞きたい日、書くほうが楽な日、同じ経験の人に会いたい日。その日の体調と気分で形を選び、いくつかを使い分けてかまいません。

理由と根拠は、このあと本文でくわしくお伝えします。 主な出典:国立がん研究センター がん情報サービス「『がん相談支援センター』とは」/同「相談… ほか5件 参考・出典を見る 先に「次の一歩」を見る

がんのことを話せる場所は、話し方の「形」から探すと見つけやすくなります。声で話す電話、文字で送るLINEやチャット、顔を合わせる病院の相談窓口や患者サロン、患者会、そして自宅からつながるオンラインの集まり。どれが正解ということはなく、同じ人でも、日によって合う形は変わります。

この記事では、4つの形それぞれについて、向いている日と向かない日、主な場所、初めて使うときの気をつけどころを整理し、今日の体調と気分で形を選ぶための分かれ道も載せました。誰に話すかという相手の選び方は話せる相手と最初の一言で、助言より聞いてもらいたいときの場所の種類はアドバイスより聞いてもらえる場所で扱っています。夜中に「話せる場所」を探している自分を、どうか責めないでください。誰かとつながっていたいと思うのは、自分を支えようとする自然な心の動きです。

誰かと話せる場所を探して、このページを開いた方へ

  • 同じ病気の人と話したい日もあれば、誰でもいいから、ただ聞いてほしい日もある。
  • 声を出す元気がない夜と、誰かの声が無性に聞きたい夜がある。
  • 自分に合う「話せる場所」を、一度まとめて知っておきたい。どこかには、いつもつながっていたい。

がんのことを誰かと話せる場所を探しています。電話やオンライン、対面でどんな選択肢がありますか?

電話、文字(LINEやチャット)、対面(病院の相談窓口・患者サロン・患者会)、オンラインの集まりの4つの形があります。声、文字、表情、画面と、伝わり方がそれぞれ違うので、向いている日も違います。

話せる場所を「どこにあるか」だけで探すと、候補が多すぎて選べなくなりがちです。先に「今日はどんな形なら話せそうか」を決めると、場所は自然に2つか3つに絞れます。下の表は、4つの形を、向いている日と向かない日で並べたものです。

形向いている日向かない日主な場所
電話声を聞きたい、今日のうちに話したい声を出す元気がない、家族がそばにいるがん相談支援センター、こころの相談電話、民間の窓口
文字(LINE・チャット)書くほうが楽、夜に気持ちを置いておきたい今すぐ返事がほしいサポートセンターのチャット、SNSの相談窓口、民間のLINE
対面表情を見て話したい、同じ経験の人に会いたい体調が不安定、外出がつらいがん相談支援センターの面談、患者サロン、患者会
オンラインの集まり家から出られないが、人の気配がほしい自分のことを詳しく話したくない患者会などが開く集まり
話せる場所の4つの形と、向いている日・向かない日

同じ「誰かに話したい」でも、聞いてほしいのが専門の相談員なのか、同じ経験をした人なのかで、選ぶ場所は変わります。病気や暮らしの困りごとを1対1で相談したいなら、専門の窓口。「自分だけじゃない」と感じたいなら、患者サロンや患者会、オンラインの集まり。表の形と、この2つの軸を組み合わせて考えてみてください。

電話で話すのが向いているのは、どんな日?

誰かの声を聞いて安心したい日、今日のうちに言葉にしてしまいたい日です。相づちや間が伝わるので、まとまらない話でも相手が拾ってくれます。反対に、声を出す元気がない日や、家族がそばにいて話しにくい日には向きません。

電話のよさは、言いよどんだ沈黙まで相手に届くことです。検査の結果を聞いた帰りの車の中、エンジンをかける前に誰かと話したくなったとき。文字を打つより、声に出すほうが早く気持ちがほどけることがあります。

公的な電話には、全国のがん診療連携拠点病院などにあるがん相談支援センター(主に面談か電話、無料・匿名)と、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンター(0570-02-3410のナビダイヤル、または同じ窓口の03-6706-7797。平日10時〜15時、相談は無料で通話料がかかり、原則1日1回20分以内)があります。気持ちのつらさが中心なら、24時間・無料のよりそいホットライン(0120-279-338)や、かけた地域の公的な相談機関につながるこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556。時間は地域ごとに異なり、通話料がかかります)も使えます。

混み合う時間帯にはつながりにくい窓口もあります。1回で諦めずに時間をずらすか、その日はチャットや別の窓口に切り替えてください。つながらなかったのは、話す価値がないという意味ではありません。

電話を選ぶ日に気をつけたいのは、話す場所です。家族に聞かれたくない話なら、散歩の途中や車の中など、声が届かない場所を先に確保してからかけると、途中で言葉を飲み込まずにすみます。

文字で送るのが向いているのは、どんな日?

声に出すと泣いてしまいそうな日、家族が隣の部屋にいる夜、言葉を選びながら少しずつ書きたい日です。送ったあとに読み返せるのも文字のよさです。一方で、返事に時間がかかる窓口もあり、今すぐのやりとりがほしい日には物足りなく感じることがあります。

文字で話すと、頭の中で渦巻いていたものが、画面の上で一度止まります。書いているうちに、自分が何に怖がっていたのかが見えてくることもあります。うまく書けなくても、短い一行で十分です。

文字の窓口は、返事の来かたで2つに分かれます。ひとつは、受付時間内にその場でやりとりできる形で、がん情報サービスサポートセンターは2026年5月から、平日12時〜15時にチャットでの相談を受けています。厚生労働省のサイト「まもろうよ こころ」には、SNSで相談できる窓口がまとめられていて、受付時間はそれぞれの窓口の案内で確かめられます。もうひとつは、送っておいて返事を待つ形です。がんと家族の相談室のLINEは無料で、名乗らずに使え、夜に届いたものは翌朝いちばんに担当が読んで返事をします。言葉が出てこない夜は、スタンプひとつでも届きます。

助けになること

  • 声を出さずに、家族のいる家の中でも送れる
  • 書きながら、自分の気持ちを整理できる
  • 届いた返事を、あとから何度も読み返せる

もどかしくなりやすいこと

  • 返事が来るまでに時間がかかる窓口がある
  • 冗談や迷いのニュアンスが伝わりにくい
  • 長く書くほど、疲れてしまうことがある
文字で話すときに、助けになることと、もどかしくなりやすいこと

患者サロンや患者会など、対面の場が向いているのはどんなとき?

同じ病気や治療を経験した人の表情を見ながら話したいとき、「自分だけではない」と肌で感じたいときです。体調に波がある時期や、人の経験談で不安がふくらみやすいときは、無理に出かけなくてかまいません。

対面の場には、大きく2つの種類があります。ひとつは、がん相談支援センターでの面談のように、専門の相談員と1対1で話す場。もうひとつは、病院の中で開かれる患者サロンや、病気の種類や地域、世代ごとの患者会のように、同じ立場の人どうしが集まる場です。がん相談支援センターの面談をどう申し込むかは、センターごとの案内で確かめられます。

患者サロンは、病院によって開かれる曜日も雰囲気も違います。探すときは、通院先の掲示板を見るか、がん相談支援センターで「患者さんどうしで話せる場はありますか」と尋ねるのが近道です。初めて参加する日は、話さずに聞くだけでも大丈夫です。お茶を飲みながら誰かの話にうなずいて帰ってくる、それだけで十分な一回目です。出入り口に近い席を選んでおくと、疲れが出たときに途中で抜けやすく、気持ちに余裕が生まれます。

気をつけたいのは、そこで聞いた経験は、その人の経過だということです。治療の選び方や見通しは、人によって大きく違います。誰かの話で胸がざわついたら、その話をメモして、次の診察で主治医に「自分の場合はどうですか」と確かめてください。

オンラインの集まりは、どんな人に向いている?

家から出るのがつらい時期の人、近くに集まりがない地域に住んでいる人、まずは雰囲気だけ知りたい人に向いています。参加する前に、運営している団体がはっきりしているか、特定の治療や商品を勧めていないかを確かめます。

画面越しの集まりは、治療の副作用で外出できない週でも、パジャマのままでも参加できるのが強みです。誰かの話を聞いているだけで、ひとりきりではないと感じられる日もあります。一方で、画面の向こうに誰がいるのかは、対面の場より見えにくくなります。

  • 運営している団体の名前と連絡先が書かれているか
  • 参加にお金がかかるか、かかるなら事前に分かるか
  • 録画や記録をするか、その扱いが書かれているか
  • 表示名やカメラをどうするか、自分で選べるか
  • 特定の治療法や商品を勧める場になっていないか
  • 途中で抜けたいときに、気兼ねなく抜けられるか
オンラインの集まりに参加する前に確かめたいこと

参加するときは、病院名や住んでいる町の名前など、自分だと分かる話は控えめにしておくと安心です。初めての回は、表示名を下の名前やニックネームにし、マイクを切った状態で入ると、場の雰囲気を落ち着いて見られます。画面を切ったあとに気持ちが沈んだら、その日はそれ以上ほかの集まりを探さず、休んでください。合わないと感じた集まりからは、離れてかまいません。

形ごとに、最初の一言はどう言えばいい?

電話なら立場と「聞いてほしい」という目的を、文字なら今の状態と返事がほしい時間を、対面やオンラインなら「聞くだけでもいいか」を先に伝えます。形によって、最初に言っておくと楽になることが少しずつ違います。

最初の一言は、話の中身ではなく、話し方の「お願い」です。ここが決まっていると、相手はあなたに合わせて受け止め方を選べます。そのまま使える例を、形ごとに挙げておきます。

電話で話すとき

「がんの治療中の本人です。相談というより、少し話を聞いてほしくてかけました」。電話を受ける人は、最初の数秒で状況をつかもうとします。立場と目的を先に言っておくと、そのあとで言葉に詰まっても、相手が待ってくれます。

文字で送るとき

「こんばんは。治療中の本人です。眠れなくて書いています。返事は朝でかまいません」。返事がほしい時間を添えておくと、送ったあとに画面を何度も確かめる落ち着かなさが減ります。

対面の場に行くとき

「初めて来ました。今日は聞くだけでもいいですか」。患者サロンや患者会では、初めての人に話を向けてくれることがあります。先に一言伝えておけば、話したくない日は聞き役のままでいられます。

オンラインの集まりに入るとき

「初参加です。今日は聞くだけで参加します」。チャット欄に一行書いておけば、カメラを切っていても、主催する人にあなたの事情が伝わります。

今日の自分には、どの形が合う?

体調に急な変化がないかを確かめたうえで、「声を出せそうか」「今日のうちに話したいか」「同じ経験の人がいいか」の3つを自分に聞くと、今日の形が決まります。

朝起きたときの体のだるさ、気持ちの重さ、時間の余裕。その日の自分の状態は、毎日違って当然です。下の分かれ道を、上から順にたどってみてください。

  1. Q1体の具合に急な変化(息苦しさ、強い痛みなど)が起きていますか

    はい話せる場所ではなく、主治医や病棟へ。命に関わると感じたら119番

    いいえ次の質問へ進む

  2. Q2今日は、声を出して話せそうですか

    はい電話へ。家族に聞かれない場所を先に確保する

    いいえ文字へ。LINEやチャットに短い一行を送る

  3. Q3専門の相談員より、同じ経験をした人と話したい気分ですか

    はい患者サロンや患者会、オンラインの集まりの日程を調べる

    いいえがん相談支援センターや民間の窓口で、1対1で話す

今日の話し方の形を選ぶ分かれ道

場面に当てはめてみます。抗がん剤の治療の翌日で起き上がるのもつらい朝なら、布団の中からLINEに一行送るだけで、今日の「話す」は果たせています。通院の日で、診察のあとに少し時間があるなら、その足で院内のがん相談支援センターに寄って面談を頼めるか聞いてみる。月に一度、体調のいい週末には、患者サロンやオンラインの集まりに顔を出してみる。そんなふうに、形は日ごとに入れ替えてかまいません。

話せる場所をいくつか持っておくと、何が違う?

体調や気力が落ちた日にも、その日に使える形が残ります。声が出ない日は文字、外に出られない日はオンライン、元気な日は対面と、形を分けて持っておけば、「今日はどこにも話せない」という日を減らせます。

話せる場所を1つの形だけで持っていると、その形が使えない日に行き場がなくなります。電話しか知らなければ、声の出ない日は誰とも話せません。対面の集まりだけなら、副作用の強い週は通えません。治療中の体調は、波のように上下します。その波のどの位置にいても使える形を、1つずつ持っておくイメージです。

  1. 1起き上がるのもつらい日布団の中から、LINEやチャットに一行だけ送る
  2. 2声は出せる日電話で、相づちのある会話をする
  3. 3家にいたいが人の気配がほしい日オンラインの集まりに、聞くだけで参加する
  4. 4外に出られる日患者サロンや面談で、顔を見て話す
体調と気力の段階ごとに、使いやすい話し方の形

形を変えるたびに、一から説明し直すのは疲れるものです。どの形でも使える「3行の自己紹介」をスマホのメモに作っておくと、電話でも文字でも集まりでも、同じ言葉から始められます。たとえば「50代の本人です」「通院で治療を続けています」「今日は話を聞いてほしいです」。3行目だけを、その日の気分に合わせて書き換えれば足ります。

話せる場所を探しているのは、あなただけではありません。2026年9月の実績(運営者集計)では、がんと家族の相談室の相談ページを訪れた人が18,000人いました。同じように画面を見つめている人が、ほかにもたくさんいます。

日によって話したい形が違ったご本人は、どう場所を選んだ?

説明のための例(実在の方の体験談ではありません)

どなたの例か
50代・本人(通院で治療中。体調に波があり、夫と2人暮らし。子どもは独立して県外)
相談のあとに変わったこと
その日の体調で「声・文字・対面」を選ぶようになった。治療が始まって2か月、誰にも気持ちを話せずにいた状態から、1か月で3つの形の話せる場所を持てた。

1. 相談のあとに変わったこと

相談から1か月で、彼女の話せる場所は3つになりました。副作用で起き上がれない朝は、布団の中からLINEに一行。体調のいい通院日には、診察のあとに院内のがん相談支援センターに寄って20分ほど話す。そして、月に一度開かれる病院の患者サロンにも、初めて足を運びました。その日はほとんど話さずにお茶を飲んで帰ってきましたが、帰りの電車で「同じ帽子をかぶっている人がいた」と夫にメッセージを送ったそうです。「今日はどの形にする?と自分に聞くのが、朝の習慣になった」と彼女は話します。

2. 相談を考えた背景

治療が始まってから2か月、彼女は誰にも気持ちを話していませんでした。夫には心配をかけたくない。友人に話すと、励ましの言葉が返ってきて、かえって疲れてしまう。それでも、ひとりで抱えるには重すぎると感じていました。

3. 相談する前に困っていたこと

夜中に「癌 誰かに話せる場所」と検索すると、電話の窓口、患者会、SNSの集まりと、いろいろな形が出てきました。けれど、どれが自分に合うのか分かりません。同じ病気の人と話したい日もあれば、誰でもいいから聞いてほしい日もある。その日によって気分が違うことを、わがままだと思っていたといいます。

4. ここを選んだ理由・決め手

相談室を選んだのは、LINEなら夜中でも名乗らずに送れて、翌朝いちばんに読んでもらえると書かれていたからです。電話の窓口は平日の昼が中心で、副作用の強い日には声を出す気力がありませんでした。「声が出ない日でも、届く場所がほしかった」。最初に送ったのは、「話せる場所を探しています。でも、何を話したいのか分かりません」という2行でした。

5. 相談で話したこと・その後

LINEに返事が届いた朝、彼女はフォームから話せる時間帯を申し込みました。翌日の電話で、担当は病状の見通しには触れず、彼女の話を20分ほど聞きました。話すうちに、彼女は「同じ経験の人と話したい日」と「ただ聞いてほしい日」が交互に来ていることに気づきます。担当は、通院先のがん相談支援センターで患者さんどうしの集まりを尋ねられることを伝えました。最初のサロンに行く前の晩は不安で眠れず、行くのをやめようかとLINEに書いたそうです。翌朝の返事を読み、「聞くだけでいい」と決めて出かけました。

※よくある状況を組み合わせて作った例です。登場する方は実在しません。相談の進み方は、状況によって異なります。

病院の医療者や相談員に聞く質問例

  • この病院に、患者さんどうしが話せる患者サロンのような場はありますか。
  • 同じ病気の人の患者会を探すには、どこで聞けばいいですか。
  • がん相談支援センターで、面談で話を聞いてもらうことはできますか。予約は必要ですか。
  • 体調が悪い時期でも参加しやすい集まりの情報はありますか。
  • 気持ちのつらさが続くとき、この病院で相談できる人はいますか。

とはいえ、話せる場所を探すあなたに伝えたい2つのこと

① 気持ちのこと──日によって話したい形が変わるのは、わがままではない

同じ病気の人と話したい日もあれば、誰でもいいから聞いてほしい日もある。そう揺れるのは気まぐれではなく、体調も気持ちも日々変わる中で、あなたがその日に合う支えを探しているからです。昨日は電話で話せたのに、今日は一行も書けない。それも自然なことで、書けない日は、休んでいる日です。家族の前では平気な顔をしている人も、名前を知られない電話の向こうや、同じ経験の人の輪の中では、泣いてかまいません。気持ちの落ち込みが強く、食事や眠りに響く日が続くときは、主治医やがん相談支援センター、こころの相談窓口に、そのことを伝えてください。緩和ケアは、がんと診断されたときから始まるもので、気持ちのつらさも和らげる対象に含まれます。

② 実務のこと──元気な日に、話せる場所の一覧を1枚にしておく

話せる場所が必要になるのは、たいてい元気のない日です。その日に一から調べるのは、思っている以上に骨が折れます。だから、体調のいい日に、使えそうな場所を1枚の紙かスマホのメモにまとめておきます。書いておくのは、場所の名前、形(電話・文字・対面・オンライン)、受付の曜日と時間、予約がいるかどうか。患者サロンや集まりの日程は、治療の予定表と並べて、副作用の出やすい日を避けて印をつけておくと、無理なく足を運べます。家族のひとりに「話せる場所をいくつか使っている」とだけ伝えておけば、電話で席を外すときにも説明がいりません。

今日できること

話せる場所を持つために、今夜から明日のうちにできる3つのこと

  1. 今日の形に丸をつける

    声・文字・対面・オンラインのうち、今の体調で無理のないものに1つだけ丸をつけます。

  2. その形の場所を1つ調べる

    患者サロンなら通院先の掲示やがん相談支援センターで、オンラインの集まりなら運営団体の案内で、日時と参加のしかたを確かめます。

  3. 最初の一言を用意する

    「話を聞いてほしいだけです」「初めてなので、聞くだけでもいいですか」など、最初に言う一言をメモしておきます。

よくある質問

患者サロンや患者会には、どうやって参加すればいいですか?

通院先の病院の掲示板や案内を見るか、がん相談支援センターで尋ねてみてください。病院が場所を用意している集まりもあれば、患者さん自身が世話役になって続けている会もあります。予約がいるか、見学だけでもよいかは集まりごとに違うので、参加の前に確かめておくと安心です。

相談したいことが特になくても、話せる場所を使っていいですか?

かまいません。話すこと自体が目的でも、話せる場所は使えます。がんと家族の相談室の「ただ聞く20分」は、評価も助言もせずにお話を聞く時間で、ご希望があれば記録も残しません。

オンラインの集まりに、顔や名前を出さずに参加できますか?

集まりによって違います。表示名を自由に決められる場もあれば、カメラを切って聞くだけで参加できる場もあります。案内に書かれていなければ、参加の前に運営する団体に問い合わせてみてください。

同じ病気の人の話を聞いて、かえって不安になったらどうすればいいですか?

人の経験は、その人の経過です。治療の進み方や見通しは人によって大きく違います。不安になった話はメモに残し、次の診察で主治医に「自分の場合はどうですか」と確かめてください。しばらく集まりから離れて、1対1で話せる窓口に切り替えるのもひとつの方法です。

夜中に話したくなったら、どこにつながれますか?

声で話したい夜は、よりそいホットラインが24時間・無料で受け付けています。混み合ってつながりにくいこともあります。がん専門の窓口ではありませんが、眠れない、怖いといった気持ちを話せます。朝の返事でよければ、がんと家族の相談室のLINEに一行残しておく方法もあります。息苦しさや強い痛みなど体の急な変化は、話せる場所ではなく主治医や病棟へ。命に関わると感じたら、迷わず119番です。

家族と一緒に参加できる場所はありますか?

がん相談支援センターは、患者さんだけでなく家族も利用できます。家族だけで相談することもできますし、一緒に話を聞いてもらいたいときは、申し込むときにそう伝えて、どんな形で受けてもらえるか尋ねてみてください。患者サロンや患者会に家族も参加できるかは、集まりごとに違います。案内を確かめるか、主催する人に尋ねてみてください。

電話も文字も、うまく話せる気がしません。

うまく話す必要はありません。「何を話したいのか分かりません」の一言から始めて大丈夫です。LINEなら、言葉にならない日はスタンプひとつでも届きます。話しながら、言いたいことが少しずつ形になっていきます。

今日のあなたに合う形で、話してみませんか

話したいことが決まっていなくても大丈夫です。ご希望の時間帯と折り返しのお電話番号を書いて送ってください。受付確認のメールは送信の直後に届き、担当からの電話は、選んでいただいた時間帯にかかってきます。声で話すのがつらくなったら、LINEに切り替えてもかまいません。

  1. 入力は1分ほどお名前はニックネームで構いません。ご相談の内容は、ひとことでも大丈夫です。
  2. すぐに受付メール送信すると、受け付けたことをお知らせするメールが届きます。
  3. ご希望の時間にお電話電話番号は、折り返しのお電話にだけ使います。スタッフが名前を名乗っておかけします。

    必須は4項目(お困りの内容・施設名・お名前・メールアドレス)です。分かる範囲でご記入ください。写真があると、状況の確認が早くなります。

    1. 1営業日以内にご連絡(お急ぎの場合は当日中)

    2. 現地の確認は無料です(所要30分〜2時間)

    3. お見積りの後にお断りいただいても構いません

    1ご相談の内容
    ご相談の種類任意

    今まさに設備が止まっている・水が漏れているときは、いちばん上を選んでください。すぐにできることを表示します。

    水が漏れている場合は、先に止水栓か元栓を閉めてください。電気設備に水がかかっている場合は、ブレーカーを落としてください。写真はLINEから送っていただくのが最短です(24時間受付)。

    対象の設備・箇所任意・複数可

    写真任意・3枚まで

    全体が分かる引きの写真、症状が分かる寄りの写真、銘板(メーカー・型式のシール)の3枚があると、機種と範囲がその場で分かります。入居者の方が写らないようにお撮りください。1枚2MBまで(JPG・PNG・GIF・WebP・PDF)。スマートフォンの写真はそのまま選べます。大きい写真は送信前に自動で縮小します。

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    4詳しく書ける方へ任意いつから・何回目か・何か所か・何名の施設か。分かるとお見積りまでの日数が短くなります

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    私たちは医療機関ではないため、診断・治療・余命の判断はできません。体調の急な変化は、まず主治医や病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は、迷わず119番へ。

    次の一歩

    相談先は、「何を相談したいか」で選ぶ

    治療のことは主治医や病棟の看護師へ。制度や暮らし、仕事のことは、がん相談支援センター(無料・どなたでも利用できます)へ。気持ちを話したいとき、何から相談すればよいか分からないときは、この相談室の電話・LINE・フォームへ。どこか一か所に連絡すれば、次の相談先を一緒に探せます。

    相談の最初に使えるひとこと

    「何を相談すればよいか分からないのですが、話を聞いてもらえますか。」

    1. 相談したいことを「治療」「制度・お金」「気持ち」に分けてみる
    2. 「治療」は主治医へ、「制度・お金」はがん相談支援センターへ、「気持ち」は話せる相手へ、と入口を決める
    3. 夜間や休日は、この相談室の自動音声の受付やLINEにひとこと残しておく

    手元にあると話しやすいもの

    • 相談したいことを「治療」「制度・お金」「気持ち」に分けたメモ
    • 連絡しやすい時間帯

    公的な相談先

    がん相談支援センター
    全国のがん診療連携拠点病院などにある相談窓口です。どなたでも無料で、その病院にかかっていなくても相談できます。
    自治体のこころの相談窓口
    精神保健福祉センターや保健所などで、気持ちのつらさを相談できます。

    このサイトでできること

    体調の急な変化は、まず主治医・病棟・訪問看護へ。命に関わる緊急時は119番へ。

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    参考・出典

    監修者 木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の
    支援に関する監修者

    木内 由香

    緩和ケア・がん患者と家族の支援に関する監修者

    県立がんセンターでの勤務経験を経て、がん患者さんとそのご家族が直面する療養上の悩みや意思決定の葛藤に向き合ってきました。

    がんと診断されたご本人を支えるご家族には、「一日でも長く生きていてほしい」という切実な願いがあります。一方で、緩和ケアでは、痛みや苦痛を和らげること、その人らしい生活を大切にすること、ご本人の希望を尊重することなど、さまざまな視点から療養の方向性を考える必要があります。

    こうしたご家族の願いと医療・療養方針との間に生まれる葛藤を理解し、年間約200名のがん患者さんとそのご家族に関わる中で、それぞれの状況に応じた支援のあり方や、その先に進むための選択肢をともに考えてきました。

    「がんと家族の相談室」では、がん患者さんご本人だけでなく、支えるご家族も孤立せず、必要な情報や相談先につながれることを大切にしています。医療情報を伝える際には、医学的な正確性に配慮するとともに、ご家族が抱える不安や迷いにも目を向け、療養生活の中で次の一歩を考えるための情報発信を目指しています。

    監修は医療情報の正確性と表現の妥当性に関するものであり、個別の診断・治療・余命の判断を行うものではありません。ご本人の症状や治療については、担当の医師・看護師にご確認ください。

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